先月、販売直後に購入し、読み始めた
ケビン・メア氏の 「決断できない日本」 をようやく読み終わったが、
読後感は、最悪であった。
何しろ謙虚さの全くない、自己正当化で貫かれたものだからだ。
それでも、メア氏の記述により、日本政府が如何に『官僚主義』的で
自ら責任を取ろうとしない体質であるかは良く解るし、それなのに
米国政府の言うことには結局逆らえずに国民に説明する理由は後付で
実行してしまう様は、漫画チックでもあり哀れであった。
普天間問題でも、最終章付近で長々と書いており、自民党政府との
「決定事項」が最善であり(もちろん米国にとっての話!)変更は
不可能である、と強調している。
野田新政府は、結局この決定事項(ニュースでは『合意』と格下げ)
に従うしか無いようで(政権内で充分に論議した形跡も無いのに)、
玄葉光一郎外相が、米国の求めによりクリントン国務長官に電話し
「日米合意に従って具体的な努力をしていきたい」 と述べ、
沖縄県名護市の辺野古沖への移設を進める考えを示し、
クリントン国務長官(外相)も
「日米合意に従って解決することが重要だ」 と述べた、と言う。
電話会談が英語で行われたのか、通訳を介して行われたのか、
自動翻訳装置を通じて行われたのか? は、定かではない。
普天間移設「合意に従い努力」 日米外相が電話会談
(朝日新聞) - 2011年9月7日(水)13:45
日米外相電話会談、普天間日米合意維持で一致
(読売新聞) - 2011年9月7日(水)12:54
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普天間移設「合意に従い努力」 日米外相が電話会談
(朝日新聞) - 2011年9月7日(水)13:45
玄葉光一郎外相は7日、米国のクリントン国務長官と電話で会談した。玄葉氏は米軍普天間飛行場の移設について「日米合意に従って具体的な努力をしていきたい」と述べ、沖縄県名護市の辺野古沖への移設を進める考えを示した。クリントン氏も「日米合意に従って解決することが重要だ」と述べた。
会談では、国連総会に出席するため今月下旬に米ニューヨークを訪問する際に、外相会談を行う方向で一致。玄葉氏は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加や国際結婚が破局した場合の子どもの扱いを定めた「ハーグ条約」についても、日本政府の取り組みを説明した。
日米外相電話会談、普天間日米合意維持で一致
(読売新聞) - 2011年9月7日(水)12:54
玄葉外相は7日午前、クリントン米国務長官と就任後初めて電話で会談し、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題の日米合意の実現を推進する考えで一致した。
また、今月下旬に外相が国連総会に合わせて訪米する際、会談することで合意した。
会談は、米国からの申し入れで行われ、約20分間だった。外相は普天間移設問題について「日米合意に従って具体的な努力を互いに協力しながら行いたい」と述べ、クリントン長官は「日米合意に従って解決することが重要だ」と応じた。
玄葉外相はまた、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加の是非を早期に判断したいとする野田政権の立場を説明した。
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