JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
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NHK・Qスペ特番 「討論 福岡市五輪招致」

2006-07-28 21:21:16 | 地域情報
NHK福岡放送局が7月28日(金)に放送した
『九州沖縄スペシャル』
「討論 福岡市五輪招致」

 番組宣伝を「朝ドラ」の前に連日打つなど、鳴り物入りで取り組んだ割には拍子抜けした番組であった。

 視聴者から寄せられたメールやFAXは300通を超えるものであったと紹介はあったが、番組内で紹介された視聴者の声は10通にも及ばなかった。
 5名のコメンテイターの内、明確に反対の立場は「いらんばいオリンピック」の脇さん一人、学者・文化人(スポーツライター)が二人で、そのうち一人はどうも賛成派。後の二人は副市長と推進委員会の代表という顔ぶれ。
なんかバランスを欠いた人選で、反対派の脇さんの発言時間も僅かだった。

 「よばんでよかオリンピック」からは誰も人選されていないし、スタジオに視聴者を入れることもしていなかった。

 札幌市が一度は招致推進の方向を決めながら、市民アンケートで財政問題の疑問の声をあげる人が多く、招致反対が賛成を僅かに上回ったため、「招致断念を決断した」という札幌市長のインタビューが放映された。

 一方で、政策投資銀行が須崎地区の再開発に見込みがあると語るなど、賛成派を後押しする財界の声も忘れず放映した。

 オリンピックが福岡財界の要望であることは明らかにはなったが、問題点は表面的な指摘に留まった。
 また、福岡市が年々赤字を減らしてきており、今では毎年60億円の「黒字」を出している、と言うに至っては、これだけ保育や医療福祉・生活保護給付を押さえ込み、生活困難な市民を増やして来ておきながら、よく言うよ! という感じであったが、そこのところの脇さんの突っ込みは今一歩迫真に欠けていた。

 おそらく、福岡市や財界から放映前に猛烈な圧力がかかったのであろう。

 「ワーキングプア」などで近頃頑張っているNHK労働者の心意気を見たかったのだが、腰砕けであった。

 投書が300というのは、これだけ市民生活にとって重大な問題にしては、また招致反対署名が13万を超えた割には、圧倒的に少ない数であったと思う。

冤罪 ?! 秋田県藤里町の 畠山鈴香 被疑者 彩香ちゃん 豪憲君を 殺害?

2006-07-28 10:20:23 | 事件・事故
 一人の女性が、秋田県警の意図的な情報操作と、
これに載せられているマスコミの無責任な報道によって、
人権を蹂躙されているばかりか、
人格的にも社会から抹殺されようとしています。


ことによると、警察施設内で “自殺” と称して生命さえ抹殺されかねません。

 これを読まれた皆さんが、秋田県警による ズサン かつ ひどい 捜査の実態を御理解いただき、警察権力によるこんな不正は許されないという声をあらゆるネットワークを通じて広げていただきますよう、期待いたします。

秋田小1児童殺害事件-34   【連載第1回目から読む】

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秋田県 藤里町で起こった 幼児二人の連続殺害事件。

 私は、このブログで、ブログのメインタイトル『観劇レビュー***」とは、全く趣きを異にするこの問題を、30回以上に亘って連載して参りました。
 この事件、畠山鈴香 被疑者 本人の“自供で”あっさり解決するかという巷(ちまた)の憶測とは裏腹に、捜査は実際のところ難航を極めているようです。

 マスコミは、当初から「不可解な事件」「不可解な事件」・・・と、何度も不可解さを強調していますが、“不可解”なのは、秋田県警の決め付け捜査が不可解であり、マスコミへの情報操作が不可解であり、任意で16時間の取調べという最初の取っ掛かりが不可解なのであって、畠山鈴香さんが不可解な訳では全くありません。

 「だって、報道によれば、不可解な行動や言動をしているじゃん」
とお考えの向きには、この【連載第1回目】 から、私の記事だけではなく投稿者のコメントも含めて、全部お読み頂ければ「スッキリ」することと思います。
 マスコミは「報道」ではなく、やりっぱなしの『放道』です。
被疑者の人権に対する配慮は全くありません。

 私たちの考えも、元を質せばマスコミによる情報に依っているのは確かですが(現場でのリサーチをしない限り、マスコミ報道しか情報源が無いのが実態!)、それでも私たちは、その垂れ流し報道を鵜呑みにせず、情報相互の矛盾を検証し、垂れ流された情報が、その後、「事実ではなかった」という追跡を行い、ネットのメリットも活用して判断してきました。

 私たちに共通している基盤は「推定無罪」「疑わしきは、被告人の利益に」という【憲法】 や【刑法】の基本であり、畠山鈴香さんの起訴が「冤罪」だ!と断定するものではありません。(冤罪だと確信している方も少なくありません)
 しかし、過去に「松本サリン事件」に典型的にみられる「冤罪事件」が数多く発生し、無実の方が死刑に処せられたこともあります。 死刑に処せられない場合でも殆どの方々が、その後の人生を普通に生きられず、無実が証明されたあとでさへ全うな生活ができないというのが実際です。

 このような冤罪事件の温床が『代用監獄』であり、孤立無援状態での長時間に亘る取調べであたことは歴史的事実です。
 畠山鈴香さんの『最初の取調べ』と、その後の展開は、そういう意味では冤罪コースまっしぐらと言えるものです。

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 私や、この記事に投稿していただく多くの方々が、「このブログの思いを、より多くの人々に伝えたい」と考えが一致し、ここに今回から、この事件での被疑者、被害者の名前を実名で記述することを表明致します。

2006年7月28日 JUNSKY

秋田小1児童殺害事件-34   【連載第1回目から読む】
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