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■インバウンドの波動(1)

2016-11-26 | ●日本の旅(観光)

■■■■■■■■対日観光の新潮流■■■■■■■■

■「本題の前に       」
●何しろ騒雑を極めた1ヶ月間だった。
米国の大統領選挙は、大方の予想に反してトランプ氏に決まった。
しかし不確定要素が多かっだけに、巷の話題は、今も途絶える事は
ない。その間タイや日本の話題は、結果として埋没することなって
しまった。

●そのトランプ新大統領の選出から、約半月が経過した。
そんな中、粗野だったトランプのイメージが、重量感ある米国大統領
のイメージに日ごと変容していくのに、驚愕している。

●そして、トランプの大統領勝利を契機にして,為替は,ドル高に転じ、
円相
場は1ドル110円まで下落した、一時低迷した株価は、久しぶりに
1万8000円台
を回復した。

その後のトランプ氏の発言は、新しい米国大統領への期待感を益々
高める事になっ
て来た。しかし、政治力未知数のトランプ氏には、就任
まで後2ヶ月、本人
が主張する弧立主義や不確実性への不安が、いま
しばらく付きまとう事になる。

                        

■「観光立国のインバウンド
●こうして日本にも平常が戻ってきたが、深秋の紅葉シーズンを迎えて、
日本の観光地は、インバウンド即ち訪日外国人観光客で賑わっている。

政府観光庁の発表によると、訪日観光客数は、
・2014年は1341万人
・2015年は1973万人
・2016年の今年は 2500万人、
・東京オリンピックの2020年には40000万人、
・そして2030年には、6000万人まで増やす構想だと言う。
まさに破竹の勢いである。

 
●こ実情雨れまで日本は、観光立国を標榜しながら、永きにわたって
韓国やタイやマレーシアの後塵を拝して来た。
2014年の1341万人という観光客の数字からすると日本は世界26位、
観光収入でみても世界ランキング22位だった。

●それが何故、2013年から急に改善できたのか、
それは、
・2013年7月、安部内閣のアジア諸国に対するビザ免除緩和の英断と、
2012年以降の円安傾向、
・免税制度の拡充
などがきっかけになった。

その後、観光庁を独立させ、日本の伝統文化やサブカルを全世界に積
極的に売り込んだのも功を奏したという。


 
出所 日本観光庁

●いま、評判のテレビ東京の番組 「Youは、何しに日本へ」を見ると、
全世界から、日本のサブカルチャーや、伝統文化や、名刹の在所を求
めて、多くの外国人が、続々と日
本を探訪する様子がうかがえる。
古都京都や、富士山、ポップカルチュアーの秋葉原の人気は、当然と
しても、意外や意外、香川県、讃岐のお遍路さん体験を目指す欧米人
も多い。 
 
・番組は→http://www.tv-tokyo.co.jp/youhananishini/backnumber/

■[行き先別の伸び率ランキング]
●1位 京都府

●2位 福岡県
●3位 香川県

 
2016年夏の訪日旅行、行き先別伸び率ランキング

■[予約人泊数 ランキング]
●1位 北海道
●2位 東京都
●3位 大阪府
  

■「日本の観光潜在力
●著名な観光経営者のデービッド・アトキンソンさん(米国)は
「日本は、観光を近未来
の日本経済を支え、改善する切り札と考えて
いる、2030年に日本は、世界的観
光立国になり、海外からの観光客は
8200万人、50兆円規模の経済効果をあげ
、GDPの約9%を占めると
試算している」と予測。

●デービッドさんは、その方法論について次のように語る。
「観光立国の4つの基本条件は「気候]「自然」「食事」「文化」の4つ
だが、日本は いずれも、極めてハイレベルで、魅力的である。
・「気候」 日本の長所は、四季、
・「自然」 富士山から屋久島まで、 海、山、高原と多彩
・「食事」 世界遺産の「和食をはじめ、B級グルメまで多岐多彩、 
・「文化」 歌舞伎、能など伝統文化はじめアニメ、寺社、茶道、庭園
日本は、世界にも類を見ない条件を具備しいるので、これを惜しみなく
推進すべきだ。
●外国の識者に指摘されて、初めて気づく自国の素晴らしさではあるが、
この国に生まれてきてよかったと言う思いが、
募るばかりである。


  

■「インバウンドの新潮流」
●2015年の訪日観光客の消費総額は3兆4700億円に達した。

爆買い」は、既に影をひそめたものの、日常品や食料品など人気定番
の品目は、ますます売り上げを伸ばす傾向にある。

今は都会地が買い物客の中心だが、これからは日本ならではの自然や
文化のテイストがある地方に移っていく可能性が高い。
また、欧米の観光客の中には、宿泊の面でも、古民家や田舎での宿泊
体験を希望する人たちが増えているという。
インバウンドの消費領域は、ますます広がりをみせる傾向にある。

●2014年来の円安効果もあって全国的に外国人観光客が激増しできた。
インバウンドで、いつものことながら危惧されるのが、為替問題である。
従来から円高に振れると、たちまち客足が遠のくのが観光業の常だつた。

だからこそ、どんな環境下でも、持続的に観光客を呼び込む事ができる、
差別的な魅力戦略が、求められる所以である。

  

■「グローバルな交流構想

●私の知る限りでは、雪のないタイの富裕層の人々は、冬場、日本の北
海道に、
リゾートマンションを借りて、家族でスキーを楽しむのが、最高の
スティ
タスだと聞いた事がある。
一方日本からは、冬の季節、避寒を目的に、暖かい古都チェンマイに
出かけて、手軽にロングスティを楽しむ、都会派シニアの先進的なライフ
スタイルの時代が
来ているのかも知れない。

最近の「訪日インバウンド」や 「チェンマイ・ロングステイ」の実情を見て
いると、
わずか数時間の海外、フライトで、異次元のライフステージを自由に
誰でも選択できる グローバルな時代
が もうそこまでやつて来ているのが、
よく解る

東京オリンピックを4年後に控え、
新しい国際交流の時代が、着実に到来す
る予感がしてならない。


 
 

 


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