毎日社員より1時間前に出社し掃除する30代社長が『人徳を付けたい』と関東から寺に。そこで「菩提寺には年に」「月に1度」「目的は」「納骨堂へ」「素晴らしい。ところで参拝後に境内地を掃除した事は」「1度も」「給料貰っての仕事なら誰でもする。人徳を付けたいなら」「そういう事ですね」と。
檀家が「住職。齢56を迎えて今の望みは」と。「先ず、父他界年齢まで16年。その歳まで健康で仕事が出来る事。次に、わが子が親よりも先に旅立たない事。最後は、今生の様にあの世でまた女房殿と同居出来る事、かな」と。「どれもなかなかですね」「宝クジも買わんと当たらん。夢も持たなきゃ」と。
講演で「失礼乍ら、歳取ると女性の顔は大半が亀に、男性は猿か犬に。それでか、男性の人間関係が『犬猿仲』になるは。生来一匹狼、弱肉強食社会で常に縄張り争いを。結果、現役後は潮が引く様に周りから人が。晩年は強調性がないから相手してくれるは奥様だけ。凝り固まった生き方は早めに解消を」と。