元々原発賛成派だった、高橋はるみ北海道知事が、
政府と北海道電力 が知事の頭越しで「正式運転再開」を決めたことに
反発し、再開予定が延期されていた、
北海道電力 泊原発・3号機(出力91.2万キロワット)。
今日になって、ようやく高橋知事が、再開を容認することにして、
“和解”し、菅総理が「ストレステスト」を打ち出して後に
定期検査中であった原発が最初に営業運転に移行する前例となって
しまった。
もちろん、東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故以降、
“正式に”運転を再開する初めての原発となる。
高橋知事の「反発」は、住民向けの単なるパフォーマンスだったのか?
今回、再開を容認するにあたって、高橋知事が住民の意向を
ヒアリングするような機会がもたれたとは聴いていない。
何と!今日の午前中に泊原発10キロ圏内の泊村など4町村長と
調整しただけで再開を「OK」したそうだ!
【高橋知事は同日午前から、泊原発10キロ圏内の泊村など4町村長との調整を始めた。営業運転開始を認める意向を確認した上で会見した。】(朝日)
結局、住民の頭越しに原発再開を容認するのであれば、
まさに、知事の体面を整えるだけの話で、「知事の我儘」を
通しただけの次第となる。
泊原発の営業運転再開 北海道知事が容認
(朝日新聞) - 2011年8月17日(水)13:49
泊原発3号機再開を容認、道知事が表明
(読売新聞) - 2011年8月17日(水)13:59
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泊原発の営業運転再開 北海道知事が容認
(朝日新聞) - 2011年8月17日(水)13:49
北海道電力は17日午後、定期検査で5カ月以上調整運転を続けている北海道電力泊原発3号機(出力91.2万キロワット)の営業運転を再開する。北海道の高橋はるみ知事が同日午後、会見を開いて再開容認の意向を表明した。経済産業省に連絡を入れ、原子力安全・保安院が定検の終了証を北電に交付する。東日本大震災後に営業運転に移行する初めての原発となる。
高橋知事は同日午前から、泊原発10キロ圏内の泊村など4町村長との調整を始めた。営業運転開始を認める意向を確認した上で会見した。調整運転とはいえ、すでにフル稼働して電力も供給しており、終了証の交付と同時に営業運転に切り替わっても運転の状況は変わらない。
高橋知事は再開の是非を判断するに当たり、7月に質問状を経産省に送付。政府が大震災後に導入した原発のストレステスト(耐性評価)で泊3号機を2次評価の対象とし、営業運転中の原発と同列に扱った理由を確認するためで、経産省は8月9日、「原子炉が起動し運転中の状態のため」などと回答。高橋知事はこれを評価し、道議会や周辺自治体の意見集約を急ぐ考えを表明した。
泊原発3号機再開を容認、道知事が表明
(読売新聞) - 2011年8月17日(水)13:59
定期検査の最終段階にあたる調整運転を続けている北海道電力泊原子力発電所3号機(北海道泊村、出力91・2万キロ・ワット)について、北海道の高橋はるみ知事は、泊村など地元4町村や周辺自治体の意向を確認の上、17日午後に記者会見を開き、営業運転への移行容認を正式に表明した。
定期検査中の原発が営業運転に移行するのは、東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故以降、初めて。
高橋知事は同日、泊村など地元4町村の首長らに、営業運転再開に対する意向を確認。地元合意として、海江田経済産業相に伝える。これを受けて、経産省原子力安全・保安院は定期検査の終了証を交付する方針で、泊3号機は同日中に営業運転に移行する見通しだ。
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