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尖閣ビデオ流出 『事件』  最大の責任は隠蔽してきた政府の対応!

2010-11-06 22:16:32 | 国際関係
2010年11月6日(土)

 きのうの、尖閣ビデオ流出は、いよいよ「犯人探し」が焦点となってきた。

 【国際テロの捜査情報流出問題】 と言い

 【尖閣ビデオ流出】 と言い、

 来週開催の【APEC】 を狙って仕組まれている可能性を否定できない。

   強まる「故意」、事件化視野=APEC直前打撃狙う?―テロ情報流出1週間・警視庁
        時事通信 2010年11月6日(土)05:03


 流出したビデオは、海上保安庁(石垣海上保安部)が検察庁(那覇地検)に
証拠として提出するために編集したものであることが、ほぼ断定されたという。

 すなわち、石垣海上保安部 か 那覇地検 から流出した可能性が高いという話である。

   流出、海保の証拠映像と断定…十数本の一つ
         読売新聞 2010年11月6日14時31分


尖閣ビデオ  中国漁船が衝突の映像 (2分28秒)

  こちらは、今のところ見ることができそうです。(11/9 追加)


 「犯人探し」に矮小化しないでほしいものだ。

 一方では、海上保安庁には、電話が殺到し、そのうち8割近くが漏洩を肯定的に捉えて、
「犯人探し」をしないで欲しいという意見や、激励の声だったと言う。

   「犯人捜ししないで」8割…海保に電話100件
         読売新聞 2010年11月6日07時56分

 読売新聞の社説では、この事件の最大の責任は、情報を隠してきた政府の対応にある、
との趣旨の主張をしている。

尖閣ビデオ流出 一般公開避けた政府の責任だ
           (2010年11月6日付・読売社説)
   (前略)
 政府内部から持ち出された疑いが濃厚で、極めて遺憾な事態である。

 だが、それ以上に残念なのは、こんな不正常な形で一般の目にさらされたことだ。政府または国会の判断で、もっと早く一般公開すべきだった。

   (中略)  

 警視庁の国際テロ捜査に関する内部資料とみられる文書が、ネット上に流出したばかりだ。これでは海外から「情報管理がずさんな国」とみられ、防衛やテロなどの情報収集に支障が出かねない。

   (中略)  

 流出した映像をみれば、中国漁船が巡視船に故意に船体をぶつけたのは一目瞭然(りょうぜん)である。

 もし、これが衝突事件直後に一般に公開されていれば、中国メディアが「海保の巡視船が漁船に追突した」などと事実を曲げて報道することはできなかったのではないか。これほど「反日」世論が高まることもなかったろう。

   (中略)  

 中国を刺激したくないという無用な配慮から、一般への公開に後ろ向きだった政府・民主党は、今回の事態を招いた責任を重く受け止めるべきだ。

   (中略)  
        (2010年11月6日01時13分 読売新聞 社説)  



 私は、この社説の見解は極めて妥当なものであると思う。

 事件直後に世界に向けて衝突『事故』の実態を公開していれば、中国政府のあのような高圧的対応を押さえ込めた可能性さえあったのに、
 ズルズルと公表を遅らせてきたばっかりに、国際世論も味方をしてくれず
 国民も呆れてしまったのである。

 一部の国会議員に極部分的な映像を見せて、それをマスメディアが再現映像として流したことも裏目に出た。

 治まりかけていた国民の関心を再び呼び起こし、
事態を収拾しようとしていた中国政府の態度も硬化させてしまった。

 このような中途半端な対応に『業を煮やした』政府か検察か海保の「正義の勇者」が本当の映像を公開したのかも知れない。

 しかし、こういう形でネットに流れてしまった後で、中国政府と正面から交渉するというのは、間の抜けた話であり、日本政府の外交力や情報管制能力の無さを見透かされた交渉とならざるを得ない。


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「勇気ある」「政府が開示すべき」書き込み続く 


           読売新聞 2010年11月6日(土)14:53
 インターネットの掲示板などには、尖閣諸島沖の漁船衝突事件の映像流出に関連する書き込みが6日も相次ぎ、反響を呼んでいる。

 「隠すようなものではない」「海保の人はがんばっている」。簡易投稿サイト「ツイッター」には、多くの人たちが感想や意見を寄せた。掲示板サイト「2ちゃんねる」では、「英雄だ」「勇気のある内部告発者」など、流出を支持する声が目立ち、「政府が開示すべきだった」など国の対応を疑問視する声もあった。

 「ユーチューブ」では、最初に投稿された映像は削除されているが、その複製とみられるものなどが次々と投稿されており、その閲覧回数は、多いものでは100万回を超えた。 


映像流出「情報クーデター」=鳩山前首相
      時事通信 2010年11月6日(土)18:03

「情報クーデターなら大変厳しい」と鳩山前首相  

      読売新聞 2010年11月6日(土)20:50

  尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像が流出した問題について、6日も与野党から発言が相次いだ。

 民主党の鳩山前首相は佐賀市内の会合で講演し、今回の問題を「情報によるクーデターを政府の人間が行うのは大変厳しい話だ。海上保安庁など正義を守らなければならない方々の誰かが、『俺たちの正義はこうだ』という思いで情報を流している」との見方を示した。

 原口一博前総務相も同じ会合で「役所がやったとすると、国家への反逆だ」と述べた。

 枝野幸男幹事長代理はBS朝日の番組で、「(流出は)内閣に責任がある。この10年、20年の間にネットが普及した。情報管理のあり方を変えないといけない」と強調した。

 自民党の谷垣総裁は福岡市内での街頭演説で、「わが国の危機管理は一体どうなっているのか」と批判。たちあがれ日本の平沼代表は岡山県津山市での会合で、「最初にすべてを公開していれば、こうした犯罪者を出すこともなかった」と述べた。 


鳩山氏「情報クーデターなら大変厳しい」 尖閣映像流出 

       朝日新聞 2010年11月6日(土)19:42

 民主党の岡田克也幹事長は6日、尖閣諸島沖で起きた衝突事件を撮影したと見られるビデオ映像がインターネットに流出した問題について、「国家としての情報保秘の体制に問題がある。国の大きな危機だ」と述べ、政府与党で情報管理の徹底に取り組む姿勢を強調した。遊説先の福岡市で記者団に語った。

 一方、鳩山由紀夫前首相は6日、佐賀市の講演で「海上保安庁か検察のどちらかが(ネットに)流したのはほぼ明らか。政府にいる人間が政権批判を行う情報クーデターとすれば、政権にとって大変厳しい話だ」と語った。同席した原口一博前総務相も「役所(の職員)が(故意に)やったとすれば、国家に対する反逆に近い」と述べた。 



映像、逮捕直後に編集=職員「自分が担当した」―尖閣ビデオ流出・海保
時事通信 22010年11月6日(土)22:03



 
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今日の運動
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 * 背泳ぎ 200m,クロール 200m,平泳ぎ100m
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