日もしっかり登り、三浦半島、そしてさらに向こうには房総半島が見えます。やや霞があり、細かい建物や構造物は確認できなかったけど、山や岬、そしてその位置関係はわかる。
須走コースの(富士登山道は4か所ありそのうちの一つ)起点となる山小屋、大陽館。私の釣りの先生、T師匠が学生時代にバイトしていた山小屋。もうこの時期、全ての山小屋は閉まっている。だから食べ物飲み物、そして排泄に至るまで全て自力、全て持ち帰り。
そして大陽館の座右の名、それは「泣きなさい、笑いなさい」です。厳冬期にここを行き来し、ここに泊まるアルピニスト達に向けたメッセージなのです。
僕は大陽館が大好きで、初めて泊まった山小屋がここだったし、人生初ご来光を拝んだのもここでした。今回の富士登山はここまで。下山を開始します。
山の面白いところな何が起こるかわからないところ。養老孟司