いつも訪問する 【あんくる トム 工房】 の今日の記事は、
【北電 お前もか】 と題するもので、北海道電力でも九電と同じように
プルサーマル発電という極めて危険な発電を導入するにあたってのシンポで
北電社員を動員して、アンケートに答えさせたというものである。
このシンポは、泊原発にプルサーマルを導入する際に北海道主催で
開催されたもの。
日本共産党・北海道委員会が発表した赤旗記事を引用されている。
その後、自らの 「Twutter」 サイト 【@junsky2010】 のタイムラインを
見ると、この件についての数多くの 『つぶやき』 が見られた。
それらの 『つぶやき』 の多くは、共産党の発表を再報道する形での
一般新聞等の 『Web記事』 を元にしてつぶやかれたものだ。
ひとつの疑問は、何故日本共産党は、このスクープを「泊原発運転再開」を
高橋北海道知事が容認する前に発表しなかったのか? ということだ。
「容認」前に発表していれば、情勢を大きく変えた可能性があった。
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これに関する 一般紙の Web記事の一部のリンクを以下に示す。
共産が北海道電の「やらせ」指摘=原発シンポ、参加促すメール公開
時事通信 - 2011/08/26-13:04
北電が「やらせ」指示か 08年、道主催のプルサーマルシンポで
北海道新聞 - 2010年08/26 13:35 更新
北海道電「やらせメール」 泊原発シンポで
(朝日新聞) - 2011年8月26日(金)21:26
北電:08年シンポでやらせ指示 共産党が指摘
毎日新聞 - 2011年8月26日 最終更新 14時22分
北海道電力の「やらせ」疑惑について、
記者会見する共産党北海道委員会の幹部(左)ら
=26日午前、札幌市中央区
47写真ニュース - 2011/8/26 14:10
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8/27 追記:
北電「やらせ」認める、プルサーマル推進依頼
(読売新聞) - 2011年8月27日(土)10:35
北電、社員200人本格聞き取りへ やらせメール問題
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)11:35
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これらの記事の元となった、日本共産党の記者会見の様子を伝える
しんぶん 【赤旗】2011年8月26日(金) 記事 の引用。
泊原発3号機 道主催08年シンポ
北電が“やらせ”指示
「推進意見」社員を組織
プルサーマル導入で
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北海道電力泊原発(古宇郡泊村)3号機へのプルサーマル導入について住民意見を聞く2008年10月の道主催のシンポジウムに、北電が社員に参加と推進意見をのべるよう社内通達を送っていたことが25日、本紙が入手した内部資料と関係者への取材でわかりました。08年8月の国主催のプルサーマルシンポについて北電は経産省に対して「やらせ」の存在を否定していますが、同時期の自治体主催シンポで「やらせ」をおこなっていたことになります。
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問題のシンポは同年10月12日に岩内町で道と地元4町村主催で開かれました。本紙が入手したのは、同月3日に北電泊事務所渉外課が送信した「『プルサーマル計画に関する公開シンポジウム』への参加協力について」と題したメール文です。
文書には、「プルサーマル計画を確実に進めるためにも、数多くの方にご参加いただき推進意見を提出していただければ」と書いてあります。送信記録によると、このメールは泊原発内の21の部署に送られていました。
複数の北電関係者は、この文書について「北電の社内文書の体裁でつくられたもの」と証言。送信元の渉外課について「泊原発の周辺自治体との折衝や調整をする課だ。地元対策担当のセクション」と説明します。
泊原発へのプルサーマル導入をめぐっては、北電が08年4月に、道や地元4町村に事前協議を申し入れました。以降、経産省や道、北電がそれぞれ主催する説明会が、地元自治体を中心に行われました。
問題のシンポは、一連の住民向け説明会の最後に行われたもの。主催者の案内などによると、シンポでの意見は、道などがつくる有識者検討会議に反映するとしていました。
シンポ会場で道が集計したアンケートでは、「疑問を十分取り上げられたか」という質問に「そう感じる」「だいたい、そう感じる」という回答があわせて51%にのぼっています。
このシンポに参加した日本共産党の大田勤岩内町議によると、北電社員を名乗る参加者や発言者はいなかったといいます。当時の報道によると、同シンポ後の同年10月17日に道は「広く道民から意見を聞く狙いは一定程度、達成できた」として、説明会の打ち切りを宣言。翌09年3月に高橋はるみ知事が受け入れを表明しています。
本紙の取材に北電は「調査、確認中」と回答しています。
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公益企業の資格に疑問
日本共産党の真下紀子道議の話 シンポジウムでの参加者の発言は、有識者検討会議に反映するものですから、シンポには公正さが求められました。それだけに意図的な動員や推進意見の組織は許されないものです。
アンケートについても当事者の北電社員が組織的に参加し、一住民として回答した結果ならば、信ぴょう性に関わる問題です。
北電は12年前に「やらせ」を行った“実績”があります。これに懲りずに世論誘導を今も行っている北電に、公益企業としての資格があるのか、強い疑問を感じます。
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泊原発3号機 09年12月に営業運転を開始。今年に入り、定期検査を受け、東日本大震災の直前に最終段階で行う調整運転を始め、そのまま6カ月近くも100%の出力で事実上の営業運転を続ける異例の事態になっていました。原子力安全・保安院は8月、定期検査などを行っている原発が対象となっている「ストレステスト(耐性試験)」の1次評価から同機を除外し、営業運転を認めました。北海道の高橋知事も17日に、再開を認めましたが、地元自治体や道民の合意を得ない強引な再開として、批判が高まっています。
泊原発3号機 道主催08年シンポ/北電が“やらせ”指示/「推進意見」社員を組織/プルサーマル導入で - しんぶん赤旗
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8/27 追記:
北電「やらせ」認める、プルサーマル推進依頼
(読売新聞) - 2011年8月27日(土)10:35
北海道電力は26日、泊原子力発電所3号機(北海道泊村)のプルサーマル計画を巡る2008年の公開シンポジウムで、同社が社員に計画推進の意見を出すようメールで呼びかけていたと発表した。
共産党北海道委員会が8月中旬に北電関係者からメールを入手し、同日に記者会見して公表したことを受け、同社が社内調査して判明した。
問題の公開シンポジウムは、道と泊原発地元4町村が主催した「プルサーマル計画に関する公開シンポジウム」で、08年10月12日に岩内町と札幌市を会場に開かれた。岩内の会場には381人、札幌会場には88人が出席。プルサーマル計画の安全性や必要性に関する質疑が行われ、参加者へのアンケートも実施された。
26日午後9時から札幌市の本店で記者会見した北電によると、メールは10月3日に、北電泊事務所渉外課が同事務所PRセンターなど21か所に送信。「計画を確実に進めるためにも、数多くの方にご参加いただき推進意見を提出していただければと思っております」などと書かれていた。
北電、社員200人本格聞き取りへ やらせメール問題
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)11:35
北海道電力泊原発3号機をめぐる「やらせメール」問題で、北電は現地の社員ら約200人について本格的な聞き取り調査を行う。メールが送受信された経緯や公開シンポジウムへの出席状況、プルサーマル導入に賛成したかどうかなどを調べるためだ。当時は行政主催のシンポや説明会が相次いで開かれており、これらについても「やらせ」の有無を確認する方針だ。
問題のメールは2008年10月3日、北電泊原子力事務所渉外課が現地にある21の部署にあてて送信した体裁になっている。3号機へのプルサーマル導入をめぐり、9日後にある公開シンポに参加し、推進意見を出すよう要請している。
シンポは地元の岩内町と札幌市で行われて469人が参加した。うち237人がアンケートに答え、プルサーマルについて理解が深まったとする回答が7割に上った。
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