5月の温かい日でした。早朝に岐阜の孵卵場からヒヨコがやってきました。数日前にモナも迎え、賑やかな我が家。11羽のメス、2羽のオスをひだまり鶏舎に残し、残りは嫁入り(欲しい人に分ける)して行ったんです。
メスは卵目的、オスは鶏肉をとる目的で、オスをどの時期のどう扱うかは課題でした。スーパーマーケットの鶏肉は生後3ヶ月のものを潰したものですが、3ヶ月ってまだヒナですよ。この子たちの生後3ヶ月だと肉がついてなくて体も小さすぎ。とても食用でなかった。成鶏になるのは5ヶ月、メスは卵を産み、オスはコケコッコーと鳴き始める。これが目安。
10月17日(木)、朝4:30、その瞬間が突然やってきました。鶏舎から「コケコッコー」の鳴き声。初めて聞くその鳴き声は、死刑宣告でもあるというのは服部文祥さん。飼い始めて5ヶ月と3日、ついにその日がやってきました。2羽の雄鶏を潰します。
刻々変化する海ではガイドブックは役に立たない
新谷暁生