ラジオタイランドへの旅はここ、アヌサワリー(戦勝記念碑)からスタートしました。タイ人の心の拠り所、混沌の欧州列強のアジア植民地化時代、タイの領地を侵食略奪するフランス軍に対抗し、軍と市民義勇軍が決死の戦いを挑み多くの犠牲を出しながらそれを食い止めた、その犠牲者たち五百数十名を祀ったのがアヌサワリー(戦勝記念塔)です。
今年の1月から、タイのことを知りたい、タイ語の能力衰退を食い止めたいと言う思いから、ラジオタイランド(国際短波放送9385kHz)を聴き始めました。22:00-22:15でタイの最新ニュースを小島秀美さんパソナリティーで届けてくれます。タイの今を知ることができ、番組終わりに10−20年前のヒット曲をかけてくれるのが嬉しい。22:15-22:30はtalk to Thai、タイ語簡単だよ、話してみようよと言うコンセプトの英語番組。パオ、ピー、シャエー、ルケー、4人のうち2名で、テーマに沿った会話。生活や日常に沿った内容で、食事、仕事、遊び、文化や歴史と話題は幅広い。新しいボキャブラリーや言い回しが聞けたり、何より生のタイ語に触れるまたとない機会。また番組が始まった時間からX(旧Twitter)では、受信状態や番組内容の報告が連打のように上がっていくのです。僕もここの末席に入れてもらい、先輩からいろいろ教わりました。タイ語を独学してる強者もいて、リスペクト。
海外短波放送(局)は海外でどのように自分達の放送が受信されているか、電波状態はどうなのか、手紙で「受信報告書」を書き送ること、放送局や送信所(送信アンテナ)を見に行き写真に収める楽しみがあることを知りました。
親子二人でバンコクに旅行に行く予定があったので、それではラジオタイランドをもっと知る、何か交流ができないかと考えました。そこで事務所訪問を思いつきました。そしてアプローチの始点、アヌサワリーに立つのでした。
よく職業を選べ、選択の行為は手短だがその効果は無限である。 カーライル