JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
【観劇レビュー&旅行記】(ブックマークのTOP)
で書いています

関西電力・高浜原発も! 【耐震性評価のデータ入力 “ミス”?】

2011-08-23 12:14:47 | 政治
2011年8月23日(火)

 続々と『発覚』する、

  原発の「耐震データ」入力“ミス”

 今度は、関西電力・高浜原発3・4号機でも『発覚』した!
 
読売新聞が見出しに『発覚』という表現を使っている処を見ると、

隠していたものが『発覚』したというニュアンスである。

そうでなければ、「発見」 という表現を使うだろう。

 私も、「隠していたものが『発覚』した」 と思う。

そして、又、同じように

【再計算しても、安全性そのものに影響はなかった】

  と関西電力は猛語(妄語)しているようだ。

 何度も書いているように、

  【再計算しても、安全性そのものに影響はなかった】

   というのは、検証していないのと同じこと。


 たとえば、「再計算した結果、安全率が5倍から4倍に低下したが
  なお、安全性は確保されている」 というのなら
  解らないでもないが、単に

  【再計算しても、安全性そのものに影響はなかった】

   と言う言い方は、具体的な検証を何もしていないことを

   示すものなのである。

 今回の耐震設計は、天下の【竹中工務店】に丸投げされていた

ようである。【竹中工務店】がそんな単純ミスを見逃すはずは無い!

 おそらく、関西電力か経産省・原子力安全保安院(不安全不安院)か

資源エネルギー庁かどこかから、数値の操作を依頼されたに違いない。

 上司からそのような 「天の声」を押し付けられた竹中工務店の技術者は

泣く泣く、数値を修正した
 のであろう。 それを

 【竹中工務店の担当者の入力ミスだった】(関西電力・朝日報道) 

 と切って捨てられたら、立つ瀬がない。 技術者として同情の限りである。

 最初に発覚した玄海原発でも耐震設計を丸投げされていたのは

天下の【大林組】 である。

 同じような偽装工作が全国の原発で行われていた可能性がある。

 「天の声」は入札現場では常識として行われていたが、

このような耐震設計などでも行われていた可能性が高い。

 国土交通省や経産省は「姉歯を笑う」訳には行かないであろう。

(※姉歯事件:姉歯『建築士』によるマンションの耐震設計偽装) 


*******************************************
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  (左のアイコンをクリックして
              もらえたら嬉しいです)
*******************************************


耐震性評価のデータ入力ミス発覚…関西電力
 (読売新聞) - 2011年8月23日(火)01:39
 

 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県)で耐震安全性評価のデータに入力ミスが見つかった問題に関連し、同様の事例について調べていた関西電力は22日、高浜原発3・4号機(福井県)の原子炉建屋について、計3か所のデータを誤って入力していたと発表した。

 再計算しても、安全性そのものに影響はなかったという。

 これを受け、経済産業省原子力安全・保安院は同日、原子力施設がある12事業者に類似の入力ミスがないか再調査を指示した。原発を再稼働させる前提のストレステスト(耐性検査)は、耐震安全性評価の数値を使うため、九電の入力ミスの影響で実施が遅れているが、今回指示された再調査が10月末までかかる事業者もあり、これらの事業者のテストはさらに遅れる見通し。保安院は、玄海原発のデータ入力ミスが発覚した先月、同原発のデータを誤入力した大手ゼネコンの大林組に同様の解析を発注した事業者に対し、ミスの有無を調査するよう指示していた。しかし、発注先が違う場合には、ミス防止体制があったかどうかだけを調べさせていた。 


耐震評価データ、高浜3・4号機も誤り 入力ミスと関電
 (朝日新聞) - 2011年8月22日(月)21:03
 

 経済産業省原子力安全・保安院は22日、関西電力高浜原発3、4号機で、原発の再起動や運転継続の判断根拠になるストレステスト(耐性評価)に使われる耐震評価のデータの一部に誤りがあった、と発表した。九州電力玄海原発3号機でも誤りが見つかっており、保安院は電力各社にデータの再確認を指示した。停止中の原発の再起動がさらに遅れる恐れがある。

 関電によると、誤りが見つかったのは、原子炉建屋などの評価に使うデータ3カ所で、解析を委託していた大手ゼネコン竹中工務店の担当者の入力ミスだった。
 安全性の評価に影響はない
 としている。

 九電は委託先の大林組でデータミスが判明したため、保安院は大林組に委託している電力各社にデータのチェックを指示し、報告を求めていた。

 関電は自主的な調査で誤りが見つかった。このため、保安院は22日、委託先によらずすべてのデータのチェックを改めて各社に求めた。結果の報告を受けた後に、ストレステストの評価をすることになる。各社の報告が出そろうのは10月になる見通しという。(西川迅)  



*******************************************
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  (左のアイコンをクリックして
              もらえたら嬉しいです)
*******************************************



東京のリビア大使館も反カダフィへ『旗色鮮明』にした

2011-08-23 01:03:10 | 国際関係
2011年8月23日(火)

 昨日の昼頃に

 【リビア反体制派が首都トリポリ要所を制圧】 というニュースを見た。


  (AFP-Webニュースより:2011Aug22 三色旗は反政府勢力のもの)

朝日新聞国際版Twitterニュースでは、要旨
【asahi_kokusai朝日新聞 国際報道
リビアの首都トリポリに進攻した同国反体制派部隊は21日夜、首都の大部分を掌握した模様です。反体制派によると、最高指導者カダフィ大佐の後継者と目されていた次男セイフルイスラム氏が拘束されました。カダフィ大佐は徹底抗戦を呼びかけていますが、政権の崩壊は避けがたい情勢になっています。】
  と伝えている。

 CNN-Web版 では、
【リビア反体制派「カダフィ大佐の息子2人を拘束」】
  と伝えている。

 オバマ米大統領も 「終焉を認めよ」 と、カダフィ大佐に退陣迫った模様。

 もはや、カダフィ政権の崩壊は避けられないであろう。

 それにしてもこの内線でどれほどの生命が奪われたことか・・・

 これらの事態の進展を受けて、
 東京のリビア大使館、現政権の国旗から、反カダフィ派の旗に替えて
文字通り、『旗色鮮明』にした。

東京・渋谷のリビア大使館、国旗替える
 (朝日新聞) - 2011年8月23日(火)00:26




22日、リビア北東部ベンガジで反体制派のトリポリ到達を喜ぶ市民
    (ロイター=共同)


*******************************************
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  (左のアイコンをクリックして
              もらえたら嬉しいです)
*******************************************


東京・渋谷のリビア大使館、国旗替える
 (朝日新聞) - 2011年8月23日(火)00:26
 

 東京都渋谷区にあるリビア大使館は22日、掲揚する国旗をカダフィ政権下の緑一色のものから、国民評議会がシンボルとする3色を基調とした旗に替えた。大使館担当者は取材に対し、「(旗を替える)適切な時であると判断した」と語った。
 



リビア反体制派、国営テレビ局を制圧
 (読売新聞) - 2011年8月22日(月)23:18
 

 【トブルク(リビア東部)=田尾茂樹】リビア反体制派は22日(日本時間同日午後)、首都トリポリの大半を制圧、ロイター通信によると同日午後、国営テレビ局を制圧した。

 首都南部にある最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅周辺では、カダフィ派部隊と反体制派が交戦。多国籍軍による対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)当局者は22日、「カダフィ派全部隊が戦闘をやめるまで軍事作戦を続ける」と語った。

 40年以上独裁を敷いてきたカダフィ体制の崩壊は避けられない情勢で、国際社会も“カダフィ後”を見据えて動き始めたが、首都では両派の攻防が続いている。

 AP通信によると、反体制派部隊は22日、カダフィ氏の邸宅がある準軍事施設バーブ・アジジヤへの進攻を試みたが、カダフィ派が戦車砲などで応戦、撃退した。

 反体制派が制圧した首都中心部の「緑の広場」を、再びカダフィ派が奪い返したとの報道もある。

 バーブ・アジジヤは、カダフィ宅のほか同氏警護隊の兵舎や通信施設などが並ぶ広さ6平方キロの施設。カダフィ氏と最近接触した在トリポリ外交筋は、同氏が邸宅内にとどまっているとの見方を示している。 


リビア政権崩壊 英仏 戦後計画の策定急ぐ
 (産経新聞) - 2011年8月23日(火)08:00
 

【ロンドン=木村正人】
 リビア軍事介入を主導してきた英国やフランスはリビア最高指導者カダフィ大佐体制の崩壊は近いと判断、イラク戦争後に起きた内戦の二の舞いを避けるためトリポリの治安維持など体制変革に向けた戦後計画の策定を急いでいる。北大西洋条約機構(NATO)も「リビア国民の保護」を理由に反体制派支援を継続するとともに軍や石油など主要施設の監視を強化する。

 キャメロン英首相は22日、記者会見し、「カダフィ大佐は反体制派組織の国民評議会に政権を譲り渡せ」と表明。ジュペ仏外相は、欧米やアラブ諸国でつくる「連絡グループ」の特別会合を来週パリで開催するよう提案すると述べた。

 リビアでの軍事作戦に参加しているのは英仏米などNATO加盟14カ国とスウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、カタールの4カ国。十分な戦後計画を持たずに戦争に突入、内戦が泥沼化したイラク介入の教訓から、参加国は連絡グループをつくり、民政面でも国民評議会を支援してきた。

 戦闘終結後、カダフィ体制から国民評議会に円滑に権力を移行し、総選挙を早期に実施できるよう英政府の協力で憲法草案も制定。英紙タイムズが入手した戦後計画によると、首都トリポリが陥落した後、治安を維持するため、市民による1万~1万5千人の治安部隊を編成する計画という。

 内戦の芽を摘むため、英仏両国は政治的に中立なカダフィ体制内の軍人や高官を新政権に取り込むよう国民評議会に助言している。

 NATOのラスムセン事務総長は地上部隊派遣の可能性について言及を避けつつ、「NATOは(カダフィ体制崩壊後)リビア国民と国民評議会とともに働く準備ができている」と国民評議会を支援する考えを改めて表明した。 


反体制派、カダフィ大佐の捜索続行 リビア
 (朝日新聞) - 2011年8月22日(月)23:50
 

 リビアの首都トリポリの大部分を掌握した反体制派は22日、行方が分からなくなっている最高指導者カダフィ大佐の捜索を続けた。首都では小規模な衝突が起きているものの、政権側の組織的な反攻は起きていない模様だ。

 反体制派でつくる軍事評議会のベルハジ議長は22日、「トリポリでは小さな抵抗があるだけだ」と述べ、政権軍に投降を呼びかけた。反体制派は市街の9割を掌握したとしており、各方面から続々と戦闘員が到着している。反体制派は国営テレビも掌握し、カダフィ氏が国民にメッセージを伝える手段は失われた。

 反体制派の代表組織、国民評議会のアブドルジャリル議長は同日、「カダフィ時代は終わった」と述べ、評議会の拠点を東部ベンガジからトリポリに移す準備を始めたことを明かした。カダフィ政権の崩壊が確認されれば、トリポリで臨時政府に移行する見通しだ。

 一方、ベンガジの西約240キロのブレガでは政権軍が抵抗を続けており、反体制派部隊の進軍を阻止している。
         (朝日新聞:カイロ=貫洞欣寛)