JN2IFL's ブログ

日常の出来事をゆっくりのんびりと。

金毘羅宮から道後温泉 完

2007-09-24 18:12:10 | 旅行
 二日目の宿泊は共済組合が運営する宿にしました。昔は保養所のようなところが多かったですが、最近は洒落た外装に露天風呂も備え旅館並みの設備が整っています。
 今回は少し贅沢に、特別室(スイート)を予約しました。洋室と和室が繋がったつくりで、桧風呂と専用の庭が付属しています。各部屋の名前には「坊ちゃん」に登場する人物名が当てられており、この特別室はまさしく「坊ちゃん」の名がつけられていました。

 風呂をすませ食事処へ向かい一番奥の間仕切りに通され、これまた少し贅沢な「マドンナ会席」をいただきました。中でも蟹と蓮のしんじょう、伊予牛の陶板焼き、お代わり自由の蛸飯は絶品でした。
 また、板場の女の子がお盆の穴に入れた指が抜けなくなったらしく、消防のレスキュー隊がサイレンを鳴らして駆けつけるハプニングもあって話題に事欠かない夕餉でした。

〔情緒ある路面電車〕


 翌日は余裕をもてるように特に予定も入れず帰路に着きました。ただ、しまなみ海道は娘に運転させようと考え、四国最後のSAで運転を代わり尾道までハンドルをまかせました。少しだけでも想い出に残ったでしょうか?
 島から島へ渡る美しい橋の下は多くの船が行きかい、潮の流れが河のように見えるところや、鏡のように静かなところがあったりして素人目にも絶好の漁場だろうと思われました

〔四国側から〕


 尾道からの高速道路は全て息子に運転をまかせてまたまた楽チンドライブとなりました。昼食は子供たちの「明石焼きがたべたい!」の意見を尊重して三木SAまでおあずけです。目的の三木SAに着いた途端、目に飛び込んできたのは「伊勢名物赤福」のたくさんののぼりでした。最近はこんなところまで配送してるんだ~と感心しながら売り場をのぞくと料金も全く同じです。はたして輸送料はどうしているのでしょう。
 念願の明石焼きは中がとろとろで、だし汁の塩梅もよくかなりうまかったです。でも一個の大きさが倍ほど違う不揃いさには気をつけたほうがいいですよ。

 昼食を済ませ山陽道から中国道、名神を使って帰宅したのは17:30頃で予定通りの完結でした。
 今回の総走行距離 1053Km。 良くぞがんばったリッター乗用車!!
 完。



金毘羅宮から道後温泉 その3

2007-09-23 17:59:54 | 旅行
 旅2日目の最初は大歩危峡をめざしました。琴平町を後にしてひたすら南下し高知方面へ向かうこととなります。四国は思いのほか山がちで徳島県との県境付近には山の中腹にたくさんの集落があり、今でこそ自動車の通れる道路が整備されているのでしょうが、それまではどんな生活環境だったのでしょう?
 峠を下り込んでいくと吉野川が見え、近くに徳島道が走る旧池田町に入っていきます。高校野球で有名になった池田高校のある町です。川の本流沿いに国道をひた走り小歩危峡を越えて大歩危峡から観光遊覧船に乗り込みました。両岸の岩肌の亀裂が下流方向に向かっている場所が大歩危で小歩危ではそれが上流に向かっているとのことです。
 利根川の坂東太郎、筑後川の筑紫次郎と並び四国三郎と称される吉野川は水量が豊富で瀞場では平常時でも数mの深さがあるそうです。



 次に向かったのは「祖谷(いや)のかずら橋」です。吉野川を渡り急坂を越えてたどりついたところは、それこそ蔦やかずらで組んだ両側の綱に棒が15cm間隔で渡された粗末なつり橋でした。橋の下は丸見えののうえ揺れ方も半端ではなくちょっとした遊園地のアトラクションのようで、Ⅹは娘に支えられやっとのことで渡り終えていました。後ろの皆さん渋滞の原因はうちのⅩですスンマセン。
 近くの道の駅で鮎を焼いていたので思わずぱくついてしまいました。





 予定時間を少しオーバーしつつ徳島道に戻り次の目的地の道後温泉へ向かいました。高速道路とはいっても片側1車線の部分が多く時間を取り戻すことはできず、昼食はSAで取ることとなってしまいましたが、飽食状態の一家はほんのスナック程度で十分満足のようです。
 松山に入り宿に車を置いてから道後温泉街の散策に出かけました。温泉街らしく観光客があふれ活気が感じられます。道後温泉に来たからには「道後温泉本館」に入らなくては話にならないとばかりに400円を投じて立ち寄り湯を楽しみました。浴室は年代を感じ、湯船は中腰でないとおぼれてしまうほど深くお湯は熱めでしたが十分に温泉気分を堪能させていただきました。この「道後温泉本館」は「千と千尋の神隠し」のモデルになったらしく、そう言われれば外観のみならず値段によって入れる風呂が違うことはまさしくアニメの舞台にそっくりです。



〔風呂上りにはもちろんこれ〕


 みやげ物を買い込み温泉街のはずれにある「坊っちゃんカラクリ時計」の動きを見物してから宿に戻りました。マドンナや赤シャツ、たぬきなど小説に登場する人形が出てきて結構愉快でした。



続く。

金毘羅宮から道後温泉 その2

2007-09-22 16:12:31 | 旅行
 さぬきうどん3杯で満腹になったところで腹ごなしに金毘羅宮へお参りしました。車を宿の駐車場に預け、温泉街と門前町の雰囲気が混在する通りを進み、参道口から両脇にお店が並ぶ785段の石段に挑戦します。お店には貸し出しの杖が備えられ申し出れば自由に使うことができます。でも、「帰りには何か買ってて~。」の意味があるのでしょうね。
 運動不足の親を尻目に2ndたちはどんどん登っていきます。こちらは少し上っては休みを繰り返し、やっとのこと本殿までたどり着いたところ、2ndたちはここから583段もある奥社を目差して行ってしまいまったので、幸いにも戻るまでの間はもってこいの休養になりました。
 こんぴらさんは船の神様で、無線家でもある堀江謙一さんのソーラーパワーヨット「モルツマーメイド号」が展示されていました。よくリサイクルのアルミ缶で太平洋の荒波を無事乗り越えたものです。

〔ご本殿〕


〔奥社〕


 2ndたちが戻り石段を下りかけたら、おや、上りよりきついぞ。休憩しすぎて筋肉が硬くなってしまったようで、暫くはぎこちない動きになってしまいました。
 お約束どおり、杖を借りたお店で地ビールとみやげを買って宿まで戻り温泉に浸って疲れを癒しました。

〔自分へのみやげ〕


 風呂から上がってお待ちかねのごちそうです。とは言ってもうどん3杯のおかげで実はおなかが空いていないのです。食堂(結婚式の披露宴会場)へ行きテーブルに案内されてびっくり、こんなに食べ切れるのかと思うほどの器が並び、そのうえ温かい料理が次々と運ばれてきました。テーブルのスペースがなくなってしまい、料理を他の器に寄せてやっと置けるほどでした。極めつけは最後の「うどん」です。ビールをしこたま飲んだ自分は残念ながらキャンセルしましたが、他の3人がほぼ完食したのには驚きでした。
 この四国最大規模のホテルは料理は満点、風呂は及第点、部屋は広かったけど水周りがビジネスホテル並みでいまいちでした。

続く。

金毘羅宮から道後温泉 その1

2007-09-22 15:08:04 | 旅行
 家族そろっての旅行もそろそろ最後かなと思い、四国の瀬戸内海側を回ってきました。
 朝7時に自宅を出て栗東ICまでは娘の運転と息子のナビゲーションにまかせ楽チンドライブのスタートです。栗東インターからは子供たちが入れ替わり、名神を快適に進んでいきます。
 当初は名神、中国道、山陽道を経て淡路島経由で四国に入る予定でしたが、「中国道17km渋滞」の情報を得て急遽阪神高速を通ることとしました。中国道への分岐点である吹田JCを通過したところでこの先は休憩ポイントが少ないため吹田SAで最初の休憩としました。息子は早々と目についた「くしから揚げ」をゲットです。

〔から揚げ300円 でかすぎ!〕


 阪神高速に入ってすぐに「この先渋滞」との表示が・・・。料金所のおじさんに尋ねると、「自然渋滞です。」の答えが返ってきました。中国道が渋滞すれば同じ方向に向かう道路が混むのは当然ですね。やっとのこと渋滞を抜け明石海峡大橋に入った途端、車の数は激減し思わず連絡橋道路会社の経営状況を心配してしまいました。淡路島を過ぎ大鳴門橋へ入るとまさか渦潮を見ようとしているのか前車のスピードが落ち、左車線の路肩ぎりぎりを走っていきます。つい自分たちも試してみましたが、路肩の幅が広く欄干もあって下の海面すら見られない状況でした。

〔路肩走行中〕


 鳴門から高松道を通り善通寺ICから最初の目的地「うどん店」へ向かいます。事前にめどをつけていた店の前まで行くと、道路まであふれる長蛇の列で仕方なく次の候補店へ。ここはすんなり入ることができ、暖かい「うどん小」と冷たい「ぶっかけ小」を2つずつ注文しました。ぶっかけにはレモンが添えられていてさっぱりとしてもちもちとした食感が良かったです。暖かい方も出汁が効いていてこれで一杯120円は学食でも食べられない値段ですね。



 さらにうどん屋巡りは続き、「でぶや」で放映されたお店へ行ってみるとまたまたお客さんの列が伸びていて、すでに「完売」の札が出ていました。仕方なく、おみやげ店で持ち帰りうどんとして名高い店に行くと幸いにも空席があり「うどん小」を注文。当方はこのへんで十分に満腹なのですが、娘の「3杯は食べないと!」の旅行前からの呪文に惑わされ次のお店へ。
 最後に入ったところはセルフスタイルのお店で、麺の熱さと出汁の熱さを選ぶことができ、トッピングも自分で取って最後に会計するものでした。麺のコシはどの店もしっかりとしていてさすがに本場さぬきうどんの地だと感じたのと、「小」は麺1玉の意味で決して少ない量ではないことが判明しました。さすがにもう食えね~!!



続く。

国道425号線

2007-09-17 21:44:52 | ツーリング
 朝からの思いつきツーリングです。尾鷲から台高山地を抜けるルートR425を走ってきました。もちろんDSC11ではなくオールマイティーのディグリーです。
 出発は10時前とそんなに早くはありませんが、R42~R425~R169~名阪であともう少しで17時頃には帰着できる予定でした。

〔祝!ぞろ目〕


 松阪市街をショートカットし、R42をひたすら南下し尾鷲市に入りました。尾鷲の町並が見えてすぐの信号を右折すると、今回の目的R425に入ります。

〔案の定です。〕


 看板の注意事項を肝に銘じ、スローペースで進んでいきます。道路は予想していたより整備され、1.5車線の完全舗装が続いていました。クチスボダムの湖畔を進み、又口川沿いを登っていきます。
 前日までの雨のためか道沿いの山側からたくさんの滝が現れ、水量の多いものは道路上を流れていました。特にカーブに冠水部分が多いので慎重な運転が必要で、圧巻は、明かりひとつ無いトンネルの中が10cmほど冠水していたことです。
 こんな酷道ではありますが、道路のすぐ下の水量の多い渓流の流れはとてもダイナミックで、深い緑に濾過された水はどこまでも透明です。こんなマイナスイオン満点の森林浴は心身のリフレッシュにもってこいではないでしょうか。

〔無名の滝〕


 途中、前方に落差の大きな滝を見つけました。近くまで行き道端にバイクを止め、滝壺に向かって登っていきましたが、滝のしぶきがあまりにも強く残念ながらたどり着くことはできませんでした。もう少し交通の便さえ良ければ間違いなく名所となるような立派な滝でした。

〔ダム湖に落ち込む滝〕


 このあたりはいたる所に立派な滝があります。これは坂本ダムに落ち込む滝ですが、実はこの滝のはるか上方に遠方からしか望めない美瀑が認められました。

〔池原ダム堰堤〕


 ここからはR169に入りダム湖畔の高速コーナーを北上して、針ICから名阪に乗り帰路についたのですが、自宅まであと20kmほどのところでマシントラブルによりリタイヤとなりました。

ここまでの走行距離 300km。