午後の3時になって今朝の朝刊の話かよとお怒りの方もいらっしゃるかとは存じます。
新聞見て驚いたと言うか、トランプ大統領を選択したアメリカの吹っ切れの程度と同様なくらい中国も吹っ切れています。
他国から何を言わられてもそれよりも国内にトップとは違う政治勢力がいる事への抑制が優先するのだろう。
特に天安門広場の事件以来の政権側に緊張感が走る内容なのかと思われます。
だとは言え、中国にしてみれば一度は一国二制度と言っていただけにそれすら出来ない、統制が取れない点は弱みなのでしょう。
普通に他の地域なら、若者でもさほど反抗的にはならないのに香港でこうなったのには経済的な優位が無くなったのも大きいのかと思います。
最大の問題は国民の信頼を勝ち得るだけの政府になりきれない点でしょう。
2012年の反日闘争や2015年の株価暴落にしても政府が国民を統制しきっているのとは違うような国民性がどうしてもあります。
共産主義で行ってきたの市場解放後格差や民間優位で国の面子が潰れています。
しかし、その原因も努力の差ですから、本来なら国の問題でもないのを国民が押し付けています。
一国二制度を契約のように考えていた香港市民にとって経済的な優位が無くなった時点でそれすらも無くなるとはおもいも寄らなかったからこうなるでしょう。
最大のミスリードは国家として国民の面倒を見るのが当たり前なのですが、中国は放任主義のようになって資本主義的な価値観が共産主義の社会で逆転してしまった事で国の意義も薄れました。
最低限でも中流や若者が働きがいがあるから成り立っています。
しかし、香港のように低迷してしまうとそれが成り立たないです。
おそらく、この読み違いで中国はなかなか先進国並みの政治にはなれず、遅れをとる事もあるのかと思います。
幾ら豊かでも企業城下とか、地方自治政府の顔色伺いとか富豪・権力に阿るような社会のままになるのかと懸念します。
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