じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

星槎国際高校湘南 大阪桐蔭

2021-01-03 15:53:56 | 高校サッカー
✳️守備
星槎国際高校湘南:相手のハイプレスの網にかかったりなど特に後半は決定的なピンチも何度かありましたが、攻めてるときも最終ラインは常に残していた事と自陣ゴール前での集中が最後まで途切れなかった事が、無失点につながったかと思われます
大阪桐蔭:相手の押し上げが個人レベルにとどまっていたこともあり終盤まで無失点に抑えてましたが終了間際の相手の選手交代に対応できずに終了間際に先制ゴールを献上して見えました。2失点目は相手がボールキープすると決め付け寄せが甘くなったところをズドンといかれて見えました。先制点献上直後のショックでそれまでの集中もやや失われてたかも知れません。前半は前の二人が寄せて中盤でボール奪取を狙うもそれが100%はまりきらず中盤で相手を、ボールを見すぎたきらいがあり、最終ラインで危なげなく止めるもこれが続けば後半最終ラインがもたないかもなと思ってたら後半は前が寄せるだけでなく捕りにいっており、片本さん13林さん11の2トップと前田さん9で囲んでハイプレスからのショートカウンターにつなげた下りなど良かったと思います。

✳️攻撃
星槎国際高校湘南:終了間際投入した右SB野村さん13が効いてみえました。強く前にいけてたことがチャンスメイクになり、先制ダメ押しと価千金のゴールが立て続けに生まれるきっかけになって見えました。
大阪桐蔭:強敵相手にボールが持てない中、持てないなりにショートカウンター等で相手に怖さを与える攻撃が出来ていたと思います。そういう意味では相手より多くそういう場面を作れて見えました。相手GKのファインセーブに阻まれましたが後半の片本さんのゴール前での押込み、ボランチ瀧口さん10の前半の強烈なミドルなど良かったです。無得点に終わったのは基本的には相手を誉めるべきと思います。結果論で言えば、ボール保持率を高めて二次三次と攻撃を継続していく力を、全国レベルの戦いでも身につけていかないと、ゴールは難しいということかと思われます。

✳️星槎国際高校湘南
筋肉隆々として体の分厚さを感じる選手が多く強そうだなと冊子見て思い、この日映像で見て改めてその印象が強くなる。試合が始まると相手がすぐそばまで迫っていてもGKと最終ラインからのポゼッションにこだわり、上記状況でも慌てることなく彼女らで少々遠目でも横パスを通して見せるパスワークと足捌きには感心しました。そこから前線へフィードというのが主な攻撃パターンに見えましたがラインの押し上げがそれほど激しくなかった事が、試合終了間際まで得点に至らなかった要因かと思われ、それが強さを感じたにも関わらず関東で冠が獲れていない要因に見えました。全国初戦ということもあり手堅い試合運びになったのかも知れませんが、ここぞの場面ではかさにかかって畳み掛ける姿勢も必要かと思います。全国制覇するチームというのはそういう勝負どころを逃さぬ抜き差し加減というものを心得ているものかと思われます。上記はポゼッションサッカーにありがちな所かと思われ、これほどまでに強そうな選手を揃えている場合、縦にガンガン押し上げるサッカーの方が、より相手に怖さを与えることが出来るかもですね。そうした後ろからのサポートが少ない中で前線へと走り続け、その速さ強さを前面に押し出したテクニックも加味して相手に怖さを与え続けたFW松尾さん9の頑張りは素晴らしかったです。別の選手が先制ゴールを決めた直後に負傷交代となりましたがまさに名誉の負傷交代となったかと思われます。次戦は明日。過密日程ですが大事なく今後も試合に出られると良いなと思います。改めて冊子見るとu17日本代表にもなったとか。頷けます。

✳️大阪桐蔭
2失点目に良い意味で厳しく重きを置いて今後取り組むことが出来れば、下級生は大阪桐蔭をもっと強くすることが出来ると思いますし、卒業する3年生は、この日の敗戦がサッカーを続けるにせよ否にせよ、貴重な財産になると思いました。