天から貰った最高のプレゼントは、わが女房殿にて。 878話目 2017-06-10 07:25:26 | 法話 息子から「そんな母さんべったりで、もし先に逝かれたらどうするの」と。「心配するな。母さんの身体に温もりが残ってる内に追い掛ける。1人で逝かせたらまずいだろ。方向音痴だからな」と。呆れ返る息子に「これは本心だ。お前も自分の人生を捨てても守りたいと思える相手に出会ったらわかるよ」と。
瀬戸物同士がぶつかれば。が、片方柔らかければ割れる事は。 877話目 2017-06-09 07:13:10 | 法話 義母からの嫁いびりで悩む女性が相談に。「義母の家庭内孤立は君が嫁に入る前からの問題だろ。君にしか当たる人間がいないんだよ。マンネリ状態からは環境の変化は望めん。新たな風が吹かな。縁は不足を補う様に結ばれる。潤滑油の役目で君に白羽の矢が。陰で支えてやれ、義母を。人の心は変わる」と。
親が死んで姿を消したとて、その恩まで消える事はない。 876話目 2017-06-08 12:32:13 | 法話 30年前の話。爺様他界直後、女房殿が夜中ムクッと起き上がり「爺ちゃん、秋刀魚が食べたいって」と言ってまたコテンと寝おった。聞くと全く覚えてないと。父に話すと「供えてやれ。誰が見ているわけじゃない。爺さん、好きだったもんな」と。本来なら焼き魚など。が、生前と同じ対応って、いいよね。
結婚は人生の墓場、と。墓場にするもしないも本人次第なんだが。(写真は法要参拝の檀家子供達) 875話目 2017-06-07 07:21:29 | 法話 時には裏切られて嬉しい事も。十数年前、家族から結婚を反対された娘が相談に。「この縁は良縁と皆が認め、祝福された結婚が1年も続かんかった方も。この縁は破談にした方が、と総反対された方が最期まで連れ添われた例も。要は本人達次第だが、この縁は私も賛成は」と当時。こんな裏切りなら大歓迎。
素人を納得させる仕事が出来て初めてプロ。(写真は高野山大圓院客間、後ろ姿は我が女房殿) 874話目 2017-06-06 07:19:50 | 法話 大学卒後就職先で人間関係の泥々に「学生時代のバイトは和気藹々だったのに」と愚痴を言いに寺へ。「そうかいな。当時は学生だからと大目に見てくれてたんじゃないのか。社会人としてそのバイト先に就職したら学生時代の待遇とは違うと思うがな。利益を産む事が出来て初めて会社は君を評価するぞ」と。