テレビのワイドショーなどはこの土石流の起点になった盛り土の件を詳しく報じています。
が、最終的に何処が悪いとか決定的な話に至りません。
理由は2007年に盛り土した業者が届出を出して宅地開発から残土処理へと途中で変更するなど規制対象から外れています。
そして最悪なのはその業者から盛り土の情報が渡らず別の業者の土地になってしまいました。
それに元の盛り土した業者は取材した人の話だと人がいないような感じだったと言われました。
こんな風に書くのもなんですが、上手く出来過ぎた話に思えてなりません。
結局、異常気象で長雨蓄積型の土石流になったと締め括られるような話に見えてしまいそうです。
正確には今後の展開を待たないと何も言えません。
ただ、少なくとも本来危険と思われる残土の沢または谷への投棄ですからそれなりに対処した経緯とか見直すなど時間がかかるのでしょう。
それにマスコミはスポンサーや世間の動向を気にして必ずしも答えを出す気になっているとは思えないのです。
結果として業者が既になく、責任を取るとしても現在の所有者か、役所の指導不足となるのですが、役所が指導して守らないようです。
それに役所と現在の所有者の代理弁護士?との間には齟齬があり対策したしていないの問答です。
静岡県の副知事は普通、会社の役職者ならやり過ごすような事でもその場で処理するタイプのようです。
記者会見中に割って入って名簿の公表をさせたのは突出した人物のようです。
それであってもたぶん熱海市や静岡県に不利な話はしないのかと思います。
残土処理をする場所としてあの傾斜地は適当でないのは明らかと思っております。
しかしながら、その届出を受理してしまった以上、その行為を是認すれば責任が生じ賠償責任になり兼ねません。
それを回避するのにも何事も無かったようにして最終的に崩壊に至ったのは長雨蓄積の所為にするしかないのかと思います。
もしくは既にないのであろう盛り土した業者に押し付けて弁償出来ないから云々と言う建付にするのかです。
まともに宅地開発から途中残土処理になって規制対象から外れてしかも中身も指示してある内容と違うとか非常に問題な事態でした。
世間が土石流の崩壊原因を知りたがるので報道に聞かれれば答えるしかありませんが、熱(ほとぼ)りが冷めた頃に何か世間を煙に巻くような結論をこっそり出すのかなと思っております。
そうでないときつい人なら何故投棄させたとなるようなレベルの話になっていましたから。
役所も色々ありますが、異動があるような部署だと前任者が任期中にやったけど引き継がないとか有るとその部署でも当時の資料は残っていないとか危険性が有ると懸念されます。
既成事実で押し切られた感じの中でどうしたら良かったのか検証するは難しいし、ソーラーや宅地など様々な周囲の環境の事もあります。
複合要因が多いが、それを立証しようとすると無理があるような雰囲気になり兼ねません。
なので、第三者で検証するか、国による検証などで冷静な判断をしないと指導する立場の役所の県が過去の経緯を冷静に判断するのは相応しくありません、当事者ですから。
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