今日の重大ニュースは、あの『ホアンインゼンインアホ』(回文)の
経済産業省 『原子力安全・保安院』 が、
フクシマ原発からこれまでに放出された放射能レベルが、
広島原発の168倍にものぼる大量なものであったことを
発表した、というもの。
原発事故の放出セシウム、原爆の168倍 保安院公表
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)0時28分
【今年6月に保安院が公表した福島第一原発事故の炉心解析による試算値と、2000年に国連科学委員会がまとめた広島原爆の試算値を放射性物質ごとに一覧にした。】
とのこと。
それによると、
【セシウム137で比べると、原発事故が1万5千テラベクレル(テラは1兆)、原爆が89テラベクレル。】 とのこと。
『テラベクレル』(T・Bq)とは、10の12乗:1,000,000,000,000 Bq である。
『テラベクレル』などと略号で言ってしまうと巨大さが解らなくなってしまうが
こんなに大きな数値である。 その上、『万・テラベクレル』なので、
その1万倍 さらにその1,5倍である。 もう一度数値で書くと、
1万5千テラベクレルとは : 15,000,000,000,000,000 Bq
そして、別のニュースによると、
放射性ヨウ素131が約13万テラ・ベクレルというから
130,000,000,000,000,000 Bq となる。
放出放射能57万テラベクレル 原子力研究機構が試算
(朝日新聞) - 2011年8月22日(月)20時57分
放出放射能57万テラベクレル となると
570,000,000,000,000,000 Bq
これだけの放射能が撒き散らされているのに、
政府は原発周辺住民にも、子ども達にも「ヨウ素剤」を配付しなかった。
27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で、
鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の
検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」
と指摘した、と云う。
【今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。】 (朝日 8/27)
原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)21:08
それら放出された放射性物質のうち、ヨウ素の13%・セシウムの22%が
日本国土の陸地に降下したことが、国立環境研究所地域環境研究センターの
大原利真センター長らの推計でわかったとのこと。
これが、稲藁などの汚染となり、牛肉など多種類の食料品の『二次汚染』と
なって、農業者や消費者を困惑させ、苦しめているのである。
放出ヨウ素13%・セシウム22%広範囲に降下
(読売新聞) - 2011年26日(金)01時38分
また、雨となって川を汚染し、浄水場の残土や下水処理場の汚泥となり
焼却灰に放射能が残留する結果となっている。
ゴミ焼却灰からも同じように高濃度の放射性物質の残留が確認されている。
簡単に言えば、放射能が振り注いだ地域の 『人間も含む』 全てを
汚染しているのである。 原発が如何に危険なものであるかを示している。
基準超え放射性セシウム…7都県42焼却施設で
(読売新聞) - 2011年8月27日(土)20:55
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原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)21:08
東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)
原発事故の放出セシウム、原爆の168倍 保安院公表
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)0時28分
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原子力発電所事故と、広島に投下された原子爆弾で大気中に放出された放射性物質の種類別の量をまとめた資料を公表した。単純計算すると、原発事故の放出量はセシウム137が原爆の168.5倍、ヨウ素131が2.5倍にあたる。
資料は、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会の求めに応じ作成。今年6月に保安院が公表した福島第一原発事故の炉心解析による試算値と、2000年に国連科学委員会がまとめた広島原爆の試算値を放射性物質ごとに一覧にした。半減期が約30年と長いセシウム137で比べると、原発事故が1万5千テラベクレル(テラは1兆)、原爆が89テラベクレル。放射能汚染がそれだけ長期化する可能性を示している。
保安院は「原爆は熱線、爆風、中性子線による影響があり、原発事故とは性質が大きく違う。影響を放出量で単純に比較するのは合理的でない」としている。
放出ヨウ素13%・セシウム22%広範囲に降下
(読売新聞) - 2011年26日(金)01時38分
東京電力福島第一原子力発電所事故で拡散した放射性物質のうちヨウ素131の13%、セシウム137の22%が日本の陸地に降下したことが、国立環境研究所地域環境研究センターの大原利真センター長らの推計でわかった。
降下は、東北から関東、長野、新潟の一部の広い範囲に及んだ。
研究グループは、第一原発からヨウ素131が約14万テラ・ベクレル(テラは1兆)、セシウム137が約1万テラ・ベクレル放出されたと仮定し、大気中で拡散し、地面へ降下した状況を推計した。
その結果、ヨウ素は、ガス状のものが多く、第一原発を中心に同心円状に広がったことがわかった。一方、セシウムは粒子となって雨や雲に取り込まれ、地表に降下するため、降雨などの気象条件の影響を受け、局地的に降下量が多い地域が生じることがわかった。
放出放射能57万テラベクレル 原子力研究機構が試算
(朝日新聞) - 2011年8月22日(月)20時57分
日本原子力研究開発機構は22日、東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性物質の総量は57万テラベクレル(テラは1兆倍)とする解析結果をまとめ、原子力安全委員会に報告した。
新たな観測データなどをもとに再計算した結果、ヨウ素が13万テラベクレル、セシウムがヨウ素換算で44万テラベクレルになった。従来の見積もり(63万テラベクレル)より1割程度少ないが、同機構の茅野政道・副部門長は「誤差の範囲内と考えられる」としている。
基準超え放射性セシウム…7都県42焼却施設で
(読売新聞) - 2011年8月27日(土)20:55
環境省は27日、東北・関東地方の7都県42のごみ焼却施設などの焼却灰から、一時保管の基準(1キロ・グラム当たり8000ベクレル)を超える濃度の放射性セシウムが検出されたとする調査結果を明らかにした。
調査は16都県の施設を対象に6月から今月22日まで行われ、大半の469施設から回答を得た。
基準超えの灰が確認されたのは、岩手、福島、茨城、栃木、群馬、千葉県と東京都の施設。最高濃度は、あぶくまクリーンセンター(福島市)の9万5300ベクレルで、福島県外では柏市第二清掃工場(千葉県)の7万800ベクレルだった。
環境省によると、焼却炉の性能が高いと、灰が濃縮され、同セシウムの濃度も上がる傾向があるという。
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