福島の小さい春

2015-04-30 08:22:12 | 写真
花見山公園の九十九折の小道を登っていると、

足が疲れたわけでも、息が上がったわけでもないのに休憩したくなった。

杭に手を置き立ち止まった。

疲れてないので登ろうとするのだが、足が動かない。




切り拓いた登り坂のむき出しの土手に目を引かれるのだが、目的物は見つからない

錯覚かと思い歩き始めようとするが足が進まない。



「いた!」大自然のなかに長さ5cmほどの「生まれたばかりのゼンマイ」

「薇」と漢字で書くそうだ。


春の暖かではあるが、わずかな光の中に産声をあげたようだ

繊毛に包まれたくるくるとまわった頭がかわいらしい。

撮るのは難しい。

つくしは明るめの土手に居たが、「ゼンマイ」は暗い朽ちた木株の影に居た。

小さいから近寄らないと、雑草に紛れてしまう。

崩れやすい土手に足はかけられない。

またヘッピリ腰&及び腰スタイルになる。安定度は極めて悪い

F4 1/1000 120mm iso 6400

陽の光は右斜め上から射している。