JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

宮指路岳(大岩谷~イワクラ尾根)その1

2009-03-21 20:35:00 | 
 快晴に恵まれた3連休の中日、一度目の挑戦がみごとに返り討ちにされた大岩谷からイワクラ尾根へのルートに挑んできました。
 いつもと違い昨日の夜から山歩きの準備を整え、新調した登山靴を玄関に並べて少し力が入りすぎのようです。
 朝も早めに起き出し一路小岐須渓谷へ。ところが~、なんとキャンプ場から先が通行止めではありませんか。先日の大雨で崖が崩落し工事中との事。仕方なくここに車を止め登山口まで25分のロスタイムでした。



 見慣れた林道の終点から谷川を渡渉し山道に突入していきます。山歩きのリズムを掴むまではスローペースに抑えようとするのですが、リベンジの気持ちがついつい足早を誘ってしまいます。体力があるわけでもなく息を切らしては思い直しつつ自分のペースを掴んでいきました。



 暫く植林地を歩いたあと再び谷筋に下り谷川を渡渉したところでルートの誤りに気づきました。それを教えてくれたのは幻の「白滝」です。間違えたおかげで素晴らしい滝を見ることができました。

[落差40mだそうです]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「宮指路岳(大岩谷~イワクラ尾根)その2」

2009-03-21 13:25:00 | 
 コースミスのため来た道を引き返し本来の登山道へ、白滝の水音を下に聞きながら進むと明るい河原に降り立ちテープの賑やかな谷の出会いが現れます。前回のトライでは谷道を進みイワクラ尾根に立つことができなかったので今回は尾根道に入ります。急登が続きますが尾根は明るく通り過ぎる風も心地よいものです。最後はあっけなくイワクラ尾根に上がってしまい、鎌ヶ岳と雲母峰を確認して尾根に立ったことに気づいたくらいでした。

 右に進めば仏岩を経て入道ヶ岳へ続くルートですが、今日の目的は県境尾根の縦走なので左手に進みます。この尾根は結構な起伏があり景色も良くってかなり楽しめるコースです。県境尾根との分岐でちょうど良い時間になったので昼食としました。

[県境尾根とイワクラ尾根分岐]


 ここから県境尾根の縦走が開始されました。歩きやすく明るい尾根歩きが続き、左後
方に大岩越しに入道ヶ岳、919mのピークを過ぎ、右前方に電波塔を頂く高円山を望みながらさらに進むと進行方向に宮指路岳が現れます。鞍部の小岐須峠から最後の急坂を登り終えると馬乗り岩のある広場に出ます。

[馬乗り岩]


 2組の先客が休憩していたので、少し離れたところで景色を楽しんでいるとそのうち1組が出発したものの帰路に迷っているようでした。地図を広げて首をひねりながら脇道を行ったりきたり。どうもここが宮指路岳山頂と勘違いしていたようです。声を掛けると恐縮されつつ山頂に向かわれました。

 小休止の後、宮指路岳山頂を踏みヤケギ谷コース下り途中の岩場で「御在所、鎌、入道、仙、野登」の山容をゆっくり楽しんだあと無事に登山口の林道へ降り立ちました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌ヶ岳 ~ 鎌尾根 ~ 水沢岳(その2)

2009-03-08 16:54:00 | 
 鎌ヶ岳の右手を回り込みながら息を切らしていると頭上を中型の鷹が滑空していきます。名前は分かりませんが翼の肩の部分が盛り上がった尾羽の長い個体でした。暖かくなったので冬眠開けの小動物でも探していたのでしょう。そうこうしているうちに一気に鎌ヶ岳(1161m)の頂上に到着です。朝のどんよりした空気も入れ変わったおかげで眺望はすばらしいの一言です。北から西には雄大な御在所岳とそれに連なる雨乞岳をはじめとする近江の山々、南には入道ヶ岳、水沢岳、仙ヶ岳、南鈴鹿の山々をはじめ布引山地から伊賀の山並みまで見て取れました。

[鎌ヶ岳からの御在所岳]


 景色をおかずに追加の腹ごしらえをしていたら時は既に午後2時になっていました。ここからピストンすれば約2時間で駐車場へ戻ることができます。ところが・・たった今見てしまった水沢岳に向かって連なる鎌尾根のアップダウンに魅せられてしまったうえ、体力に相談したら「何とかなる!」というではありませんか。あとは時間が許せばということですが、ルート図を見ると水沢峠まで2時間余り、峠から駐車場まで1時間余りとあります。つまり5時半頃には車に戻れ、万一遅れても明るいうちに林道までは到達できる計算です。単独行動のうえ初めてのルートを時間に余裕をもたずに決行する無鉄砲さは若い頃そのままです。
 岳峠を過ぎ最初の難関が左に切れ落ちた鎖場です。ステンレス製の鎖がアンカーでしっかり固定されていました。



 難関はさらに続きます。みちなりに行くと岩が現れその先の道がすっぽりと切れ落ちていました。3m弱の高さでしょうが、足場が無く申し訳程度のトラロープがぶら下がっています。巻き道は無いかとあたりを探し回るものの見つけられません。仕方なく備え付けてくれた方には申し訳ないと思いつつもトラロープの結びを再確認してからロープに体重を預け、脆い岩場に靴のかかとで足場をさぐりつつ下り終えました。足場が薄いところを見ると先達たちはターザンのように・・・ですか。



 鎌尾根最後のガレ場を慎重に登りきり水沢岳で小休止、難関突破に時間を使ったためわずかの滞在で先を急ぐこととしました。ここから水沢峠までは急坂の下りになります。峠は何か寂しげな雰囲気なので水分補給だけ済まして三重県側へ下りました。峠からは谷道、渡渉、植林道、炭焼釜の跡など生活臭のするバラエティーに富んだルートでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌ヶ岳 ~ 鎌尾根 ~ 水沢岳(その1)

2009-03-08 16:43:00 | 
 休日に仕事が入ったり雪が降ったりでなかなか山へ向かう機会に恵まれず、気づくともう3月に入ってしまっていました。昨日の天気予報では曇りで午後から回復基調とのこと。長期離脱のため体力にいささか不安があるので山歩きにトライできても2時間程度のピストンで済ますつもりでした。
 子供たちからプレゼントされた新しいリュックに食料etcを詰め込み家を出たのが10時30分過ぎとかなりなスローペースとなってしまいました。まずは近場の宮妻峡へ向かい林道の終点まで車を進めます。以前はもう少し先まで車でいけたはずなのに、鎌ヶ岳のカズラ谷コース登山口付近に頑丈なゲートが取り付けられバイクもすり抜けられないほどの厳戒さです。
 家を出るときは体力と時間を考え水沢峠からイワクラ尾根の出合いまでの往復程度と思っていたけど、ずっと手前にできたゲートのおかげで鎌尾根の岳峠までの往復に予定変更。身支度をして登山口に取り付いたのは既に11時15分になっていました。

 沢の水音を聞きながら飛び石を渡ってまた渡り返していくとそのうち道は沢から離れ山腹道になっていきます。はじめは暗い林の中を進み、明るさを取り戻したころ左後方に入道ヶ岳、左前方に鎌尾根が現れます。ここから雲母峰からの尾根道へは間もなくで合流です。



 どんよりしていた空も見事に晴れ渡り日の当たる場所は暑いくらいの山日和となっていました。どこか見晴らしの良いところで昼食をと考えながら進みますがなかなかよい場所場見つかりません。結局、岳峠手前のピークで遅めの昼食となりました。いつも思うのですが、くたくたの時はあまり食欲が湧かないものですね。やっとのことでおにぎり1個とソーセージ1本をお茶で流し込み岳峠を目指しました。
 昼食場所から直線ルートを見渡すと雪が道を覆っています。雪対策を全くしていないのでやむなく左手の急坂を登り県境尾根から回ることとしました。ところが県境尾根の出合いから眺める鎌ヶ岳の荒々しさと雄大さに吸い寄せられ、当初の目標点である岳峠はもはや通過点でしかなくなってしまうのでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする