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日曜日に焚き火会をしました。
「野田知佑さんを偲ぶ会」として行いました。20年以上カヤックやアウトドアに興味を持っている人は、野田さんの本を読んでるのですが、若い人たちは読んだことない人が多いことが判明しました。
僕がカヌーを始めた頃は、パドラーの100%が野田さんが入り口で、強烈な影響力を持っていました。青年は野田さんに感化されて荒野を目指したものです。
僕が東南アジアの川下りを頻繁にしていた頃野田さんに会いました。「なぜユーコン川なのですか?」と問うと、「川が自由だからだ」と。管理されていない空間で、キャンプも焚き火も自由。釣りもできる。「そんな川はアジアにいくらでもありますよ」と言うと。「暑いのは苦手、そして言葉が通じない」と。「でもいつの日か、通訳を2人乗りのカヌーの前に乗せて、ゆっくりアジアの川を下ってみたいものだな」、と言っていました。
野田さんは先に川を渡ってしまいました。いつかは誰もがこの川を渡るのですが、それまで精一杯漕いで行きたい。そして、野田さん、今までありがとう。
人がやっていないことに挑むのが好きです。
道場六三郎