※東海大仰星~関大北陽のゾーン:仰星が軸も混戦
東海大仰星がこのゾーンの中心かと思われるも、関大一、関大北陽もプリンスリーグや大阪のU18見る限り明確な差は感じず、可能性は十分にあるかと思われます。仰星は昨年同様、縦に激しく走り、最後までしつこく相手ボールに足をのばしてくる。関大一や関大北陽も見る限り同様に縦に速いスタイルに見え、ガンガン前に押し寄せてくる仰星相手にゴール前をしっかり固めてからのカウンターがはまるかどうか、それとも仰星が押し寄せたままに押し切ってしまうのかの攻防が焦点となりそう。他、仰星と2次予選初戦で当たる吹田も、1次予選では常に安定したスコアメイクで勝ち上がっており、ジャイアントキリングの期待がかかる。
※大阪桐蔭~摂津のゾーン:私立公立強豪校多々
大阪桐蔭、金光大阪のプリンスリーグ組にU18大阪一部リーグの大阪学院、摂津、さらには清風、大阪産業大附も加わり混戦が予想される。大阪桐蔭は2次予選初戦を勝てば次は清風と大阪学院の勝者との対戦となるが、U18一部リーグの戦績見る限り、大阪学院はプリンスリーグに所属する大阪勢と同等の力はあるのではと推察される。反対側のゾーンでは金光大阪が2次予選初戦とれば次は大阪産業大附と摂津の勝者との対戦となるが面白いのが摂津。U18大阪一部リーグで上位につけ、大阪学院ともスコア見る限り互角に渡り合っており、公立の同校が金光大阪の前に立ちふさがるといった展開になっても不思議ではない。大阪桐蔭と金光大阪はプリンスリーグで対戦しその時は大阪桐蔭が3-0で完勝。だが金光大阪もその時より相手ボールに積極的に絡むことができるようになっており、上記対戦成績は参考にならないと言っても過言ではない。カウンターに鋭さを見せ、各選手の球離れの素早さが目立つ大阪桐蔭相手に金光大阪がそれより早く相手ボールに絡むことができるか。金光大阪が大阪桐蔭ディフェンスを攻略するには、相手よりボール支配率で勝ることができるかどうかがカギとなるかと思われます。
※近大附~興国のゾーン:近大付、履正社、興国による死のゾーン
上記3校による激しいバトルロワイヤルが予想される。いずれももし別々のゾーンなら3校とも最終順位決定リーグに進出し、内2校がインターハイ出場となってもなんら不思議ないポテンシャルを誇る。履正社は昨年同様、縦に速いスタイル。興国は今季も浪速のバルセロナの異名そのままに華麗且つ力強いポゼッションサッカーを展開。近大附も今季は見る限りポゼッションサッカーを志向。興国のような派手さはないが確実にボールを支配してくる。3校とも攻撃面では質の高さを見せるがディフェンス面ではややもすると相手ボールを見すぎるきらいも感じたたため、どこが相手ボールにより強く速く瞬時にいけるかが焦点になってくるかもしれませんね。履正社、興国はみるからに強そうに見える大型感ある体格をした選手を多く揃え、近大付は上背はないも骨格のしっかりしてそうな選手を多く揃え、3校とも見た目からして感じるものがある。特に興国は、全国の舞台に出れば、優勝も期待できる雰囲気を感じた。
※堺西~桃山学院、そして阪南大高のゾーン:阪南大高が中心
今季からプレミアリーグに参戦の阪南大高が中心。ここまで同リーグでまだ勝ち星をあげることができていないが、今年も分厚い上半身に骨太な下半身を誇る選手を多く誇り、強いフィジカルでがんがん前に押し寄せハイプレスをかけてくる。大阪の学校のサッカーチームの中では、今期もトップクラスの力であることに違いはない。清明学院、桃山学院あたりがどこまで食い下がれるかにも注目が集まる。
以上です。