JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
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で書いています

社内で英語しか使えない日本企業の功罪 私は大反対!

2010-09-07 23:34:02 | 社会
2010年9月7日(火)

 業務の国際化に伴い、社内での公用語を「英語」とする日本企業が出てきた。

 「楽天」 などがこの『ブーム』の 「火付け役」 だ。

 英語を話せないと、その会社には就職できない。
元からの社員も【TOEIC】(トーイック)テストの成績次第で昇進や降格になる。

 これらの傾向について、単なる『話題』のレベルを超して、ニュースの真面目な「テーマ」になり始めた。

 外資系の企業ならともかく、何故日本国内で営業している日本の企業の中で英語が公用語にならなければならないのだろうか?

 外資系企業でも、日本国内で営業するなら、日本語を基本として頂きたいほどなのに。

 英語がステイタス(Status)になってもらっては困る。

 問題もある。

 外国人と交渉をする状況の場合に、正規の有能な通訳を介さずに交渉した場合に、聞き間違いや、理解不足や語彙の不足から、誤った判断や結果を導く可能性がある。

 相当なネイティブ発音に習熟した人でもない限り、僅かの音の違いで全く逆の意味に勘違いする可能性もある。

 よく言われる例が “I can”と“I can't” であり、通常は、肝心カナメの否定部分 “n't” は聞こえないのである。
 アクセントとニュアンスで判断する必要がある。
 私の経験によれば、
  “I can” なら肯定文、“I can('t)” なら否定分という感じ!

 安易に全社員に英語を強要すると、あちこちで交渉ミスが発生しかねないのである。

 もう一つは、日本的婉曲表現ができなくなり、思考方法そのものが英米的短絡思考に変わってしまう可能性があることである。

 ドライに割り切る。白黒をハッキリ付ける。自己主張をしないと無視される。など長所にも短所にもなりうる表現方法に引きづられる可能性がある。

 私は、一般社員レベルにまで、また日本人同士の会話にも英語を強要するのは反対であり、そういう方針を決めた幹部は行過ぎた『英語至上主義者!』または『英語中毒』または『英語フリーク』または『英語オタク』あるいは「アメリカ追随者」だと思う。

 英語は単なる『ある国』の言葉に過ぎない。言葉自体は差別は無い。
世界の人口の多数派でもない。日本語より優れた言語である訳でもない。
 英語圏に行けば、5歳の子どもでも流暢に英語を話すのである。
 なにか“特別有能な”社員を育成するかのような位置づけには反対である。

 国際化の中で、ビジネスや旅行で英語が役に立つ側面は否定しないし、私も英語圏ではない欧州旅行(主として中欧)で片言の英語が随分と役には立っている。
 また、中国人や韓国人も含めてビジネスにおいて流暢に英語を話す人は少なくないが、それでもそれらの会社の全員が英語に流暢と言う訳でもない。
 重要なビジネス交渉においては確実な通訳を介するべきである。
 日常交渉は英語が得意な社員をその部署に配置すれば済むことである。

 英語を日本企業で公用語にするより先に、
正確な(少なくとも過誤の無い)日本語を使えるようにし、
教養(英語の強要ではなく)や人格や話術や交渉力も含めた
人間力を高めることこそが、
名だたる日本企業が示すべき模範ではないだろうか?


 ニュースでは、本田技研工業(ホンダ)の伊東孝紳社長の話として、
「日本人が集まるここ日本で英語を使おうなんて、ばかな話」と切り捨てた。「英語が必要なやりとりは英語でやる。時と場合によって使い分ければいい」というのが理由だ。】(産経新聞 2010年9月7日)
 と伝えている。 その通りだと思う。


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「英語公用語化」によって話せるのが当たり前に!グローバル化で出世レースから脱落した社員の憂鬱(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース 

      ダイヤモンド・オンライン 2010年9月7日(火)08:40

「英語が職場の公用語になる時代がくる」

 大手企業が公用語に英語を採用したこともあり、「自社も英語を公用語に…」と大騒ぎしている会社も少なくありません。

 ところが、実際に企業がビジネス拡大をしているのは、英語圏でなく中国語圏。グローバル化が加速するのは間違いありませんが、英語が公用語として本当に必要なのかと疑問を持つ方もいるでしょう。

 そして学生時代に学んだことをすっかり忘れたビジネスパーソンの多くが英会話スクールに駆け込むべきか、悩んでいることと思います。今回は、公用語化されつつある英語への葛藤を抱く職場とビジネスパーソンの実状について、見ていきましょう。

 現在、多くの日本企業がアジア、特に中国に目を向けるようになりました。

 昔なら海外駐在や外国人と接する役割は帰国子女の独壇場。他の社員とは別採用されて、専門の組織で海外との仕事に従事しているケースが大半でした。ですから、外資系企業や商社を除けば、日本国内で働くビジネスパーソンにとって、外国人と仕事で接する機会は極少。これまで日本企業は輸出によって外貨を稼いできましたが、ある意味、江戸時代と同じような限定された窓口を通じたビジネスをしていたのかもしれません。

 ところが、近年では海外との仕事が大幅に増え、もはや帰国子女だけでは対処できない状況になってきました。その背景にあるのが、アジアでのビジネス拡大です。出店や海外拠点を増やすためには、現地駐在員が必要です。アジアなら中国、あるいはシンガポールあたりに2、3年を目処に転勤をすることになった社員の話をよく耳にします。取材したメーカー勤務のSさんも、

「これまで営業一筋。海外なんて新婚旅行以来行っていません」

 と言っていましたが、今では語学能力や留学経験がないにも関わらず、現地で外国人と接する海外業務に関わるようになってきました。私の知人からも、

「北京に2年駐在します。是非、遊びにきてください」

 などといった、海外駐在の挨拶メールが頻繁にくるようになりました。

 また最近では、海外企業の訪日をアテンドする役割として外国人と接する社員も増えています。今までのような「閉じたグローバル化」から「本格的なグローバル化」が求められる時代になったわけです。

 (まだまだ続きます。下記リンクからどうぞ!)
  http://diamond.jp/articles/-/9294?page=2 


【風】英語が公用語!? 「ばかな話」と反対論も(産経新聞)
      2010年9月7日(火)15:04

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今日の運動
 *【ピラティス】 45分
 *【ポルドブラ】 50分
 *【ナチュラルスタイル・ヨーガ】 45分
 * 筋力トレーニング3種目(15回×2セット)
 トータル4時間ほど。
 *歩数計 6400歩 (スタジオレッスン含む) 
 ピラティスは16名ほどで男は3名、ポルドブラは24名ほど、
 ナチュラルスタイル・ヨーガは20名ほど参加でした。



卒業生の就職難や低賃金で奨学金の返納遅れ激増

2010-09-06 23:39:17 | 雇用・労働
2010年9月6日(月)

 今晩のNHK【クローズアップ現代】では、就職難・生活難・非正規雇用・低賃金などを原因として、奨学金を返したくても返せない実態をレポートしていた。

 私が学生の頃は(私自身は借りたことは無かったが)、「奨学金」と言えば返済不要の給付型だったと思う。(全てが給付型だったかどうかは覚えていない)

 すくなくとも利子を払うなんて話は無かったと思う。

 ところが、現在の『奨学金』の主流は利子付きの貸付だという。

 利子付きの貸付であれば、もはや「奨学金」とは言えないのではないだろうか?

 単なる長期・低金利の学資ローンに過ぎないではないか?
低金利と言っても、1%~2%であるから、預金利率と比べると著しく高い。

 その上、多くの学生が受けている『奨学金』は、数百万円に及ぶという。
 
 【クローズアップ現代】がレポートしていた一例は、借入金3百数十万円で、毎月の返済は利子込みで2万円ほど。しかし、その卒業生は就職難から定職につけず、アルバイトなどでどうにか月額10万円ほどの収入が得られるだけ。
 家賃や食費・光熱費など生活に必要な費用の捻出もままならない状態。
とても『奨学金』を返済できる状況ではない。

 そういう状況が多くの卒業生を襲い、
【3カ月以上の滞納額は2009年度に2629億円と10年間で2.6倍に増加している】 (朝日新聞) という。

 【独立行政法人「日本学生支援機構」が04年に設立されて日本育英会から大学生の奨学金事業を引き継いだ。】とのこと。

 【1999年度以降、有利子奨学金の規模が急速に拡大。無利子も合わせると今年度の貸与人員は118万人】 (朝日新聞)


 『滞納』対策のために、厳罰化も含めて「取立て」を強化することになるらしい。

 なるほど、1999年から「奨学金」からサラ金化してしまったのだ。
その上、独立行政法人化することで、教育支援の団体から金融機関的な効率主義になってしまったようだ。

独立行政法人日本学生支援機構-JASSO (公式サイト)

『貸与』利率推移 (公式サイトより)

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奨学金の返還滞納、10年で2.6倍 文科省が報告書 

      朝日新聞 2010年9月3日(金)00:16

 独立行政法人「日本学生支援機構」が扱う奨学金の返還滞納者が増えている問題で、文部科学省は2日、有識者がまとめた報告書を公表した。3カ月以上の滞納額は2009年度に2629億円と10年間で2.6倍に増加しているが、回収体制が追いついていないとして機構に抜本的な組織改革を求める方針だ。

 機構は04年に設立されて日本育英会から大学生の奨学金事業を引き継いだ。1999年度以降、有利子奨学金の規模が急速に拡大。無利子も合わせると今年度の貸与人員は118万人、事業費は10年前の2.4倍の1兆55億円に。

 一方で、貸し倒れの危険がある「リスク管理債権」にあたる3カ月以上の滞納額は、09年度に2629億円。卒業して返還中の273万人のうち21万人に達する。

 債権回収に詳しい弁護士や銀行担当者ら6人による有識者が業務を検証したところ、育英会時代からの滞納者の捕捉が難しいのに加え、業務に使うシステムが古いことも回収が進まない理由に挙がった。たとえば、返還期限の猶予願の処理だけで平均56日かかっており、職員へのアンケートでも「月に何日もシステムが停止する」「統計処理に限界があり、手作業での集計が多くなる」との声が寄せられた。

 報告書では、組織内の責任の明確化や業務の集約・効率化を求めたほか、奨学金を借りる窓口になる大学ごとの滞納率の公表について検討が必要だとした。
            朝日新聞(見市紀世子)
 



申請者全員に無利子奨学金 文科省、2万6千人増要求 (共同通信) - goo ニュース
      共同通信 2010年8月29日(日)17:23


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今日の運動
 *ストレッチング30分
 *【スロトレサーキット】 30分(16名参加;男性が殆ど,女性3名)
   筋力トレーニングと有酸素運動での脂肪燃焼を組み合わせたもの
 *浴室で入浴して汗流し 30分
 トータル2時間弱 
 *歩数計 装着忘れ 



「多剤耐性菌」 の 院内感染 深刻な状況に

2010-09-05 23:14:07 | 医療・福祉
2010年9月5日(日)

 生活環境中や人の皮膚などに広く存在する緑膿菌などによる院内感染が広がっている。

 健康な人が感染しても何の問題もないが、抵抗力の弱った患者に感染すると死亡することもあると言う。

 病院内で感染が拡大すると深刻な事態に陥ることもあり、今回の事例はこれのようだ。

 当初の発表では、
【帝京大病院(1154床)は3日、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに患者46人が院内感染し、27人が死亡したと発表した。うち9人は死亡と感染の因果関係が否定できないという。国内で同菌の大規模な院内感染が明らかになるのは、09年の福岡大病院に次いで2例目。帝京大病院は5月には認識したが、保健所に報告したのは今月2日で、都は「報告遅れは不適切」として厳重注意した。】(毎日新聞 2010年9月4日(土)13:00)
 とのことであったが、その後「緑膿菌」の院内感染も発生したことが判った。

 7月末まで『教育入院』していた身とあっては、あながち他人事ではない。


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多剤耐性菌 歯止め急務 帝京大病院 緑膿菌でも1人死亡 会見で公表せず(産経新聞) - goo ニュース
      2010年9月5日(日)08:00

別の院内感染、1人死亡 帝京大病院、公表せず(共同通信) - goo ニュース
      2010年9月4日(土)10:31

院内感染 速やかに情報開示し再発防げ 

     読売新聞 2010年9月4日(土)01:16

 高度医療をになう大学病院で、なぜこれほど大規模な院内感染が起きてしまったのか。

 帝京大学医学部付属病院(東京都板橋区)は3日、がんなど重病で入院していた患者46人が、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性の「アシネトバクター」と呼ばれる細菌に感染していた、と発表した。

 感染者のうち27人が亡くなっており、この中の9人は感染が死因につながった可能性を否定できない、という。

 犠牲者9人とすれば、2000年に大阪で、02年に東京で、いずれもセラチア菌の院内感染で犠牲者が出たケースを上回り、近年では例のない被害である。

 帝京大は、今年4~5月に感染者が増加したため、調査委員会を設置して調べていたという。保健所へ届け出たのは、今月2日だった。あまりにも遅すぎる。

 アシネトバクター自体はどこにでもいる細菌で、健康な人が感染しても影響はない。だが、重症患者など抵抗力が衰えている人が感染すると、肺炎や敗血症などを起こすことがある。

 福岡市の福岡大病院でも23人が感染したことが、昨年1月に判明している。多剤耐性アシネトバクターによる大規模感染はこれが国内初の事例で、厚生労働省は注意を呼びかけていた。

 高度医療機関には抵抗力の弱い重症患者が集まるため、ひとたび院内感染が起きれば、取り返しのつかないことになる。

 今回の帝京大病院の場合は、どのような経路で感染が広がったのか。公表が遅れたのはなぜか。

 大学病院などには院内感染担当者の配置が義務づけられているはずだが、そこに油断や落ち度はなかったのか。

 帝京大は調査委による独自の調査結果をもとに、こうした疑問に答えなければならない。厚労省と東京都も、徹底した調査で事実関係を究明すべきだ。

 院内感染は、どんなに警戒しても完全には防ぎきれないことも事実である。治療で抗生物質が多用されていることで、新たな耐性菌を生み出してもいる。

 多剤耐性アシネトバクターは、まだ国内の感染報告は少ない。しかし、別の多剤耐性菌による院内感染は多数発生している。

 拡大を防ぐには、早期発見と迅速な対応が欠かせない。そのためには、全国規模の監視体制を強化するとともに、医療機関は感染の事実はすばやく開示し、発生情報を共有しなければならない。
 



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今日の運動
 *ストレッチング10分
 *【クロール 初級】 30分(4名参加;男性1名,女性3名)
 *水泳「平泳ぎ」500m 20分
 *浴室で入浴して汗流し 50分
 トータル3時間弱 
 *歩数計 2500歩 (スタジオレッスン含まず) 



【JR福知山線尼崎付近の急カーヴでの脱線転落事故】 運転士の4割「脱線あり得た」(神戸新聞)

2010-09-04 23:34:13 | 事件・事故
2010年9月4日(土)

 2005年に事故が起こった 【JR福知山線尼崎付近の急カーヴでの脱線転落事故】 に関する調査で、運輸安全委員会が設置した検証チームが当時の同僚運転士も含む391人から回答を得たアンケートを実施し、多くの運転士から『危険性を意識していた』という趣旨の回答が寄せられたと言う。

 【アンケートは、事故当時に宝塚線で運転経験がある504人を対象に、今年7月に記名で実施。回答率は78%だった。】(神戸新聞)という。
 
 記名式で この回答率は、一般のアンケート調査と比べれば、相当高いと言える。

主な内容を箇条書きにすると、

制限速度を超えて通過した経験がある:21.2%
 
  5キロ未満の速度超過:9.5%

  5~15キロ オーバー:2.3%

  詳細を記憶していない:9.3%

  110~140キロまで速度を出しても脱線せずに
  現場を通過できると安易に認識していた運転士は14.5%

速度超過の理由

  ダイヤ維持や遅れを取り戻すため:42.6%

  ブレーキ操作の遅れ:32%

  うっかり・雑念:19.7%

  睡魔:5.7% など

当時からATSの設置は必要と思っていた :41.5%

懲罰的な「日勤教育」について;
 「プレッシャーと感じていた」:81.8%

 
****************************  

尼崎JR脱線事故
 運転士の4割「脱線あり得た」
 

     神戸新聞 2010年9月4日(土)11:38
 2005年の尼崎JR脱線事故について、JR西日本の運転士391人が応じたアンケートの結果、現場カーブで「脱線もあり得ると思っていた」との回答が44%に上ることが3日、分かった。国土交通省運輸安全委員会(旧航空・鉄道事故調査委)が設けた検証チームが会合で発表した。カーブ手前の速度照査機能付き自動列車停止装置(ATS‐SW)についても、42%が「事故前から必要と思っていた」と回答。運転士が危機感を抱いていたことが、初めて数字で裏付けられた。

 アンケートは、事故当時に宝塚線で運転経験がある504人を対象に、今年7月に記名で実施。回答率は78%だった。旧事故調委も京橋電車区の運転士約50人に調査したが、検証チームは「内容が不十分」と判断した。

 現場カーブについては「制限速度の時速70キロ以上で走ったことがあるか」との問いに、21%が「ある」と答えた。カーブ手前の直線についても、制限速度120キロを上回ったことがある、との回答が7%あった。

 妻が負傷し、調査に携わった中島正人さん(47)は「(今回の方法が)事故調査報告書のあり方の土台になり得る」。有識者メンバーの作家柳田邦男さん(74)は「異常な運転が1%でもあれば、事故が起きるとの認識が会社に必要だった」と話した。JR西は、これまで「鉄道の常識として、カーブの制限速度を大幅に超えて運転することはないと考えていた」と主張している。

 また、会合では、事故の調査過程で被害者の声を聞いて、事故報告書に盛り込むよう柳田さんが提案。「客観性を重視し過ぎ、切実な声を聞く姿勢が欠けていたから、報告書への不信感も強いのではないか」と述べた。
 



「脱線現場で速度超過」
 運転士の2割経験 宝塚線事故
 

           朝日新聞 2010年9月4日(土)05:00

 JR宝塚線(福知山線)脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)の調査の信頼性を調べている運輸安全委、被害者・遺族、有識者らによる検証チームは3日、大阪市内で3回目の会合を開き、現場カーブを事故前に通った全運転士を対象にした初のアンケート結果を公表した。21.2%が制限速度を超えて通過した経験があることなどが明らかになった。

 JR西日本は事故後、「運転士がカーブの制限速度を大幅に超えて運転することはないと考えていた」と説明しており、会社と現場との間で安全への認識にずれがあったことが改めて明らかになった。

 検証チームは昨年末に発足した。事故調が「現場に自動列車停止装置(ATS)を優先的に設置するべきだった」などとする最終調査報告書を07年に公表する前に、JR西幹部にコピーが漏れるなどしていたことから、前原誠司国交相が設置を指示した。

 アンケートは記名式の24項目で、今年7月に実施した。対象者504人のうち、391人から回答があった(回答率77.6%)。

 宝塚線事故では、運転士が制限速度70キロのカーブに約116キロで入り、電車を脱線させた。アンケートでは、2.3%が5~15キロ、9.5%が5キロ未満の速度超過をしたと答えた。速度超過をしたものの詳細を記憶していない人は9.3%いた。一方、110~140キロまで速度を出しても脱線せずに現場を通過できると安易に認識していた運転士は14.5%いた。

 速度超過の理由では、ダイヤ維持や遅れを取り戻すため(42.6%)、ブレーキ操作の遅れ(32%)、うっかり・雑念(19.7%)、睡魔(5.7%)などがあがった。

 JR西は事故当時、現場のカーブはほかと比べて特に危険でなく、ATSを優先的につける場所とみなしていなかったが、運転士の41.5%は「当時から設置は必要と思っていた」と答えていた。

 そのほか、事故原因の可能性の一つに指摘されているJR西社内での懲罰的な「日勤教育」について、「プレッシャーと感じていた」とする運転士が81.8%を占めた。

 検証チームは来年3月をめどに、調査報告書を書き換える必要があるかどうかを判断し、提言をまとめる予定。(小河雅臣)

■JR西と現場、危機感にずれ

 〈検証メンバーで作家の柳田邦男さんの話〉 JR西日本が今まで公に表明してきた姿勢と、当時の現場との危機感に大きなずれがあることを示す非常に重要なアンケートだ。回答率が非常に高く、信頼性が高い。例えば、自動列車停止装置(ATS)の設置について「必要だ」と思っていた運転士は約40%もいた。こういう意識のずれがある中では、現場の実態にあった有効な安全対策は出せない。調査報告書の問題点を提言する際の重要なデータとなる。  
 



44%が現場で脱線の危険認識 尼崎事故でJR西運転士(共同通信) - goo ニュース
     共同通信 2010年9月3日(金)21:04

      
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今日の運動
 *ストレッチング 30分
 *【ポルドブラ】 50分
 *水中ウォーキング 300m
 *平泳ぎ 1000m
 *浴室で入浴して汗流し 30分
 *歩数計 1000歩 (スタジオレッスン含まず)
 その後、スポーツクラブの駐車場から花火を見た(8:00-8:50)
 これも含め、約5時間 
 



菅直人 の 『売り』 は 「薬害エイズ」 問題だけか?

2010-09-03 23:27:25 | 選挙
2010年9月3日(金)

 菅直人民主党代表は、行く先々で、厚生大臣時代の 「薬害エイズ」 に対する『武勇伝』 を語っているらしい。

 確かに、その折の奮闘振りには敬意を表したいものだが、傾きかけた日本の未来が掛かっている今回の代表選挙(次期・総理候補選挙)で、過去の栄光を語っていて良いのだろうか?! と 訝ってしまう。

 かたや、小沢氏も普天間移転問題で、自らには何ら画期的打開策を持ち合わせていないことが露呈されたし、円高や株安問題でも取り立てて解決策を持ち合わせているようではなかった。

 あらゆる面で疲弊し、破局に向かっているというのに、こんなことをやっていて良いのだろうか?

 国際的にも政治の信用を失い、今や日本政府の言うことには殆ど反応せず、無視されている状況である。

小沢氏170人、菅氏160人 国会議員票は伯仲(共同通信) - goo ニュース
       2010年9月3日(金)20:33

政界はゴキブリだらけ?=田中真紀子氏に出馬あいさつ―小沢氏(時事通信) - goo ニュース
       2010年9月3日(金)22:03

菅首相、党員票獲得に全力=小沢氏は議員回り続行―民主代表選(時事通信) - goo ニュース
       2010年9月3日(金)22:03


      
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今日の運動
 *ストレッチング 30分
 *JOBAマシン 10分
 *【ピラティス】 45分
 *【ポルドブラ】 50分
 *浴室で入浴して汗流し 30分
 *歩数計 3000歩 (スタジオレッスン含む) 
 



最初から 『泥仕合』 の 民主党代表選挙

2010-09-02 23:01:37 | 選挙
2010年9月2日(木)

 きのうのNHKでの「民主党代表選挙」出馬共同記者会見につづいて、きょうは日本記者クラブでの「公開討論」が行われた。

 一政党内部の代表選挙に何故これほど大袈裟な報道を行わなければならないのかがまずは疑問である。

 次期総理大臣を決める選挙だからということであろうが、民主党内の代表選挙の結果によって、総理大臣を選びなおさなければならないという規定は憲法にも国会法にも無い!

 先日の朝日新聞社説にもあったが、参議院選挙で敗北し、国民の信を得なかったにも拘わらず総理大臣を辞めなかった菅直人氏が、もし民主党内での私的な選挙で負ければ総理大臣を辞めると言うのは、おかしいのではないだろうか?

 さて、その公開討論であるが、党内の切磋琢磨によって「より良い政策」に練り上げてゆく過程なら興味もあるが、最初から『脚の引っ張り合い』というか『揚げ足取り』というか見苦しい「泥仕合」であった。

 自らの政策的優位を解説するのではなく、相手の弱点を突いて揶揄するという『非難の応酬』合戦であった。

 これを見た国民は、益々民主党に失望したであろう。



代表選後「小沢氏と協力関係、十分取れる」2日の菅首相(朝日新聞) - goo ニュース
      2010年9月2日(木)20:17


【激突 民主党代表選】「これは戦争。つぶす」(産経新聞) - goo ニュース
      2010年9月2日(木)08:00




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今日の運動
 *ストレッチング20分
 *水中ウォーク 500m
 *水泳 平泳ぎ 300m 10分
 *【平泳ぎ40】40分
 *浴室で入浴して汗流し 20分
 トータル4時間程度。
 *歩数計 (3000歩 スタジオ・レッスンを含まず)
 


この3ヶ月は何もしてこなかったことを自認した菅総理

2010-09-01 23:51:28 | 選挙
2010年9月1日(水)

 各省庁の来年度(2011年)概算予算要求が出され、一律1割カットのはずが、今年度を大きく上回る要求額になっている。
 また、一方では膨大な借金の棒引きと公的資金の投入を行う「日本航空」再建案も出された。
 さらには、普天間基地移転に関する辺野古沖移設案も2案提示された。

 このように重大な動きが続いている中で、菅内閣がなにをどうしているのかさっぱり見えてこない。

 民主党の代表選挙で政治家の『政府』は機能していなくても、政治は着々と進んでいる。官僚主導からの改革はさっぱり行われていないようだ。

 民主党内の規約上の任期切れということであろうが、それが総理大臣の存立に影響するのが明白なのに、民主党の都合を政治的課題の解決より優先している。
 本末転倒も甚だしい。


 今日始まった民主党代表選挙での公開討論会で、菅代表は「参議院選挙もあったので、本格的政権運営はこれからだ」と発言した。

 これまでは、まともな「政権運営」をしてこなかったと言う事か!
とんでもない話である。

 確かに、何もしていないと思うが、自らこのことを認めたとは、総理大臣として無責任すぎる。

 こんな菅直人氏や『政治とお金』問題が解決していない小沢一郎氏では、何も良くならないことがはっきりした。

 どこかのニュースショーで、「鳩山も菅も小沢も完全にリタイヤし、もっと若い人が代表選挙に出るべきだ」とコメンテイターが発言していたが、確かにその通りである。

 先日も書いたが 、幕末・維新の大改革では20代・30代が中心となって世の中を動かし転換させたのである。



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党内二分の選挙戦始まる 民主代表選共同会見(朝日新聞) - goo ニュース
     朝日新聞 2010年9月1日(水)21:24

菅氏「クリーン」小沢氏「公約実行」…代表選(読売新聞) - goo ニュース
     読売新聞 2010年9月1日(水)23:44

政権運営、資金問題で応酬 民主代表選で共同会見(共同通信) - goo ニュース
     共同通信 2010年9月1日(水)18:23

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今日の運動
 *【燃やせ脂肪 初級】 50分
 *【コンディショニング・バレエ】 60分
 *ストレッチング10分
 *筋トレ 各種(脚、腹筋、背筋)15回ずつ 2Sets 10分
 *トレッドミル 5km/時を中心に50分 4.0km歩行 185Cal消費
   (Warming Up & Cooling Down 含む)
 *浴室で入浴して汗流し 20分
 トータル5時間弱。
 *歩数計 (15,500歩 スタジオ・レッスンを含む)
 【燃やせ脂肪 初級】には15人ほど参加で、男は4人
 【コンディショニング・バレエ】には女性6人参加で黒一点でした。