ドキュメンタリーって言う感じで作ったなら合格点なのかもしれません。
ただ、見ている人に伝わるのはむしろ報道はこの1年何をして来たのですかと言う疑問でしょう。
自分達の事を三人称視点で見ない癖が強くなってしまったのは有識者的な立場と同じで文句を言うが、実際の現場の問題を追及する取材とリンクさせないのでしょう。
AIの答えだと下記のようになります。
能登半島の復興が遅れている理由は、多くの要因が絡み合っています。以下に主な理由を挙げます:
1. 人口減少と高齢化
• 能登地域は日本の中でも過疎化が進んでおり、若い世代が少なく、高齢者が多い地域です。これにより、復興作業の人手や地域経済の活力が不足しています。
2. 産業基盤の弱さ
• 主な産業は農業、漁業、観光業ですが、これらの産業は自然災害や経済変動に弱い傾向があります。また、観光業も災害の影響を受けて減少し、復興資金の確保が難しい状況です。
3. インフラ整備の遅れ
• 地方のため、主要都市部と比べてインフラ整備の進行が遅いことがあります。特に災害後の道路や建物の修復が進まないと、物流や経済活動も停滞します。
4. 財政的な課題
• 地域自治体の財政力が弱いため、大規模な復興事業を行うための資金が不足しています。また、国の支援が優先順位の問題で十分に行き届かない場合もあります。
5. 地震や災害の頻発
• 能登半島は近年地震が頻発しており、復興途中で再び被害を受けることがあります。これにより、進行中の復興プロジェクトがさらに遅れることになります。
6. 地域の結束と計画の課題
• 地域ごとに復興の優先順位や計画が異なることがあり、一貫した取り組みが難しい場合があります。住民の合意形成や長期的なビジョンの不足も課題です。
復興を進めるためには、国や県による財政支援の強化、地元企業や住民の協力、そして若い世代を呼び戻すための施策が重要となります。また、地域の魅力を活かした観光振興や新しい産業の育成も鍵となります。
実際の一例を挙げると
能登半島地震、なぜ道路復旧が進まないのか?大雪で春まで一斉疎開の可能性も [2024年を振り返る]神戸大・小池教授「過去に例がない規模の道路陥没、インフラ投資を怠ったツケ」【JBpressセレクション】 | JBpress (ジェイビープレス)
その上で今回の地震の被害を見ますと、能登半島北部の輪島市の手前までは高速道路(能越自動車道)がありますが、その先の輪島市や珠洲市を走る道路は市町道が中心です。...
JBpress(日本ビジネスプレス)
能登半島地震から9ヶ月…解体作業終了は「来年の10月」 復興進まぬ現場のリアルな声「遅い」「無理やな」 | ABCマガジン
能登半島地震から9ヶ月…解体作業終了は「来年の10月」 復興進まぬ現場のリアルな声「遅い」「無理やな」 | ©️ABCテレビ
ABCマガジン
分かっていても進めようと言う動きに変わらないのです。
現在も1次避難所にいるのは27人です。
れいわ新選組の山本太郎氏が国会で騒いだのに対して現実的な取材結果は更地と遅れている仮設住宅でした。
被害が酷かったのとその後の豪雨災害で終わりかけた復旧への道さえもまた被害に遭ったので時間は倍掛かるのでしょう。
またもう一つの問題として被災者本人の問題解決能力がもう歳で限界なのかと見えてきます。
役所が面倒見ないと進まないのでしょう。
それと問題は今後地震は収束するのかです。
収束しないであろうパターンを想定した復興支援になってしまっているように見えます。
言い方が適切でないと思いますが、復興事業が一番の産業と言うか経済活動になってしまっている時点で残念ながら先が見えません。
せめて観光産業だけでも戻せるなら、訪れる人で賑わうのでしょう。
政治的な絡みを減らして地元の意向に沿えるようにして復興復旧させて正確な報道と思いやりを心掛けないと難しいのでしょう。
これまでのドキュメンタリー的な記録は残せば良いのでしょうけど、それ以上に庇わないと難しい現実があり、その説明は大変な状況と解釈するしかありません。
政府批判や県への批判等では解決しない事態に本当に必要な支援の形を模索する取材や報道にした方がいいのでしょう。
れいわ新選組みたいに負を強調してしまうと結局のところ余計に地元へのプレッシャーになってしまいそうに思えてきます。
必要な事から出来るスピードで一つ一つクリアしていけば良いのかと思いました。