計画を立てるのは何もベストな方法に直結していないからではありません。
基本的には複数のタスクを同時進行させているからです。
幾ら頭の良い人でもいろんなことをいっぺんに処理するのは非効率です。
それと人間重要な事を憶えておくために要らないことは忘れますよね。
その為にはスケジュールを残しておいて思い返すのに必要な情報を紐づけして
記録になります。
それとたいていの組織の計画表はその組織の管理職が進捗をチェックする為に使用されます。
そして進捗が遅いとそのネックとなっている問題を対処するか、
計画の見直しもするのかと思います。
以前に野党が政権を取った時もかなりこういう情報の開示とそれに対する会見が
開かれていました。
もちろん、質問等の事もあったのですが理解する人には理解されやすい方法でした。
コンサルの経営戦略が絵に描いた餅なのかどうかはその人が持つノウハウやスキル、そしてツールによりますよね。
しっかりとした情報で固めてあれば「絵に描いた餅」 にはならず、現実的な展開も可能な場合もあります。
実は計画を立てる時点で本当に頭の良い人はその計画で上司の評価や利益を皮算用しています。
勿論、横目でライバルの計画も気にしながら、それは競争というよりもアピールや
立場を守るためにも必要だからです。
また、個人で何かするようになった時に冷静に判断するためには書いて文書にするなり、実際にやったことのチェックなりすることが重要になります。
組織だと後工程や総務などでフォローが有りますが、個人は即相手の人ですから。
その為にも失敗しない工夫を重ねないといけません。
その失敗した事例を繰り返さないノウハウとかもこまめに整理しておけるのが
良いのでしょう。
ズバリ書いてしまうと発想は幾らでも湧きますが、理に適っているのかはそれなりに
時間を掛けて調べますよね。
試作をするのにもお金はかかりますから。
それと基本的に最初に目標ありきのコストダウンとかのノルマがかんぽではありませんが、必ずしも成功する訳でなくむしろ失敗事例の中にやみくもなのが入るとか
あったりします。
しっかりとした確認が必要なのも有りますが、それ以前に無茶をさせるのはどうなんでしょうかね。
本当はその指示が達成可能のかも読めないと上司としては失格なのです。
無暗に数字だけを掲げて中身や相手を考えないと相手がポカする事もありますから。
計画にノルマを書くのではなく、考えられる手段や段取りを考えて漏れが無いようにしますよね。
更には法規や社内規定なども考慮しているのかきちんとチェックする必要は有りますよね。
ホリエモンの話は昭和の頃、スパルタ教育とかモーレツ社員と言っていた状況に似ているように思えます。
詰め込み主義で能力開発していた頃なら、確かにとっとと片づけた方が早いし、
その分の恩恵が得られました。
平成にすると平成4年1992年以降はそう簡単ではありません。
一つには幾ら藻掻いてもそれまでの傾向とは違う状況になりました。
国際競争の中で中国市場の開放により単純な頑張りではやっていけなくなったのです。
それはニーズを考えるのと同時に価値も考えないといけなくなりました。
基本的にはこの世の中に無い物やサービスを提供することで相手を満足させる必要があります。
これまでに無いのだから試験も評価も調査しないと駄目ですよね。
それにどんな使い方、またどんな対応をされるのかも分からないのでそれなりに
危険と言うか想定外もあるのかと覚悟するのですが、あまりに簡単な失敗だと社会的な評価で立ち直れませんよね。
だってそんなのが頻繁に起きているから、倒産だのがある訳で慎重になって当たり前の話です。
あと、世界観、価値観もデジタルになってから変わってきたので簡単に言うと
スマホに覚えさせてしまうとスケジュール整理になりますよね。
更にはメールで発注したりして記録やその納入日とか自動的に計画されてしまいます。
アンケートの質問にも最近は紙かデジタルか聞かれます。
そもそも仕事の発注がエクセルの計画表で来ていたら、何のこともなくそれに従うでしょ。
結論を書くとホリエモンが社会的な商習慣の中で苦労したことが無い、
またはそれを否定するキャラクターで売っているのです。
社会的な商習慣で相手を安心させることが普通の商売です。
彼は特殊で打ち上げ花火のように華やかで刹那的なキャラがウリです。
失敗したら他をやっても皆が付いてきてくれる貴重な存在ですから。
普通はそれで終いです。
仮に彼のように計画よりも実行と言うのならまだ社会経験の少ない人でやり直しがきくとか、就職氷河期で一旦は無職だった人に言うのならそれは正解です。
計画とはルールや商習慣も有りますが、多くは経験による頭の中でそのタスクを組み立てる作業をしたもののチェックリストにしか過ぎませんから。
ただ、人に説明するのには便利ですしね。