「行政刷新会議」 による 『事業仕分け』 第3弾が終わったと言う。
まさに、『マッチ・ポンプ』 の 『事業仕分け』と言うに相応しい。
『マッチ・ポンプ』 とは、自ら放火しておいて、これを消火したことを
手柄にするやり方のことである。
去年は自民党が骨組みを造った予算だったこともあり、ある程度体裁を
為したが、今年は民主党自らの「公約実現」のために策定した予算なのに、
これを自ら切り捨てに回ると言う馬鹿ばかしさ!
その上、負担する義務も無い米軍への思いやり予算は仕分け対象にさえ
ならないまま、満額認められたというから何を仕分けているのやら・・・
民主党政権には、なぜこうも「おバカ」が多いのであろうか?
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これが始った当初から疑問なのは、「仕分け人」 は、国民が選挙で
選んだ訳でもなく、極めて恣意的に選任されている可能性が高いこと。
国会の議決によって選任されたという情報にも接していない。
(報道されていないだけかもしれないが・・・)
先だっての第3次『事業仕分け』では、新しく仕分け人になったという
勝間和代氏がニュースでも“華々しく”紹介されていた。 しかし・・・
いつ、どういう手順で選ばれたのかという説明は、これらのニュースには
無かった。
以下の、関連ニュースの一覧にも「仕分け人選定手順」は見当たらない。
民主党が、自分勝手に選んでいるとすれば大問題である。
全く「私的な団体」が、勝手気ままに国家予算をいじくりまわしている
ことになる。
どなたか「仕分け人」の法的根拠を御存知の方はコメントしてください!
【関連記事】 (「仕分け人 法的根拠」で、検索結果の極一部)
行政刷新会議の事業仕分け YAHOO!ニュース
下記のブログによると、
【事業仕分け6 仕分け人の法的根拠①】
法的根拠の無い閣議決定による単なる「私的諮問機関」
(“学識経験者・財界人”などで構成する御御用聞き団体)
に過ぎないらしい。
別のブログでも、
◎極秘資料で「事業仕分け劇場」の演出 杉浦正章
「政府は「仕分け人」に法律上の職務権限がないことを認めた。」
と書いている。
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以下の毎日新聞の「何故何故問答(Q&A)」は解り易いかも
質問なるほドリ:議員以外の仕分け人って? = 回答・平田崇浩
毎日新聞 2010年10月31日 東京朝刊
◆議員以外の仕分け人って?
◇大学教授ら民間有識者も 刷新会議が選定、法的根拠なし
なるほドリ 事業仕分けで活躍している「仕分け人」って、どういう人たちなの?
記者 政府の事業仕分け第3弾の前半日程(27~30日)は国会議員13人、民間人29人が仕分け人として二つのワーキンググループに分かれて作業を分担しました。政府は「評価者」と表記していますが、仕分け人という呼称が定着しています。
Q 民間人もなれるの?
A 「国民の視点で税金の無駄遣いを洗い出す」という趣旨で、民間の有識者や専門家が参加しています。各省の個別事業を対象にした第1弾の時は地方自治体やNPO法人などからも選ばれましたが、今回は特別会計(特会)に関する専門知識が必要なため、大学教授やエコノミストが中心です。
Q 民間人が特会の「廃止」を決められるの?
A 仕分け人は資格や権限が法律で定められている正式な役職ではありません から、廃止を決定できるわけではなく、あくまで「判定」にとどまります。仕分け結果に従うかどうかは政府の判断ですが、第2弾までの結果が10年度予算や11年度予算概算要求に反映されていない例も多いので、第3弾の後半日程(11月15~18日)は仕分け無視の実態を検証する「再仕分け」が予定されています。
Q 仕分け人はだれがどんな基準で選ぶの?
A 首相が議長を務める行政刷新会議が選んでいるのですが、法的な根拠や基準はありません。
国会のチェックも受けない ので、野党からは「恣意(しい)的」「偏っている」など 正当性を疑問視する声も 上がっています。
国会議員が仕分け人になることについても、自民党は「国会議員と公務員の兼職を禁じた国会法39条に違反する疑いがある」と批判しています。これは言いがかりに近いと思いますが、きちんと法律を整備して手続きを明確にした方がいいとは言えます。
Q 政府が自分たちに都合のいい仕分け人を選ぶ可能性もあるんじゃない?
A そうですね。ただ、法律に基づく審議会の委員に対しても、省庁の方針を追認するだけの「お手盛り」批判はあります。事業仕分けは税金の使い道について公開の場で議論すること自体に大きな意味があります。
本来は国会で、国民によって選ばれた議員によって行われるべきだ と思います。野党になった自民党からそういう動きも出ているので期待しましょう。 (毎日新聞 政治部 平田崇浩)