城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

草刈りをめぐる話 20.5.30

2020-05-30 20:09:03 | 野菜作り
 今日、朝8時から三輪財産区が所有する墓地の草刈りを行った。4月に就任した初仕事。三輪地区の各地区からの役員で行ったのだが、皆さん草刈り機持参であったため、簡単に終わると思ったが意外と時間がかかった。おじさんの草刈り機は自動でビニール紐が出てくるタイプあるいはたたくと出てくるタイプでもなく、ビニール紐2本をセットするタイプ。いつもしている畑まわりではこのタイプで問題がなかったが、墓石や砂利など障害物が多いところでは、すぐにビニール紐が短くなってしまい、用を足さない。結局1時間半程度作業を行って、休憩。既に知っているMさんを中心とした会話が弾むが、このあと自分の畑の草刈りをしたいので、途中で抜け出した。委員長から来週の土曜日、城台山(ここも財産区の所有地が多い)一心寺下の竹林の今年大きくなった竹を切る作業を行うことが告げられた。

 10時過ぎから今年3回目となる畑の草刈り開始。この作業を9月一杯まで行い、例年だと9回程度草刈りを行うことになる。雨が多いと草は急速に成長する。ビニール紐だとあまり期間を空けすぎると草の丈が長くなり、刈りにくくなる。草刈りするところは畦畔や水路の斜面、これらは自分の所有地ではない。土地改良が済んでいるので、ほとんどが土地改良区の持ち物だ。では自分の土地でもないところをなぜ草刈りするのだろうか。土地改良区はもちろん草刈りしないし、まして町もしない。

 草刈り前 この畦畔と水路の斜面はおじさんの持ち物ではない

 草刈り後 左に少しだけ見えるのは別の耕作者が行っている その耕作者の土地は道路を隔てたところにある
 おそらく道路が出来る前は、水路のそばには耕作地があったということで慣例に従い草刈りをしているのだろう
 これが宅地となった場合、新たに所有者となった方は自分の土地でもないところを草刈りしてくれるのだろうか
 (おじさんが売却した土地の所有者は有難いことにこうした慣例を守っていてくれる)

 草刈りしたあとのおじさんの畑 気持ちが実にいい!!

水路の管理は、まず第一に土地耕作者がすることになっている。ところが、耕作者が高齢となり、農協等に耕作を委託するのが普通になってきた。農協も年に2回程度は草刈りをしてくれるが、これでは十分でないので、容易に雑草が繁茂する。この管理が最近の地区の悩みとなっている。水路は耕作者(地元では実行組合というのがある)が3月の美化デー(要するに水路の掃除、今年はコロナの影響で行っていない)にあわせて、水路にたまった土砂を除去する。ただし、実際は耕作していない者ばかりとなっているので、自治会に丸投げされるケースが増えてきている。もちろん問題は水路だけでは無い。空家となった庭はいまや野良猫のすみかとなり、また出火の原因ともなりかねないので、悩みの種となる。だからといって、人の所有地に勝手に入り、草刈り、徒長する庭木の剪定を行うことはできない。役場にこうした事情を話しても、どうすることもできない。

 かつて、畦畔等の草は耕作者が奪い合うようなものであった。我が家でもそうだったが、かなりの家が牛を飼っていた。最初は耕作の動力、そして次には生まれた子牛を売り、収入にしていた。今の牛は配合飼料で育てられるが、かつては草がメインであるから、畦畔等の草は貴重な餌となる。しかし、機械化が進み、さらに農業離れが進むと、こうした草は厄介なものになってしまった。70代、80代となっても健康であれば草刈りはできると思うが、それにしてもいつかはできなくなる。かつて農村はこうした無償の労働奉仕により維持されてきた。GDPには反映されない労働が失われるとき、地域の運営も不可能となるのかもしれない。
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花を求めて横山岳 20.5.26

2020-05-26 21:21:30 | 山登り
 5月下旬ともなると奥美濃の山々は随分緑も濃くなり、1000mを少し超える山では汗を一杯かくことになる。さらに歓迎しないお客さま(ヒル)も出没するようになる。本来であればもう少し高い山に登りたくもなる。しかし、能郷白山を別とすれば該当する山はない。人形山や白木峰など飛騨にある山は、行くのに時間がかかるので、そうそう行けない。暑い時期には沢登りというのがあるが、道具は持っているもののおじさんには簡単ではない。これから9月頃までは行き先選びに苦労する。

 今日登ってきたのは、横山岳。実は知人が横山岳に行くと聞いて行きたくなったというのが実情。いつものEさん、Oさん、若いK君を誘い出かけた。実はこの山、登るのは4回目、うち2回は積雪期で最初に登ったのが9年前の6月。コースは同じ白谷コース+東尾根、その時と比べながら書いてみよう。白谷登山口に着いて驚いたのが、新たに小屋が新設され、舗装された駐車場が大きく拡大していた。さらに最初のコースも変わっていた。最初の林道は同じだが、途中から白谷と離れ右の方に登っていったが、今日は忠実に白谷を登る道となっていた。

 登山口の案内盤

 9年前登山口でいただいた地図 白谷とは離れていることがわかる

 30分ばかりで林道に出る。夜に雨が降ったことも加わり、とにかく蒸し暑い。既に汗ぐっしょり。前は白谷の入口まで800m、今回はすぐそば。このあとは前と同じで沢に沿いながら、何度も沢を渡る。すぐに経の滝、さらに登っていくと五銚子の滝。登山道は左に滝を高巻きしている。

 林道から見る白谷

 経の滝

 五銚子の滝

 マルバウツギ? 

 シャク?

しばらくは緊張をしいる箇所が頻出するが、問題はない。このあと、四つ足で登るような急登が山頂付近まで続いている。

残り300mとあるが、高度は稼ぐが、距離はなかなか稼げない。200m、100mと続き、やっと傾斜がなだらかとなり、山頂が近いことがわかる。

 山頂

 昼食後、東尾根に向かう。ますは目の前に見える東峰、20分ばかりで到着。

 東という文字のみが見える
天気が良ければ、遠望もできそうだが、ガスが出ているので見えない。東峰を下っていくとブナの原生林、でも徳山門入のブナ林と比べると見劣りしてしまう(郷土びいきということでお許しを)。

 ブナ林

 途中にあった金居原への道 夜叉ヶ池との表示もある 金居原からだと夜叉ヶ池へは三国岳を越えなければならないので今は通行不可

 桐の花?

 横山岳方面

急坂の後、林道に降り立つ。すぐに「夜這いの水」というのがある。

若いK君にこの意味知っているかと聞いたら、知っていると言う。それには少し驚いた。登山口も近くなった時、Oさんが道ばたに「三つ葉」やミョウガがあるのを発見。Oさん曰く、山にあった三つ葉を自宅の庭に植えたら大繁茂したとのこと。花を求めて来たが、ウツギ類は目立ったものの他は少なかった。もちろん、メンバーが花に詳しくないので、見逃してしまったのかもしれない。

コースタイム 登山口8:00→林道8:35→五銚子の滝9:16→山頂10:35~11:25→東峰11:43→夜這いの水12:55→登山口13:30


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夏野菜等の今 20.5.22

2020-05-22 19:21:35 | 野菜作り
 4月18日の記事で野菜の苗が届いたと書いたが、それから1ヶ月が過ぎた。今の状況を写真で報告する。


 入口から見たトウガラシ、トマト(右列奥)、ナス(左列手前)、キュウリ(左列奥) すでに追肥をした
 昨日トマトの雨よけをした 今年の盛夏は遮光してみようかと思っている

 キュウリ 花が何本か咲いているし、小さな実も付けている

 ニンジン 3月下旬に種を蒔いた 生えていないところもある 我が畑のような粘土質のところは里芋には良いが、ニンジンはどちらかというと不向き
 でも面白いので作っている。秋まきはさすがに成績不振のため断念した。

 枝豆 最初ポットにまき、後に定植 7月初旬頃食べることができる
 右側の空いているところには、インゲンを近日中にまくつもり

 カボチャ 4月下旬にポットにまき、最近定植 まだ小さい

 スイカ 全て接ぎ木したものを購入 摘心を行った よくスイカ畑が遮光してあるが、おじさんも一度試してみようと思う
 6月初旬頃受粉の時期となる 受粉させ、日にちを書いたテープを巻いておく(受粉したものが全て大きくなることはない)
 時に蜂等が受粉してくれるが、気づかないと収穫の時期がわからない(整枝しないとグチャグチャになるので大きくなるまで気づかない)

 サツマイモ いつも安納芋もポット苗(コメリで購入していた)を植え、その成長を待って挿し穂を作っていたが、今年は冬越しした昨年収穫のイモを使い、挿し穂を作っている
 6月一杯までこの作業を行う

 わかりにくいが、今朝初めての挿し穂15本を植え付けた(コメリで安納芋の挿し穂25本で1000円以上している)

 里芋やっと芽が出てきた マルチを使っていないので、草の中に出ている

 左タマネギ 赤玉のみ収穫した。サラダとして最高!! 残りはまだだが、昨年と比べると玉が小さい
 右ジャガイモ 親戚からもらった赤は花が咲いているが、男爵は全く咲いていない

6月にも報告したい。
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庭の花(4) 20.5.19

2020-05-19 11:45:34 | バラ、クレマチス等
 バラの花数が増える一方で、散り始めるバラもある。こうなると、毎日散り始めたバラを五本葉一つだけ付けて剪定する。とげがあるので、素手で行うと生傷が絶えない。さらにクライミングともなると脚立を使わないと作業できない。また、これまで二週間に一度程度消毒をしてきたが、雨が多くなると黒点病が出始める。この病気にかかると、葉がどんどん無くなってしまい、秋に良い花が期待できないようになる。雨が降り、地面の土にある菌が跳ね返りバラの葉に付く、なかなか防除ができない。

 右奥のクライミング この後剪定作業を行った 他のイングリッシュローズもあわせて剪定した

 ジーンバーナー(5.15撮影、フロリパンダ)

 アンジェラ 大野町のバラ祭りで購入したが、大きな株となった このバラの剪定も一苦労
 
 白のクライミング これはコメリで購入した 

 これも有名なクライミング ピェール・ドゥ・ロンサール これもバラ祭りで購入(今年は祭りは中止でお得な買い物が出来ないのが残念)

 砂利をひいた庭に簡単な花壇を作った ここにイングリッシュローズ3本とフレンチローズ1本植えた

そしてデルバール社のフレンチローズが咲き始めた。

 クロード・モネ ここのバラは比較的育てやすく、旺盛な成長振り 18年5月購入

 ペッシュ・ボンボン 11 年6月購入 少しクライミング 背が高くなる


 クレマチス インテグフォリア系アラベラ? この系統はツルにならないのが特徴と四季咲き

番外編

 ヤマボウシの花 最初の頃は緑色で目立たないが、やがて白い色となり目立つ 秋の剪定が大変

 紫蘭 ほぼ植え放し

 胡蝶蘭 毎年咲かせるのは簡単だが、茎を長く花を多く咲かせるのは難しい


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東濃地方最後の山・焼山(1709.6m) 20.5.17

2020-05-17 19:57:09 | 山登り
 今日、3人の仲間とともに東濃地方で残った最後の山、焼山に登ってきた。これまでの記録を振り返ると、
恵那山(昭和56年5月24日)
小秀山(昭和55年6月8日)
 この二つは本当に古い(おじさんは結構記録魔!)
笠置山、二ツ森山、雨乞棚山、奥三界岳、三界山、南沢山、高時山、夕森山、屏風山、三森山、見行山、寒陽気山、尾城山
ロクロ天井、井出ノ小路山、男たる山
これらの山は大垣山協が定めた「美濃百山」にあるもの
これ以外に「ぎふ百山」にあるもので上記以外の山 高樽山、唐塩山、三国山、拝殿山の4つがあるが、登ったのは唐塩山のみ、高樽山は往復6時間に及ぶ林道歩きの末、取付きを間違え敗退(全て登った記録はあるが調べるのが面倒なので割愛した)

 さて、その焼山であるが、かつては国体のために中津川市側から登山道が作られていたが、登る人も少なくなり、今や廃道。かわりに恵那市側(旧上矢作側)も阿岳本谷に沿った鯉子林道を使って登るのが普通となった。聞くところによると、林道奥に採石場があり、トラックがかなり通るらしい。日曜日はトラックがお休みなので、登りやすいらしい。恵那インターから257号線を南下し、岩村を過ぎ、トンネルを抜けると上矢作。街を抜けて阿岳本谷に入り、そこを北上。途中でEさんの車が腹をする。道路中央部が少し盛り上がっているせいだ。ゲートの少し前に車を停め、歩き出す。出発地は標高約800m、林道終点1350m、結構な登り。昨日の雨のせいか蒸し暑く、汗を一杯かく。

 ゲート 
 林道終点近くとなりあと少しと、一瞬気が緩んだのと同時に目の前の林道が消えた。大きく崩壊している。

先には林道が続いているようだが、最初に目に入ったのは山側の擁壁の上に出て、林道に降り立つこと。しかし、結構難しそう。谷側にはダンプ用の道があり、水の流れとの境に土嚢袋が並んでいる。この上を通り、最後はガレ場を林道までよじ登るのが良いとわかり、無事に通過。そのすぐ先で林道は終点となり、左側の斜面に登山道が伸びている。

 土嚢に乗って通過 これは帰り

 もうすぐ林道終点

 斜面への取付き

ロクロや男たる、井出ノ小路とは違い、きれいに笹が刈り払われている。

 最初は結構な急登で、木につかまりながら登る。やがて緩やかとなり背が低い落葉樹と笹のミックスした緩やかな登りとなる。1670mのピークを越えると、その先に山頂方面が見えてくる。

 山頂方面

 山頂は近い

山頂からは、ロクロ天井方面、さらには岩村の街が見えている。

 山頂の三角点

 真ん中あたりがロクロ天井 知り合いにロクロ天井と焼山を往復したヤブの猛者がいる!!

お昼の麺類、カップラーメンにするか冷やし中華にするか迷ったが、今日はカップ麺。汗冷えで体が冷えたために暖かいラーメンは正解だった。Eさん持参の天ぷら、なかでも空豆(奥さんが作っておられる)の天ぷらは最高だった。

コースタイム ゲート前駐車地8:00→林道終点・登山口10:05→山頂11:10~12:04→駐車地14:30


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