城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

能郷白山から見る眺め 21.3.19

2021-03-19 20:39:09 | 山登り
 徳山ダム湖付近から見る能郷白山、冠山、若丸山、金草山は前回紹介した。これを今度は能郷白山(1617m)の山頂あるいはその登る途中で見える山の探索のため、今日登ってきた(もちろんこれは後付けの理由であり、本当は若い頃2回雪の能郷白山に登っているのだが、登れなくなくなる前に登ってみたかったというのが本当の理由である。加えて、磯倉まで体力が許せば足を伸ばしてみたいと思った。残念ながら、おじさんの現在の体力では磯倉まで足を伸ばすことはできなかった。)。

 能郷白山に登るため、毎日が日曜日の特権を活用して、「てんくら」を毎日眺めながら、決行日を考えた。最初は昨日の木曜日、しかし最初は登山日和のAだったが、その後Cに変わり、仕方なく翌日の金曜日すなわち今日に変えた。まさにどんぴしゃりで最高の登山日和に恵まれた。その気まぐれにつきあっていただいたのが、誘ってもほとんど断らないK氏(言い方が失礼となるかもしれないが。昔植木屋さん、おじさんとは剪定のことを聞いたり、野菜づくりで話が合う。しかし、あまりしゃべらないところが良い。)そのお友達のO氏、なかなか面白いキャラクターだとおじさんは思っているが、今日に限りちょっと問題。登り始めてすぐに履いてきた冬靴が合わないと言いだし、結局彼は車まで戻ることになった。普通、靴は良く合うものを求めるはずだし、慣れさせるために何回か山を登ってみるのが常識のはずだ。そして、おじさんに言わせると我慢が足りない。(本人がこのブログを見ることはないとの前提で悪口を書いてしまった。見ていたら、ご免なさい。でも、常識だからねと言いたい。)

 揖斐を5時に出発。あらかじめ駐車地を下見していたので、迷うことなく、指定の駐車地(さの先にはロープが張られているが、施錠はしていない)から最奥の駐車地まで車を進め、12日前には雪があったところに駐車した。

 駐車地から前山か? 6:17

 登山口この先すぐ徒渉 6:55
登山口のすぐ先の徒渉、結構水量が多かったが、適当な飛び石を見つけて対岸に渡る。その後、すぐにO氏離脱。急な道を登っていくと雪が現れ、途中でアイゼン装着(考えて見れば、昔登った時はアイゼンなど付けたことがなかった。なんでだろうね?)。しかし、おじさんのワンタッチアイゼン本日すこぶるご機嫌悪く、何度も外れてしまう(要するに付け方が悪いのに決まっている。)。この先は説明不要ということで写真のみとする。

 穏やかな道

 お迎えブナ 8:40

 前山に向かう 8:42

 前山へ 9:21

 前山付近から磯倉 10.09

 前山から能郷白山 10:16白山
 前山手前で今日私たち以外の男性一人(30代から40代?)。テント泊し、明日杉倉まで行って戻ってくると言う。先週は磯倉に登ったとか。おじさんを見て何か写真でも投稿してみえるかと聞いてきたので、わが「城台山日記」と「奥揖斐山荘」と言っておいた。メモした様子はないが、見てくれたならありがとうと言いたい。奥揖斐の山が素敵だと言っていた。どこの出身なのか聞くのを忘れた。


 能郷白山三角点 11:46

 山頂からの眺め 白山手前は屏風山 11:46

 能郷白山奥社 その先に若丸山、冠山

 能郷白山と磯倉 13:33

 白谷、ダムが少し見えている。白谷にかかる馬坂峠に向かう橋も見えている 13:40


 本巣市観光協会発行から引用
 ここには登山口から能郷白山まで3~5時間と書かれてあった。まさかおじさんたちが最長の5時間もかかるなんて!!
 てなわけで、コースタイムは略(写真に時間が書かれているので遅い方は参考にしてください)
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早春の徳山ダム湖周辺の山々 21.3.15

2021-03-15 19:29:06 | 山登り
 今日はEさんと徳山ダム湖までドライブ。ダム湖までの道路から見える山々は山頂付近に少し雪を残すのみとなってきたが、ダム湖周辺から見える福井県境の山々はまだ残雪が豊富だった。

 ダム湖と周辺の山々

まずは、撮影ポイント①扇谷にかかる橋から見る能郷白山

 ☆なお、ここからは能郷白山の山頂は見えない。見えているのは山頂の南西にある磯倉(1541mのピーク)を中心とする前衛峰である。

続いて徳山で最も長い塚白椿トンネル、撮影ポイント②から見る冠山

 そのアップ

 山頂の南面は岩の壁 だから雪がつかない 岐阜のマッターホルンと勝手に呼んでいる

 さざ波立つダム湖
ここからは見えないが若丸山の登り口となる。雪はわずかに残るのみ

最後の撮影ポイント③は上開田望郷広場、ここからは全ての山が見える

 左から金草岳、冠山、若丸山 

 金草岳と冠山

 若丸山

 能郷白山 右側にあるのが山頂かもしれない

おまけ

 大野アルプス御岳展望台(滝谷山から雁又山方面への最初のピーク)
 何回か来ているがこのように奇麗に見えたのは初めて!!
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将来なくなる仕事は? 21.3.10

2021-03-10 17:53:42 | 面白い本はないか
 まずは身近な話から始める。マイナンバーカードを作っていなかったので、最後かもしれない特典に目がくらんで、申請することにした。申請にあたって写真が必要なので、めんどくさいなと思っていた。そしたら、スマホで申請できることがわかり、必要な写真は自撮りで撮り(自撮りになれないせいか変な写真となってしまったが)、そのまま申請した。その後役場から通知が来たので、かみさんともども役場に出かけ、免許証を提示して別室(パスポート申請室)にて2種類の暗証番号を入力して、カードを受け取った。かみさんはバローの現金カードに特典の5000ポイントが入るよう、係員に教えてもらいながら手続きをした(とても感じの良い事務員だった)。おじさんは、楽天カードでその特典を使う手続きをスマホで時間はかかったが、なんとか行った。この申請さらに受け取りがスマホ上で全て行うことができればもっと便利なのにと感じた(何もカード自体を発行することなく、スマホでいつでも取り出せるようにすることもできる。)。また、昨年の8月に購入した新車のサポカー補助金がいまだに交付されないので、変だと思って販売店に尋ねた。調べてもらった結果、ディーラーの辺で書類紛失ということになっていた。そこで再び書類作成となったわけだが、免許証写し、銀行通帳の表紙と2枚目のコピーの他に、印鑑を3箇所に押印した。昔ならいざしらずこの21世紀しかもAIの時代に昭和の時代と同様のことを行っているのである。

 日本経済の行方で日本の労働生産性が先進国中最低であることを述べた。日本の労働人口は減り続け、GDPも伸びないばかりか長期的に低落することも述べた。本来であれば国は労働生産性が低い産業から高い産業へと産業構造を変えるような政策を行う必要がある一方で、生産性を上げるためのIT化、ロボット化を強力に進める必要があるのだが。さらに現在日本は人出不足であるのだから、こうした省力化は欧州等に比べればその抵抗は少ないはずなのである。ところが、人手不足から財界は移民(日本は移民政策はとらないとばかなことを言っているが)を増やし、省力化の努力を意図的に怠っている。移民は最低賃金付近で働くことから、日本人の賃金も上がらない。これではいつまで経っても、日本の労働生産性そして賃金はあがらずに、日本経済は衰退していくことになる。

 渡邊正裕「10年後に食える仕事食えない仕事」は非常に刺激的な本である。完全リタイアしているおじさんにはまず影響はないであろうが、若い世代そして今学校に行っている人たちには大いに関心があるはずである。AIやロボットの進化によって無くなっていく仕事が多くある。結論から先に言うと、AIやロボットができない仕事は残るけれど、人間でなくてもできる仕事はAIやロボットに置き換わる。この著者がすごいのは、細かい職種にまで分け入って(やたらとそれぞれの業務内容に詳しい!!)、その職種、属する労働者数まで推計していることである。少し、先進的な例について本から紹介する。

 なくなる仕事にも上がっている販売員、その中のレジの仕事は割合が大きい。ユニクロに良く行く人は知っていると思うが、買い物を自動レジボックス(なんと言うか知らないのでご免なさい)に入れて決済することができる。最初どうしてできのか疑問に思っていたのだが、ユニクロの商品にはICタグが付けられており、このタグを機械が自動で何点商品が入っていてもできるということだった。アパレルの販売店ではまだユニクロだけの取り組みのようだ。これでレジの仕事を少なくし、結果として賃金を業界の中で高くしている。ではこれをコンビニでできないかというと、コストがかかる割に人件費をへらすことができないので、引き合わないと述べている。もう一つ紹介しよう。いわゆるパスポートコントロール、出入国管理の仕事だが、昨年1月グアムに行ったときに感じたことだが、中部国際の入国は顔認証のみによる自動審査(日本人のみ)だった。なぜ、こうした自動化がされたかを知るとさらに興味深い。管理の仕事は公務員、本来であればその導入には大反対するはずであった。ところが、インバウンドで日本への観光客が大幅に増えたことにより、手が回らなくなり、日本人の方を自動にしたのである。

 著者によると、以下の5つが人間の強みを生かせる業務である。①創造ワーク(小説家、漫画家、建築家、デザイナー、大学教授、政治家(?)等々)、②感情ワーク(他者を気遣わなくてはいけない介護福祉士、看護師、高級レストランのウェイター等々)、③信用ワーク(信用を気づかないとできない仕事、記者、弁護士、医師等々)、④手先ワーク(機械化が最後までできない指を駆使した手先の作業、新幹線内の清掃、飛行機機内の清掃、農作業の大半等々)、⑤ボディワーク(人間が現場にいくことによってできる仕事、警察、消防、インフラの復旧のための人員等々)。一方でAIが得意なのは、①業務に必要十分な情報を「デジタル形式」で取得できる、②AIが分析できる範囲内であること、③執行環境が整備されていること(ロボット、または人間が支援)。ビジネス現場でAIが強みを発揮するのは、その圧倒的に優れた「推論」力(今や将棋、囲碁の世界で人間がAIに勝つことはできない。ただし、その推論について、なぜその結論が導かれるかはわからないと言われる。いわゆる中間がブラックボックス状態になっている)

 著者が言う下図右上の象限はデジタル・ケンタウロスの世界でAIと人間が相乗しながら、その仕事の質を高めていける可能性のあるところである。右下の象限は人間が強く、機械が弱いので残り、AIの知識もさほど必要がない。左上と左下は両方とも既存業務が消滅、賃金が低下するエリアである。このうち、ざっと三分の一の職業が消えると予想している。

 10年後に食える仕事食えない仕事」から

 新しいテクノロジーが世の中を変えるには4つの壁を乗り越える必要がある。①技術、②コスト、③既得権、④リーダーシップ、この中で特に壁となるのは③の既得権(法律、例えば司法書士、業界団体、労働組合等々)。著者が言うには、日本の労働生産性が低いのは技術力の差ではなく、③と④の違いであると。昭和の時代はおじさんの世代にとって懐かしいものであるが、世界は確実に変わってきているのである。特に日本は課題先進国とも言われており、今こそ政治の力によってこの既得権を打ち破っていかなければと思う。

 著者が心配していることは、デジタル化、AI経済化により多くのサービス業がGAFA等プラットフォーマーによって支配される時代が来るのではないかである。例えばウーバーイーツの配達員は、労働基準監督署の規制を受けない。いわゆる労働者ではなく自己請負業になり、様々な労基法上の規制を受けない。このため「新しい労働者」の再定義が必要となる。そして、再分配の強化策として、負の所得税の導入、最低賃金を1300円超に、キャッシュレス、ペーパーレス断行が必要だと言っている。

 IT化の速度が遅い日本だけれども、スマホの活用はどんどん増えてくる。時間がかかっても慣れていくしかないのである。
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日本経済の行方 21.3.7

2021-03-07 18:44:15 | 面白い本はないか
 今日昼から捻挫した(実は骨折(ひび)したことが判明、医者はやぶにかからないようにしなければ!)Eさんを誘って、能郷白山の登山口の状況を偵察に出かけた。能郷神社を過ぎたところにある事業所の手前付近で能郷白山の前山がくっきりと見えた来た。駐車地の手前に車を停めていた関西の女性二人組、今戻ってきたばかりであったので、少し話をした。山中泊したらしい。磯倉のことを話すときれいなその山容を見たが、そこには登らなかったと言っていた。その先の駐車場は満車状態(10台程度)、この先まだ林道が続いて、通行できると聞いていたので進んだ。途中、やはり関西ナンバーのデリカが路側に富めてあったが、道幅は狭く、これは明らかなルール違反。しかもその先に雪が残っており、ここをゆっくりと進んだものだから、たちまちスタック。ジムニーの4駆でもうまくいかない。なんとか抜け出て、先に進み、駐車場のような空地のある場所で転回しようとしたが、雪のため再びスタック。なんとか転回できたが、車が良くても運転技術が伴っていないと痛感した次第。こうして偵察は終了したが、誰と登るかが今後の問題。頼みのEさんは4月頃まで復帰できそうにない。

 前山方面

 根尾の山から帰る途中にはいつも閉店していた喫茶店今日はセーフ 川縁に咲く河津桜

 さて、3月2日の「日本の戦後を考える」で書いたように、日本の安全保障、核政策、特にアメリカに対する政治はこのままで良いのだろうか。アメリカから高い戦闘機やミサイルシステムやイージス艦等の高額な買い物要求や思いやり予算の増額などお金のかかるばかり。一方で、中国との軍拡競争に巻き込まれそうで、国の大きさで日本は全く刃が立たない。本来であれば関係者で軍縮の協議をしたいのだが、とてもできそうにない。やけくそな結論だがいよいよ核武装しかないかとも(もちろん冗談の域の話)。

 なにしろ日本はこれから長い下り坂を歩いていかなければいけない。人口は2100年には5000万人を下回り、GDPではなみの国となる。これが小国への道である。加谷珪一「日本は小国になるが、それは絶望でない」を紹介する。2060年におけるドル換算のGDP(2010年基準の購買力平価)で、トップは中国、次いでインド、米国、日本はインドネシアにも抜かれ、トルコ、ドイツ、ブラジル、英国、メキシコと並ぶ水準となる。著者によれば、これを避けるための選択肢がほとんどない。豊かな小国は、三つのカテゴリーに分かれる。①北欧に代表される超高収益製造業に特化する、②金融立国(香港、スイス、ルクセンブルク、③消費立国(オーストラリア、ニュージーランド)のうち、日本が目指すのは③消費立国だと言う。

 長いタイトルですね!!
 GDPは三つの面から見ることができる。一つは生産面、二つ目は支出面、三つ目は分配面。このうち支出面から見ると GDP=C(支出)+I(投資)+G(政府支出)+輸出-輸入となる。企業の生産性上昇で賃金が上がり、所得の増加により消費が増え、生産増加で設備投資が拡大する。これが消費主導すなわち消費立国(GDP中消費の占める割合が大きい)かつては輸出が主導で設備投資が拡大し、賃金・所得が増加し、消費が増えるという順序だったが、今や輸出が減り、輸出主導で経済を回せなくなった。

 日本は人口減少という問題に加え、産業競争力の低下という問題にも直面している。かつての製造業による輸出主導型経済から、個人消費や消費支出を軸にしたコンパクトな消費主導型経済にシフトしてきている。アベノミクスは円安により輸出産業の懐を潤したが、円貨による手取額を増やしただけで輸出数量を増やしていない。日本は今や輸出でメシを食う国から投資(現地法人への投資など)でメシを食う国となっている。日本企業が失敗した最大の原因は、過去の成功体験からくる慢心とソフトウェアの軽視にある。また日本の労働生産性は先進国の中で低い。この労働生産性が低いということ、さらに人口減少による国内市場の先行き不安、加えて70歳まで雇用継続を求められる、このことが賃金を上げることができない理由である。日本には400万人の社内失業者(付加価値生産に貢献していない労働者)がいると言われており、さらに重層的な下請け構造は中間搾取するだけの企業をうみ、その利益率は低い。

 また、小中学校におけるIT活用度(コロナであらわになった)は先進各国の中で最低水準であることに加え、社会人教育が十分でない。70歳まで働くと想定した場合、この間に技術は大きく変わることから、それに応じたスキルの取得が極めて重要となる。これに加えて、英語のスキルがますます重要となる。日本は英語のノンネイティブであることから、ネイティブの国に比べて格段の努力が必要となる。要するに働く人々の生産性を上昇させることができなければ、賃金は上がらないし、消費も増えず、GDPも増えないことになる。欧米よりも生産性が低いという厳しい現実を受け止め、実質的な部分から改善していかなければ、豊かな消費社会を実現することはできない。

 もう一つ、「国境なき医師団」の活動を書いた本を紹介する。白川優子「紛争地の看護師」。国境なき医師団に参加する看護師(著者)、子どもの頃にあこがれ、苦労の末同団体(NGO)に参加登録。イエメン、シリア、スーダンなど紛争地での医療活動に従事する。銃弾や砲弾などが飛び交う紛争地、そこは国連や国際赤十字なども引き上げたり、手を出さないような地域。人間の愚かさと崇高さのあまりのギャップにたじろがざるをえない。下世話だがこの看護師さん、初めての本だそうだが、本当に上手だと思った。いとうせいこうがこの団体を紹介する本を出しているが、数段この本の方が素晴らしい。

 
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雪がない!! 伊吹山 21.3.4

2021-03-04 19:13:35 | 山登り
 まずはこの話題から。登山において最も気にかかるのは当日の当地の天気である。このブログでも書いた貝月山(1月25日)は快晴に恵まれたうえに雪質も最高だった。ではその天気を判断するのは、気象庁発表の平地の天気あるいはおじさんの知らないアプリか。おじさんはベテランのOさんから教えていただいた「てんきとくらす」の行楽地の天気予報・高原・山を利用している。Cは登山は×、Aは◯、Bは△となっている。昨年3月の霊仙山、平地は◯で山はCだったが、無理して登った。結果は濃いガスと風、まさしくCだった。そして2月の天狗山もCだったが登った。この日は一日中強風が吹いていた。

 ここでエリアを選ぶ 伊吹山は近畿
 次の画面で滋賀県→伊吹山を選ぶと

 この画面が出る 5日の伊吹山はCすなわち登山には不適ということになる

 さて、今日の伊吹山、午前中はB、午後Cとなり、さらにAとの前日の予報。Aとなるのは月曜日、とても待っていられないということで登山決行。今日はEさん他も加わるはずであったが、天狗山の翌日のねんざということで、前から予定していたMさん、Yさんの3人で登った。美濃国分寺7時待ち合わせて、現地に向かう。車を停めるのは、登山口の神社を少し通り越した三合目までの林道のある駐車場、ここは300円、更衣室、トイレ、靴洗い場があり、結構人気がある。私たち以外に既に2台が停まり、出発の準備をしていた。私たちも準備をして出発、今日はアイゼンとピッケルを持参した。

 一合目までの道は何回登っても好きになれない。石が一杯露出しているし、冬は雪どけなどあると泥んこの道となる。幸い雪などとっくに融けたらしく、ぬかるんでいない。二合目を過ぎ、三合目が近づいてくると山頂が見えてくる。

 一合目から上を見る 全く雪はない

 三合目手前 ここでがっかり

雪はたっぷりあると思っていたが、意外や見えるのはマダラ状の雪のみ、地面が一杯出ている。2月の気温が高かったことさらに火曜日の強い雨で急速に雪が融けたらしい。7合目より上はガスがかかっていて、雪の状態はわからないが、期待外れであることはどうやら間違いない。3合目で少し休憩し、あとはとにかくゆっくり登り、一度も休憩を取らなかった。結構な風が吹いており、休むと体温を奪われるおそれがあるからだ。

 完全に夏道が出ており、ときどき雪の中を登るがすぐに土が現れる。とてもアイゼンを着ける状況にはない(下るときに見たが結構皆さんアイゼンやらチェーンを着けている。)。ゆっくり登りながら、おじさんのこれまでに山登りの経歴を話した。幸い二人は興味を持ってくれたようだ。ささやかな経歴だが聞いていただいたお二人には感謝する。9合目を過ぎるとやっと雪の道、雪原が現れた。ガスが結構濃く、あるはずの山頂の建物さえ目の前に来ないとわからない。山頂小屋の間(何故か雪がない)を通り、雪の壁を登ると日本武尊の像が現れた。駐車場から3時間半、まあまあのタイムだ。時刻は11時15分、こんなガスの中で食事はしたくないし、天候の急変も考え、6合目の避難小屋で食事をすることにした。

 ときどき出現する雪 アイゼンはいらない Mさん提供

 山頂手前 このあたりは雪が一杯ある Mさん提供

 山頂の日本武尊の像
 
 雪のあるところの下りは楽しい。かかとで雪を踏みしめながら下って行く。しかし、雪は続かないので、スピードは上がらない。8合目付近で駐車場から先発した男女の二人組(一合目までの途中で追い抜いた。おじさんが先頭の場合は遅いのでこのようなことは滅多にない)と単独の女性が登ってきた。単独の女性がおじさんを見て、Nさんと言った。おじさんもすぐにOさんと答えた。Oさんと会うのは本当に久しぶりだった。コロナの前までは計画をたてても、おじさんの足痛とかOさんの地元行事とかでなかなか調整がつかなかった。そしてコロナである。さすがに誘いにくく、ご無沙汰が長く続いてしまった。まさか、ここで会うとは!!

 雪は期待外れであったが、Oさんに会うことができた。前回の計画で果たせなかった小津権現山にOさんをつれて行こうと思いながら、駐車場についた。

コースタイム 駐車場7;43→三合目9:00→山頂11:13→避難小屋12:13~12:40→駐車場14:15
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