『尖閣映像』 を YouTube に投稿したとされる海上保安官が、
「お騒がせして申し訳ない」 との 自筆メモ を書いて公表された。
3日連続で第5管区海上保安本部に泊り込みで事情聴取を受けていたが
今日は、当該の海上保安官への事情聴取は行われず、
海上保安部の関係者などへのヒアリングが行われるらしい。
3日連続の事情聴取後、第5管区海上保安本部は、当該の海上保安官の
自筆メモを公表したという。
その内容は、Webニュースによると、
保安官のメモはA3判2枚で、実名が記載されていた。
「世間をお騒がせした事及び多くの人々に多大なる御迷惑をおかけした事を一番最初に心からお詫(わ)び申し上げます」とのおわびの言葉のあとに、
「本日私がここに宿泊いたしますのは貴方たちマスコミのおかげです。私がこの建物を出たならばさらに多大なる迷惑を多くの人々にかけてしまうからです。本日私がここに泊まるのは私の意志に基づくものであります。過熱した報道を少しはひかえて下さい」 などと書かれていた。
5管は12日夕までには保安官を帰宅させ、本人の記者会見を認める方向で調整を進めていた。しかし、総務部長によると、保安官は13、14日も5管の庁舎に宿泊し、会見は保安官自身と海上保安庁の意向で中止させたという。
(朝日新聞 2010年11月13日1時30分)
この最後に書かれている
【5管は本人の記者会見を認める方向で調整を進めていたが、
海上保安庁の意向で記者会見を中止させた】
ということは、何らかの政治的配慮(圧力?)が働いたと推測される。
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尖閣ビデオ 中国漁船が衝突の映像 (2分28秒)
こちらは、まだ見ることができそうです。(11/9 追加)
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「お騒がせして申し訳ない」=海上保安官が自筆文書-15日に帰宅の意向
時事通信 2010年11月13日(土)02:04
神戸海上保安部の海上保安官(43)は13日未明、「世間をお騒がせしたこと、および多くの人びとに多大な迷惑をお掛けしたことをおわびする」とする自筆の文書を、第5管区海上保安本部を通じて報道陣に出した。
同本部によると、海上保安官は15日まで同本部内にとどまった上で、逮捕されなければ同日夕方に帰宅する意向という。
文書で保安官は「本日、私がここに泊まるのは、私の意思に基づくものです」として、捜査機関に強要されてはいないと強調。「宿泊するのはマスコミのおかげ。建物を出たら多大なる迷惑を多くの人びとに掛けてしまう」と、過熱する報道に苦言を呈した。
同本部によると、保安官の健康状態は良く、12日に自分に関する報道を初めて見て驚いた様子だった。また、弁護士を解任する意向を示した。弁護士も解任されたことを認めた。
13日と14日の事情聴取予定はないが、捜査当局は今後も事情聴取を続ける方針を同本部に伝えたという。(時事通信 2010/11/13-02:04)
「心からおわび」保安官の自筆メモ公表 海保庁舎に宿泊(朝日新聞) - goo ニュース
朝日新聞 2010年11月13日(土)01:30
聴取3日、5管に寝泊り 映像流出告白の海上保安官() - goo ニュース
朝日新聞 2010年11月13日(土)04:41
「真実」を「見る権利」?=映像タイトルに意図反映-ビデオ流出、海上保安官
時事通信 2010年11月13日(土)05:19
尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐるビデオ映像流出事件で、動画サイトに投稿された計約44分の映像は、6本に分割された上、それぞれタイトルが付けられていた。「本当の尖閣」が2本、ほかは「尖閣の真実」「尖閣侵略の真実」「日本の尖閣」「どうなる尖閣」で、6本中4本に「本当」か「真実」という言葉が使われた。
映像には、生々しい衝突の瞬間と逃走シーンだけでなく、衝突前に警告を無視するかのように漁や航行を続ける漁船の様子も約29分含まれ、全体の3分の2を占めていた。
「この映像を国民は見る権利がある」「闇から闇に葬られてしまうのではないか」。投稿を告白した海上保安官(43)は、捜査当局の事情聴取やこれに先立つテレビ局の取材にこう述べたという。長時間に及ぶ映像の投稿には事件の全容を知らしめる意図があり、「本当」「真実」を強調したタイトルにも反映したとみられる。
一方、タイトルには「侵略」「日本の尖閣」「どうなる」といった尖閣諸島をめぐる問題への意識や関心がうかがえる文言もあった。だが、神戸海上保安部の関係者は「強い愛国心や憂国の意識を持っているとは聞いたことがない」と証言している。
(時事通信 2010/11/13-05:19)