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博多港開発のズサンな計画又も破綻 高齢者施設中止

2007-11-19 18:43:20 | 政治
 博多港開発が福岡市東区の人工島に誘致を計画していた「高齢者施設」の建設が中止になったことが、今日の市議会で判明した。
 博多港開発のズサンな誘致計画が、又も破綻を来たしたことになる。

 建設を辞退したのは、マンション業者の「原弘産」。
土地の分譲価格に関して交渉が決裂したためのようだ。

 福岡市の人工島の【医療・福祉ゾーン】計画に暗雲が立ち込め、2014年度までに土地を完売するとした同市と博多港開発の構想は不透明感を増した模様だ。

 元々無理のあった人工島計画。
 桑原市長の『壮大稀有』な、「博多湾の自然を根底から破壊する」現実感の乏しい計画に反対する市民が、「人工島見直し」を掲げた山崎広太郎氏を市長に選んだが、
 その山崎市長も二期目の選挙で変節し、人工島推進派の自民党などと手を組んだ。
 山崎市長は、見直すと言いながら根本的な見直しは一切行わず、小手先の微調整をして「見直した」と居直った。

 市民は、この裏切りや、“市政の破綻を覆い隠すための”「オリンピック招致」という『殿、御乱心!』にあきれて、山崎市長を落選させ、「人工島見直し」を改めて掲げた現在の市長(何と言う名前だったっけ?!というほど印象の薄い民主党系市長)を一年前の選挙で選んだ。
 しかし、この市長の変節は山崎市長以上に早く、市長になったばかりの一期目早々人工島推進派になってしまった。
 福岡市民は、2回に亘って非自民系(と称した)市長に騙された訳である。

 福岡市は、こども病院と市民病院を人工島に移転させるという山崎市長の政策を(選挙の際は白紙見直しと言っていたのに)引き継いだが、市民の反対が集中し、こども病院のみの移転に変更しようとしている。
 しかし、市民は現在の所在地よりもはるかに交通の便が悪くなる、人工島への「こども病院」の単独移転にも、猛反対している。

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人工島 高齢者施設中止に 「原弘産」と博多港開発 分譲価格で決裂 福岡(西日本新聞) - goo ニュース

人工島 高齢者施設中止に
 「原弘産」と博多港開発 分譲価格で決裂 福岡

              西日本新聞  2007年11月19日(月)17:10

 福岡市の第三セクター「博多港開発」が同市東区の人工島に造成している医療・福祉ゾーンで、分譲マンション販売会社「原弘産」(山口県下関市)による特別養護老人ホームなど高齢者関連施設の建設計画が、土地分譲価格で折り合いが付かず、中止になったことが19日分かった。同日の福岡市議会第二委員会で同市が明らかにした。博多港開発は同日付で分譲決定の取り消しの文書を原弘産に郵送した。博多港開発は用地購入者をもう一度公募する方針。

 ●完売計画 不透明に
 高齢者関連施設の進出計画が白紙に戻ったことで、2014年度までに土地を完売するとした同市と博多港開発の構想は不透明感を増した。

 博多港開発と福岡市は今年、人工島東部のまちづくりエリアの医療・福祉ゾーンに進出する民間企業を公募。市と同社は10月上旬、選定結果として「原弘産」が来年度から3年計画で約2万平方メートルの敷地に特養ホームや診療所、高齢者設備が備わったマンションなどを建設すると発表した。

 その際、土地分譲価格を一平方メートル当たり11万5000円‐13万円、総額約26億円と設定していたが、原弘産が引き下げを要請。しかし、博多港開発は条件変更を認めず交渉が決裂した。建設施設の変更も原弘産側が要望していたという。原弘産が今月7日、進出辞退を市に申し出ていた。

=2007/11/19付 西日本新聞夕刊=
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