JUNSKY blog 2015

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理科でも考える力が低下

2007-11-27 23:17:09 | 科学と技術
 今夜9時のNHKニュースで、理科でも考える力が劣ってきていることが解った
という。
 NHKで紹介していたのは、溶液の濃度と飽和についてである。
 食塩水が飽和状態になった後に、さらに追加した食塩を溶かすためには、温度を上げれば良いが、そのために熱湯を追加する方法の是非を問う問題であった。 
 熱湯を注げば温度は上がるが、溶媒の量も増えるので、飽和点を上げられるのかどうかを正確には判断できない。そこを問う問題になっている。

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 以下は、読売新聞の記事
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実験、身につかず
   …小5・中2対象の文科省理科調査で判明

                読売新聞  2007年11月27日(火)21:56

 文部科学省の国立教育政策研究所は27日、全国の小学5年生と中学2年生を対象に実施した理科の実験・観察に関する調査の結果を発表した。

 観察や実験を通して学んだ内容が身についていない子供が多かったことから、同研究所は、「漫然と実験や観察をさせるのではなく、仮説を立てたり結果を予測させたりしながら行わせてほしい」と教育現場に要望している。

 調査は昨年1~2月、国公立と私立の小中学校から、小5の児童と中2の生徒をそれぞれ約3000人抽出して実施。ペーパーテストでは測定が困難な学力の把握を目的に、ビデオ映像を見せて設問に解答させるという形式で行われた。

 100グラムの水に20グラムの食塩を溶かして食塩水にする実験の映像を見せたうえで、この食塩水の質量を答えさせる問題を小5と中2に共通して出題したところ、「120グラム」と正しく解答できた子供の割合は小5が63%で中2は59%。


実験、身につかず…小5・中2対象の文科省理科調査で判明(読売新聞) - goo ニュース
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