雨が続いたため暫く乗っていなかったディグリーを引っ張り出してみると、ハンドル周りにはくもの巣が張りメーターやバックミラーには砂ぼこりが積もっていました。
きれいにしてやらねばと思いつつ、洗車は後回しにしてメンテを兼ねたプチ林道ツーリングに出発することとしました。
エンジンは数回のセルで鼓動を始め、動力伝達・ブレーキ系統も異常なし。ひとまず給油とばかりにスタンドへ向かいますがコーナーで流れるような感触が・・・。
給油を終え念のためにエアー補給することとし、エアースタンドの目盛をディグリーの規定値1.5Kg/cm2に合わせバルブを押し当てると「チン、チン、チン・・・・」とかなりの補給量です。よっぽどエアーが薄かったみたいです。
今日の行き先は無線の移動運用で通いなれた近場の野登山(851.8m)とし、山道までの舗装路を快適に流していきます。伸びの良いエンジンと振動の少い安定感というディグリーのオンロード性能の高さには何度乗っても驚かされます。
登り口からは速度を落として慎重に。夏草が伸び放題で路面に覆いかぶさっているところもあり、対向車には十分注意が必要です。今回は旧電波塔へは直進せず、左へ折れて国見の広場をめざします。途中、新電波塔へ立ち寄ると、すぐ脇に野登山山頂へ通じる登山道を発見。迷わず歩き出しほんの1~2分で山頂に到着しました。
何度もこの山へは来ているけど山頂三角点を踏んだのはこれが初めてです。山頂は展望も効かず、アブの襲撃にいたたまれなくなったので退散することに。帰路もアブの追撃をくらって散々です。
気を取り直して目的地の国見の広場へ移動し、伊勢平野と伊勢湾の展望を楽しみながら一服していると耳元にまたまたアブの羽音が飛び込んできました。音のするほうを振り向くとアブはディグリーが気になるらしく、エンジンとタイヤにとまって何やら探っています。どうやら熱と黒い色がアブを呼び寄せているようです。
暫く景色を楽しんだ後、アブの隙を見計らって無事に帰宅となりました。