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先週から任意の事情聴取(「任意」だったんだ!?)を受け続けていた
『尖閣映像』を「YouTube」に流したとされる海上保安官は、大方の予想通り
『国家公務員法の守秘義務違反』 で、逮捕されることなく、任意での捜査が
続けられることになったようだ。
やはり、世論の動向を見てとった決定を行ったのであろう。
なにしろ、この事件の大元である中国人船長は釈放されているのだから、
取り締まる側の保安官を逮捕したのでは、
「どこまで中国に屈服すれば気が済むのか!?」
との国民の憤りが過熱する可能性がある訳だから・・・
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一方で、
【海上保安大学校(広島県呉市)の関係者が「保存した映像を消し忘れた」
と話していることが判明した】(時事通信)
というが、それはないだろう!
むしろ、重要な実地演習用の資料映像として、石垣海保の経験を伝えるため
積極的に公開していたのではないかと考えられるし、それは悪い事ではない。
経験情報共有のためには寧ろ常識であろう。
同じ時事通信のニュースの中では、こうも書いている。
【海保大の担当者はパスワードなどの閲覧制限を掛けず、同日から映像消去
までの4、5日間、全国の海保関係者が閲覧できる状態だった。
警視庁捜査1課などは4、5日間、多数の関係者が映像を閲覧できた
とみている。】
それが、当然の処置だったのではないだろうか?
「消し忘れた」などと困った言い訳をせずに、迅速な対応を可能とするため
研修資料映像として海保内では情報を共有していた、と言えば良いものを・・・
海保は守勢では無く、もっと攻勢な訴えをするべきである、と私は思う。
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尖閣ビデオ 中国漁船が衝突の映像 (2分28秒)
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11月16日0:30AM 追記
きのうのNHK「クローズアップ現代」をみていたら、
石垣海保は、事件後間も無くマスメディアに映像を公開する予定で、
DVD十数枚を用意して配付するつもりだったようだ。
この公開を阻止した政府側からの圧力があったようだ。
意図はともかく、政府が禁止したものを現場の個人の判断で公開する
ことは犯罪であるという『有罪論』も出ているが、元々公開を阻止する
指示こそが、情報公開の原則に反して、国民に事実を隠蔽するという
国家権力を嵩に来た犯罪的な『政治主導』ではないのか?!
当該の保安官が言っているように、政府が恣意的に情報をコントロール
し始めれば、権力による独裁を許してしまうことになるし、国益に反する
ことにも成りかねない。
無能な民主党政権が自らの正当化のために情報の独占と統制を行おうとした
ことに反攻して国民が知りたい情報を提供したことは、適切であったと思う。
今後、当ブログは、この点を問うて行きたいと思う。
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海上保安官、逮捕見送り=検察側が方針―在宅捜査を継続・捜査当局
(時事通信) 2010年11月15日 17時03分
映像流出で保安官を逮捕せず 任意捜査継続(共同通信)
(共同通信) 2010年11月15日 17時13分
海保保安官の逮捕見送り、任意で捜査継続 警視庁と地検
(朝日新聞) 2010年11月15日 17時13分
沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、警視庁と東京地検は15日、「自分が流出させた」と名乗り出た神戸海上保安部の男性海上保安官(43)について、国家公務員法の守秘義務違反での逮捕を見送り、任意で捜査を続けることを決めた。
保安官の説明に基づいて流出の経緯について裏付け捜査が進み、証拠隠滅や逃亡の恐れが少ないことが主な理由とみられる。
また、保安官が「映像は、ほぼ誰でも見られる状態だった」と語るなど、海保内部で広く閲覧、入手できたことも判明。「秘密性」が薄れてきたことも、任意で捜査を進めることにした理由のひとつとみられる。
逮捕可否を協議、判断へ=映像流出事件の保安官
―海保大「消し忘れた」・捜査当局
(時事通信) 2010年11月15日(月)12:03
沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突のビデオ映像流出事件で、東京地検と警視庁は15日、神戸海上保安部の海上保安官(43)の逮捕の可否について、内部で協議を始め、午後にも判断する。保安官の事情聴取もしている。
検察当局では、海保施設内にとどまっている現状で保安官を逮捕することに消極的な意見が強く、15日中の逮捕は見送る方針を固めた。今後の逮捕の可否については協議を継続する。
海上保安大学校(広島県呉市)の関係者が「保存した映像を消し忘れた」と話していることが判明。映像は9月17日に海保大のパソコンの共有フォルダーに取り込まれており、警視庁捜査1課などは4、5日間、多数の関係者が映像を閲覧できたとみている。
東京地検と警視庁は国家公務員法(守秘義務)違反容疑で告発を受けている。
捜査関係者によると、映像は撮影した石垣海上保安部(沖縄県石垣市)から第11管区海上保安本部(那覇市)、海上保安庁(東京都千代田区)に渡るとともに、9月17日、11管本部から海保大の共有フォルダーに保存された。鑑定や分析が目的とみられる。
海保大の担当者はパスワードなどの閲覧制限を掛けず、同日から映像消去までの4、5日間、全国の海保関係者が閲覧できる状態だった。
保安官が乗務する巡視艇「うらなみ」の同僚乗組員が昇任試験の資料を探したところ、偶然に映像を見つけ、海保大の共有フォルダーから船内の共用パソコンに保存。保安官らに「すごい資料がある」と伝え、9月下旬に数人で映像を見た。