過去最高の8人が乱立して“シノギを削っている”のに、
選挙戦としては、全く盛り上がらず、市民が白けきっている
福岡市長選挙で、投票日まで僅かに残すところで、候補者である
植木とみ子氏(元市民局長)が選挙戦からの撤退を決めたという。
前代未聞のことだ。
過去に長崎市長選挙で、候補者が刺殺されるという悲劇が起こって、
追加立候補が認められた例はあったが、自ら撤退はあり得ない話。
既に、期日前投票で植木とみ子氏に投票した人にはどう謝るつもりか!?
「支持が伸びず、あきらめざるを得ないと判断した」と言ったらしい。
しかし、「当選しそうもないから撤退する」というのでは、
本末転倒で、選挙と有権者を馬鹿にした話だ。
若くも無い新人なのに、当選するつもりで立候補したのであろうか?
形勢不利と見て逃げるとは呆れて開いた口が塞がらない!
いわゆる【敵前逃亡】そのもので、世が世なら“銃殺”ものだ!
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戦後最多、8氏立候補 福岡市長選
=2010/11/01付 西日本新聞朝刊=
福岡市長選 植木氏 運動取りやめ 「続けても勝てぬ」
西日本新聞 2010年11月9日 13:49
任期満了に伴う福岡市長選(14日投開票)に立候補していた前福岡市教育長の植木とみ子氏(61)は9日、西日本新聞の取材に対し「このまま続けても勝てないことが分かった」と述べ、選挙戦から撤退する意向を明らかにした。告示後の撤退は異例。植木氏の事務所は同日午後に記者会見を開く方針。ほかの候補者の支援に回るかどうかについては明言していない。
公選法では、告示後に立候補をとりやめることはできない。
市長選には戦後最多の8人が立候補。再選を目指す現職の吉田宏氏(54)=民主、国民新推薦、社民支持=と、自民、公明両党が支援する元アナウンサーの高島宗一郎氏(36)が競り合う展開となっており、情勢に影響を与えそうだ。
植木氏は取材に対し、報道各社の世論調査で自身の支持が伸び悩んでいることを踏まえ「吉田市政を打破するために立ち上がったが、勝てないことが分かった。このまま続けていても吉田氏を利するだけだ。吉田市政を代えるために(撤退を)決断した」と述べた。
関係者によると、植木氏は9日朝、選挙事務所で開いた会議で、支援者に対し、選挙戦から離脱する意向を表明。後援会幹部は、報道各社の世論調査で植木氏の苦戦が伝えられたことから「本人が戦意を喪失したようだ」と述べた。
植木氏は1991年、長崎大助教授から市役所に入り、市民局長、教育長などを歴任。今年3月、市総合図書館長を辞任し、8月に立候補を表明した。前回(2006年)の市長選で吉田氏に敗れた山崎広太郎・前市長の支援を受けていた。
2010/11/09付 西日本新聞夕刊
「支持伸びずあきらめた」福岡市長選で植木氏
読売新聞 2010年11月9日(火)14:35
14日投開票の福岡市長選に立候補している新人の前市教育長・植木とみ子氏(61)(無所属)は9日、市内のホテルで記者会見し、「支持が伸びず、あきらめざるを得ないと判断した」と、選挙戦からの撤退を表明した。
告示後の撤退表明は異例。
会見で植木氏は「このまま選挙活動を続けても現職による市政からの転換が図れない」と述べた。陣営関係者によると、植木氏は9日、陣営スタッフ約20人を前に「市のために(自分が身を)引いた方がいい」と語ったという。
植木氏は福岡市市民局長などを歴任し、今年8月に市長選への立候補を表明。「福岡から日本を変えるという信念を持って改革に取り組む」などと述べていた。
福岡市選管によると、公選法の規定では告示日の午後5時を過ぎると、候補者が立候補を取り下げることはできない。市長選は1日から期日前投票が行われており、植木氏に投票した有権者もいるとみられる。
福岡市長選、元市教育長が撤退へ 選挙劣勢で?
朝日新聞 2010年11月9日(火)12:58
14日投開票の福岡市長選に立候補していた元市教育長の植木とみ子氏(61)が9日朝、選挙運動を取りやめる方針を固めた。選対幹部によると、選挙情勢が芳しくないことが理由とみられる。9日午後、記者会見を開いて正式に表明する。首長選挙の告示後に主要候補が選挙戦から撤退するのは極めて異例。
今回の福岡市長選には、植木氏を含めて過去最多の8人が立候補し、選挙戦を繰り広げていた。ただ、政党の支援が得られなかった植木氏は劣勢が伝えられていた。
植木氏の陣営幹部によると、植木氏は8日夜までは個人演説会を開くなどスケジュール通りの選挙運動をこなしていたが、9日朝、予定していた街頭演説を突然、キャンセルした。植木氏はその後、市内の選挙事務所に現れ、居合わせた陣営幹部に対し、選挙運動をとりやめる意思を涙ながらに伝えたという。
陣営幹部の一人は「報道各社の情勢調査で旗色が悪いことを実感し、撤退を決めたのだと思う。福岡市政の転換を目指していたのに残念だ」と絞り出すように語った。
別の新顔陣営幹部によると、告示前、植木氏陣営の関係者から「立候補を見送るので共闘できないか」と持ちかけられたが断ったという。政党の支援を受けられなかった植木氏陣営内は当時から「勝ち目がない」との悲観論が強く、告示後も主戦論と撤退論に二分され、足並みが乱れていたという。この朝も陣営の選挙カーが植木氏支援を訴えながら市内を走っていた。
全国市長会は「候補者が選挙中に選挙運動をやめると表明した、という話は珍しい」と話す。総務省や市選管によると、選挙運動をするしないは候補者の自由だが、公職選挙法上、告示日に届け出の受け付けが締め切られた後は立候補の辞退手続きができないため、植木氏の立候補は今後も有効で、投票日に植木氏に投票することもできる。
植木氏は長崎大助教授を経て福岡市に採用され、市環境局長や市中央区長などの要職を歴任。市長選では自民や公明など主要政党に推薦願を出したが、かなわなかった。ただ、前回市長選で自民推薦で立候補(落選)した山崎広太郎前市長の全面支援を得るなど、自民支持層などから一定の得票が見込まれていた。