城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

八朔の収穫 25.1.14

2025-01-14 19:59:37 | 野菜作り
 今日午前中はお寺の報恩講(16日、17日)の準備のお手伝い
  ※報恩講 浄土真宗の最も重要な法要。大谷派(お東)では旧暦の11月28日(親鸞聖人の命日)を中心に行われ、本願寺派(お西)では新暦の1月16日を中心に行われる。我が家の寺はお東だから、本来11月28日ころに行われるのだが、なぜかお西の日程になっている。17日にも片付けがある。

 昼からは昨日に続き八朔の収穫

 昨日は表に出ている(外から見える)ところの収穫で、今日はもっぱら外から見えないところの収穫で木に登っての収穫となる。収穫袋を提げて木に登り、袋が一杯になったら、お手伝いのかみさんに手渡す。 この作業の繰り返しとなるが、枝をくぐり、落ちないようにして一つずつ収穫する。なかなか大変な作業である。

 全体 高さ3m 幅4mくらい 樹齢25年から30年(いつ植えたかしっかりした記憶がない)

 実がなっているところのアップ 外から見るとあまりなっていない
 昨年は葉ばかりが茂り、12月でも熟した色、黄色の実を見ることできなかった
 少しでも太陽の光に当てるため、時ならぬ(本来は3月頃)剪定を行った
 この甲斐あってか、やっと黄色くなってきた

 木の中に入ってみると外と同じくらいなっている
 木の中の実は外に比べるとまだ少し青みがかかっている

 昨年(収穫は一昨年の12月末)は1000個以上、この一本で収穫したが、実は小さいのが多かった。今年のは数(まだカウントしていないが、予想では400個前後)は少ないが、実は大きい。かみさんから我が家の八朔はかつて大きいと差し上げた方の評判だったと今日聞いたが、最近は実が小さくなってきたので、前のことをすっかり忘れていた。

 これは昨日の収穫のうち、十分黄色くなったもの 約200個

 昨日の分でまだ青みがあるものを陽に当てる

 大きいのは700gある

 今年は生産者による送り書きを作った


 八朔の収穫は調べると12月中旬から2月頃とある。早く収穫すれば酸っぱいし、苦みも強い。早く収穫し、2月頃まで貯蔵するか、収穫時期を2月にすれば、より甘くなる。我が家では今までクリスマス前後に収穫して、親戚、友人にお裾分けしていた。今回は約20日ほど遅くなったが、味のほうはどうであろうか。我が家でもまだ食べていないので、評価はわからない。
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24年振り返り・野菜づくり 24.12.29

2024-12-29 13:15:39 | 野菜作り
 今朝、里に雪が初めて降った。


 雪は雨に変わり、その雨も止み、まわりが明るくなったので城台山に出かけた。

 今朝の池田山 観音像のある展望台から

 落ち葉と新雪

 城台山山頂(城址)

 さて、今年の野菜づくりだが、7月まではスイカを除くとほぼ例年どおりだった。しかし、8月からの猛暑は10月まで続き、この暑さの影響を受けるものが続出した。
 
 7月16日 トマト、キュウリ、ピーマン、甘トウガラシ

◯夏野菜
 スイカ 大玉は7月始めまで順調に育ち、結構な大きさの玉となっていたが全滅。理由がよくわからない
     小玉は元気よく育ち、7月中はおいしくいただいた
     
     7月6日 真ん中は大玉か?日足らずで小さく十分甘くない
     
     お盆前から二番果(うらなり)がなり出した。甘みは一番果に比べると落ちるが、水分補給には最適
     結局9月上旬までスイカを食べることができた 

 ナス  米なすを除いて8月上旬頃剪定したが、その後元気が出ずに収穫も少なかった
     米なすは夏の猛暑にも元気に育った

 トマト 大玉に尻腐れ病の症状が出た。早速カルシウムの液肥をやった。さらに雨除けシートを張った上に防虫ネットが張ってあるので、中は相当な暑さになっていた。そこでシートの上に遮光ネットを張った。効果の程はよくわからない。

 枝豆 5月7日に一回目の苗の植付け、二回目7月下旬。一回目は7月上旬に例年並みに収穫できたが、二回目は9月20日に収穫したが、少量、おまけにさやに実が入っていないなど惨憺たる結果となった。
  
◯秋野菜
 ニンジン 3月末に蒔いたのは、梅雨を控えて6月20日に収穫 いまだにニンジンのきんぴらが食べられる
      9月5日に蒔いたのは、全滅
 大根   9月16日に蒔いたが、成長悪く、現在までに小さな約20本を収穫しただけ もっと遅く蒔くべきだったかもしれない(かつてなら秋の彼岸までに蒔くというのが常識だったが昔の常識が通用しない)

◯黒豆
 6月21日に苗を植付けした。7月22日に鹿による食害を発見、対策として網ネットを張った。上の方を食べられたが、8月には復活した。11月に枝豆として少し食べたが、全般に実のつきが悪い

12月に収穫したが、これだけ!こんな酷いことは初めての経験だった 

◯防獣柵の設置
 以前の防獣柵は背が低く、雑草が繁茂するとなお一層低くなる。鹿にとっては容易に畑の中に侵入できる。今まで足跡は確認していたが、大きな食害が出たのは初めてで少しショックを受けた。早速、町の補助金を申請し、10月に150mの柵を設置した。


◯管理機修理
 家にある管理機では深くは耕せないので、深くおこしたい時はあらかじめスコップか鍬で起した後で管理機を使う。機械を出して、自宅から600mくらいの距離のある畑まで押していく必要があるので、結構面倒くさい。このため、小面積であれば人力で起す。そうすると管理機を使う機会が減るので、余計に故障する。こうして今まで何回か修理してもらった。
 10月に管理機を使おうとして、エンジンをかけたが、すぐにとまってしまった。そしてリコイルスタータのロープが引っ張れなくなった。修理を頼んだが、オイルがない状態でエンジンをかけた(前回使用したときにオイルを抜いておいたのを忘れていて、しかも事前にチェックしなかった)ので、修理不能という返事だった。あまり使わないが、ないとやはり困るので、中古の同じ機種の管理機を購入することになった。

 防獣柵はほとんど自己資金がいらなかったが、管理機の購入は財政的に痛かった。野菜づくりには種、苗、肥料、堆肥、マルチなど資材のお金が結構かかる。かみさんが野菜の家計簿をつけたらどうかと良く言うが、つければきっとびっくりすることは間違いない。 

◯暑さ対策
 夏がこれから長くなることを考える必要がある。暑さに強い品種を選ぶことや蒔く時期や植える時期を遅らせる必要があるだろう。
 
◯最後に農薬を使うことについて
 有機農業や無農薬農業で作った米や野菜が味や健康に良いとか言われる。ただし、それ以外の農業の米、野菜が健康上問題であるというのは間違っている。農薬は正しく使えば健康上は問題がない。むしろ、害についてよく分かっていない有機で使う木酢液などを使う方が問題が多い。農薬はきちんとした基準があり、その基準は年ごとにどんどん厳しくなってきている。
例えば、セロリ、これ自体に毒成分を含んでおり、これが病気に冒されるとその毒の濃度が数倍濃くなる(どの植物も食べられないための防衛機能を持つ)。病気の初期は冒されていることが人間には判別できないので、セロリを農薬を使わない人は、これを出荷してしまう可能性はある。農薬を散布されたセロリは毒素を出す必要がなくなるので、かえって安全という結果になる。植物はこのように自己防衛機能を有する。人間がおいしく食べられるように改良された野菜でも健康に影響のない範囲の毒素(わさびの辛みなどもこの一種)を持っている。アルコールと同様に食べ過ぎ、飲み過ぎは健康に害となる。
以上は有坪民雄「誰も農業を知らない」からの引用

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ノリさんの畑ノート⑫ゆず大根 24.12.7

2024-12-07 17:47:54 | 野菜作り
 城台山の三輪神社登り口の小さな池に毎年鴨が来るようになっていた。いつもだと一ペアだが、今年は二ペアとなった。

 小さな池で喧嘩しないだろうか? 昼間はえさ場に出かけ、夜はここがねぐらとなっているのか?


 12.6 一心寺の紅葉はピーク


 かつてこの付近では畑に使用する落ち葉(堆肥にする)を集めていた。いまは面倒なので止めてしまった。


 ここからが今日の本題

 大根の出来が悪いことは前にも書いた。少ない本数ではあるが、やっとゆず大根用のものが収穫できるようになった。

 大根が600g前後なので4本使い、1.5kgのゆず大根をかみさんが作った

 昨日12.6昼に作り、大根から水分が出てきた。一年ぶりとなり、試食したが、既に美味しくなっていた。
 ※自家製の主要な漬物 夏はキュウリの辛子漬け、秋冬はゆず大根と福神漬け、変わったところでスナップエンドウの漬物


 11月上旬に蒔いた大根 ぬきなで好物の白和えにして何回か食べた
 これで大根として食べることができれば嬉しい
 
 ※大根の葉 スーパーでは普通大根は葉はついていないが、生産者であるおじさん達は葉もいただく
  一本の大根に育てるために、種を4個程度一箇所に蒔くので、一本以外はぬきなとして食べるが、暖かいと虫に食われるので農薬を使うこともある。そうすると、さすがにぬきなは食べられない。やがて大きくなった大根の葉は、漬物、煮物(お揚げ、ちくわなどと炊く)、茎など固いところは切り刻んで油で炒めるなどにして食べる(ご飯にかける)。大根の本体も何本か採れれば、切り干しとして味噌汁の重要な具となる。今味噌汁の主要な具はサトイモ(切ったものを冷凍し、そのまま入れる)であるが、それがなくなった頃、冷凍した切り干しが具となる。

 スナップエンドウの苗を植付けた

 4、5月頃収穫となる

 11月上旬に斜めに植付けたタマネギの苗、今は直立してきた

 来年1月に追肥を行う マルチをめくるので大変面倒

 黒豆の収穫時期を迎えている


 やっと八朔の実が色づいてきた

 数がとても少ない 肥料が多すぎたせいか成長しすぎて実が葉のなかに埋まっている
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ノリさんの畑ノート⑪無惨な秋野菜・タマネギ植付け 24.11.7

2024-11-07 19:15:28 | 野菜作り
 11月の畑仕事といえば、タマネギとスナップエンドウの植え付けである(12月はない)。

 今日、タマネギ(ネオアース、中晩生)200本の植付けを行った。植付けにあたっては、液肥とリキダスを使い、活着を促進した

 コメリで購入した苗は少し細い(農協のは太かったので、後悔した)
 赤玉も植える予定であるが、苗が手に入らない

 9月、10月の夏並みの暑さにより、9月に蒔いた大根、ニンジン、ホウレンソウ、レタスは無惨な状況となっている

 まず、大根、暑さが厳しかったので、いつもより少し遅めの9月16日に種を蒔いた。発芽が悪く、芽が出ていない箇所もあった。株が少ない中で、害虫による食害が激しく、葉が十分生長できていない


 次にニンジン、9月5日に種蒔き。普通でも芽だしが難しいので、不織布をかけ、水やりを何回か行った。結果、発芽したのは3本のみ

 生えているのは草が多い

 ホウレンソウとレタスは9月22日(雨の降った直後)に行った。ホウレンソウの種が一年前のものであったせいか、ほとんど芽が出てこなかった。レタスは手前の方だけ出ているが、あとはパラパラと出ているだけである。


 畑を作っている人に聞いたが、発芽しないというのは共に起きているようだ。

 6月21日に植え付けした黒豆、途中鹿に葉を食べられるなどしたが、なんとか成長した。それでも、株毎の豆の数が極めて少ない。また、少しだけ枝豆で食べたが、鞘に一個か二個のものが圧倒的で三個のものはほとんどない。それでも、黒豆の枝豆は大きくて、味も良い。

 豆が少ない 正月用の黒豆として食べる

 畑にある八朔の木、いつもなら色づき始める頃だが、いまだ緑のまま。そして何よりも、普通ならどこを見ても実がなっているのだが、今年は探さないと見つけることができない状態で
昨年(千個)からは大幅な収穫減となる見込み


 いまだに甘トウガラシがとれている

 さすが少なくなったが、これで3日分 毎日朝食に焼いて食べている

 今年のサツマイモ、数は多いが、小さいのが多い(これも暑さの影響か)。干し芋を作るには大きいのが良いのだが、仕方がない

 干し芋作り始まる 安納イモ
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ノリさんの畑ノート⑩・サツマイモとサトイモの収穫 24.10.26

2024-10-26 19:57:09 | 野菜作り
 昨日、残っていたサツマイモの収穫を行った。

 予想していたよりも収穫はあり、写真の容器2つ分あった。
 
  傷が多い

 我家の畑は粘土質で小石も多く、泥を落としただけでは保存やお裾分けできないので、まずは軽く洗って泥を落とす。その後乾燥させる。

 こうした土のため、小さな傷も多く、ここから傷んでくる。だからその前に食べてしまわなければいけない。

 ここのところ食卓にあがることの多くなったもの イモを使ったサラダ、きんぴらイモ(ニンジンができるときんぴらニンジンとなる)

 
 サツマイモに少し遅れてサトイモも収穫し始めた。

 まずは、石川早生など子イモを食べるイモと赤イモ(セレベス等)などの親イモも食べるイモの両方を作っている。

 石川早生

 赤イモ 軸が少し赤い 赤い茎をズイキとして食べられるようだが、食べていない

 石川早生は食べれない親イモ(ガジガジでおいしくない)を昨年から種イモとして使っていて、非常に収量は多くなったし、大きな子イモも収穫できる。

 今年の4月10日の写真

 今年の収穫

 赤イモは親イモが関東煮などに最適(それで作っているのだが)で食べてしまうので、子イモしか種イモにはならない。

 下の二つが親イモ 他は子イモで芽が赤いので石川早生と違いがわかる

 10月も終わりに近づいているのに、相変わらず気温は異常に高い。大根は普通であれば種蒔いた直後食害が多いが、今年は葉が大きくなってからも食害が続いている。

 スイカを作っていた場所にスイカが大きくなっている。


 夏が長く、秋が短くなると野菜の植え付けも従来通りではいけなくなってきている。

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