城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

秋のバラ 20.10.31

2020-10-31 20:21:11 | バラ、クレマチス等
 9月3日付けのブログ「日本人の愛憎は過少?」で秋のバラの準備の模様を伝えた。さて、この結果はどうなったのであろうか?結論から言うと、普通の出来ということになる。前にも伝えたように、春に比べると秋のバラは花数は少なく、咲く時期も早いのは9月下旬遅いのは11月と長期間にわたるので、余計に豪華さには欠ける。その代わり、秋が深まるとともにその色は冴え渡り、花持ちも良くなる。

 
10月16日アンブリッジローズ(イングリッシュローズ)
 
10月16日タッチオブクラス
 
10月16日名前不詳

10月21日つるバラ 普通秋にはつるバラは咲かないのだが

 
 花壇 パラパラとしか咲いていない
 
10月28日ジーンレックス(イングリッシュローズ)
 
10月28日クロードモネ(フレンチローズ)

 同上 秋でも花数が多い

 
10月28日シャリファ・アスマ(イングリッシュローズ)

 同上 株が大きく花数多い
 
10月31日チャールストン 
 
10月31日セプタードアイル(イングリッシュローズ)

 話は変わるが、庭木の剪定がやっと終わった。特に築山の上のイヌマキ、キンモクセイ、スイリュウには悪戦苦闘した。脚立3.6mを新規購入し、試みたが石垣と平坦でない築山の地面、それに生い茂る木の枝に阻まれて、作業できるようになかなかならない。おまけに、脚立を登れば登るほど片手で木の枝や脚立につかまらないと怖いので、接近できても作業範囲は限られてしまう。やはり素人には手強すぎる。しまいにはお手伝いの家内から業者に頼んではとの声がかかりはじめた。

 今日も朝1時間、午後3時間の苦闘だったが、最後はキンモクセイとスイリュウは木登りで上の方も剪定することができた。来年はヘルメットばかりでなく、ハーネスを使うのが良いことが分かった。木の幹等に支点ができれば両手で作業ができ、効率がぐんと良くなるはずだ。

 10月31日剪定がそれなりに終わった庭木 左のイヌマキは老木で木登りできない
  中キンモクセイ 右スイリュウ

 もう一つの新兵器、高いところも切れるヘッジトリマー。使って見ると重く、とても脚立の上では使えない。加えて、今回剪定の仕方を勉強するため何度もユーチューブの投稿を見たが、トリマーを使うような場面はサツキの剪定くらいしかないと実感した。トリマーは要するに刈り込みはさみであり、これを使うと何となくきれいになった気がする。ところが先端をはねただけだから、すぐに密集状態になってしまい、陽があたらないところは枯れる。これを避けるには、手間はかかるけれども枝をすいていき、陽が当たるようにする必要があることを何となく理解した。便利だからといってトリマーばかりを使っている(この手の宣伝が多い)としまいには鋸のフル出動ということになるかも。


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紅葉前線でたどる百名山 20.10.29

2020-10-29 19:22:48 | 山登り
 前回に続き、紅葉の時期に登った山、その中の日本百名山の写真を紹介する。紅葉が始まるのが最も早いのが9月中旬の北海道の大雪山であると思う。そして、9月下旬頃から北アルプスの紅葉が始まる。10月に入ると2000m級の山々となり、10月下旬に奥揖斐の1000m級の山々に到達する。

☆大雪山(2290m) 2015年9月14日 黒岳から旭岳まで紅葉の真っ最中だった 紅葉の鮮やかさで日本一ではないか

 黒岳に向かう途中の「まねき岩」 一眼レフで撮る

 緩やかな旭岳までの縦走路

 旭岳 おじさん ここで百座達成

☆笠ヶ岳(2898m) 2017年9月29日 二度目の笠ヶ岳 昔の山友と笠新道から笠、そして鏡平へ

 チングルマの果穂

 大ノマ乗越付近 草紅葉の先に槍が見える

 鏡池と槍

☆魚沼駒ヶ岳(2003m)、平ヶ岳(2141m) 2010年10月6日、7日

 駒ヶ岳 前駒付近

 平ヶ岳 草紅葉と池塘 もちろん短縮ルートから登る

☆焼岳(2393m・北峰) 2009年10月11日 退職後、富士山に登り、次いでこの山に昔の山友と登った。その翌年から残った50ばかりの百名山をツアー、あるいは単独で登った
 
 中ノ湯から 山頂方面を望む (写真あまり良くない)

☆会津駒ヶ岳(2133m)2013年10月14日 前日列車事故のため大垣・名古屋間が運休、このため名古屋駅での集合に間に合わず。岐阜羽島から新幹線で追いかけて、ぎりぎり東京で合流。苦労の甲斐あって素晴らしい景観に出会うことができた。

 池塘と燧ヶ岳

 小屋前の池と会津駒ヶ岳山頂 池に氷が張っているのがわかる

☆雨飾山(1963m) 2011年10月23日

 鎌池 この池は小谷温泉登山口の近くにある 標高は1165m

 持参するカメラも最初は一眼レフ、そしてデジカメ(コンパクト)、いつからかスマホの写真の出来が下手なカメラの能力を上回るようになった。実感したのは笠ヶ岳、このときは中級のデジカメを持参したのだが、スマホの画像の方が良くなったと感じた。今やデジカメさえ持参することが少なくなりつつある。 
コメント (1)
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貝月山ー紅葉前線1000m付近 20.10.27 

2020-10-27 20:05:31 | 山登り
 9月27日に恵那山(2190m)に登った時は山頂付近のドウダンが赤くなっていたが、紅葉はまだはっきりと認識できる程ではなかった。10月13日に能郷白山(1617m)に登った時、前山(1541m)付近から上は紅葉が始まっていた。それから2週間経過し、紅葉前線はどこまで下ってきているだろうか。その確認と体力維持を兼ねて、手軽な貝月山(1234m、今年4回目)に登ってきた。結論から言うと、1000m付近まで降りてきていることを確認することができた。ということは、奥揖斐の1000m級の山々は今や紅葉の真っ最中であるはずである。このブログを見ている方、是非近くの1000m級の山に今日のような天気の良い日に登ることをお薦めする。

コースタイム 貝月ゲレンデ7:50→第一リフト・第二リフト合流点8:24→山頂9:42~10:00→ゲレンデ11:30


 貝月ゲレンデ キャンパーが一組いた他は静かなゲレンデ

 ゲレンデの上半分は茅? 思わぬやぶ漕ぎ クマさんとの出会いを恐れ笛を吹きまくる

 合流点 リフトが動いていない現在この標識何とかならないか!

 1000m付近の紅葉

 同上

 同上

 カエデと飛行機雲(右上) カエデの赤色が冴える

 1200m付近のブナの木の紅葉 

 小貝月山

 貝月山山頂を望む キズのような白い線(登山道)が痛々しい

 江美池 さえない池! 山頂から降りてくる単独登山者に遭遇今日出会った唯一の登山者

 貝月山山頂と冠雪した白山 貝月山山頂からだと奥揖斐の1000m級の山々の同定がなぜか難しい

 山頂直下のブナ林 冬に登った時ここでお昼を食べた

 小貝月山を望む 遠く伊勢湾まで見ることができた!!! 右端中に見えている
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夢のマイホームが負の資産に 20.10.21

2020-10-21 19:10:58 | 面白い本はないか
 松の剪定を始めて、4日目の今日やっと作業が終わった。秋の剪定では不要な松葉をもみあげにより取り除く。さらに夏芽を一つか二つ残して、残りは切除する。

 剪定後の我が家の松 枝の間から太陽が見えるようになった

 近所の2,3年剪定していない松の木 我が家の松より立派なのだが・・・

 空き家の松 道路まではみ出てきた こうなると役場もほおっておけないだろう

 松の剪定があまりに大変なので、切ったりする家があると聞く。さらには持ち家を取得しても、庭木を植えないところが増えているとも。役場でも敷地のまわりの植栽をブロックに変えて、管理の手間がいらないようにしているらしい。我が家でもいつか庭の管理ができなくなるであろう。

 さて、ここから戦後私たちの夢であったマイホームの話をしたい。私たちの多くは、青年期に大学や就職のため、家を離れる。大学なら下宿、就職なら職場が提供する寮等が始まりとなる。やがて、結婚すると最初は職場が提供する世帯用の賃貸住宅あるいは民間、住宅公団の賃貸住宅に移り、さらにお金を貯め、持ち家あこがれのマイホームを取得する。こうした人生のはしごを登っていくのが、かつての人生双六であった。しかし、このはしごは、戦後の国の住宅政策によっていたことを自覚することはあまりなかったように思う。そして、現在経済の停滞と人口減少により、このようなハシゴを登ることができる人は少なくなってきた。何より、この先経済がどうなるのか全くわからない。今の所得が上昇する希望も小さいし、若者は結婚することができない。不本意?ながら親の家に住むことを選択することが多くなっている。

 日本人は住宅ばかりでないが、新築の住宅を好む。住宅の耐用年数が短く、いわばスクラップ&ビルドが幅を利かす。人口が増え、経済が成長しているうちはこれで良いのだが、今となって空き家ばかりがどんどん増える。都心ではタワーマンションが人気だそうだ。主流となりつつある共稼ぎ世帯特に大企業に勤めるような世帯では通勤時間を短くなることを優先する。一方で、日本の大部分の地域では住宅の資産価値は減価しつつある。特にいなかでは取り壊しの費用の高騰もあり、いわば持ち家は今後負の資産化していくと思われる。

 戦後の住宅政策を少し振り返って見る。戦前は大都市では賃貸住宅が主流だった。そして、戦後は戦災があったため、大量の住宅建設が必要とされた。その後の高度成長の中で地方から出てきた労働者の住宅の供給が要請された。このための仕組みが、住宅金融公庫(1950年~)による融資、公営住宅の提供(1951年~、低所得者向け)、日本住宅公団による団地の建設(1955年~、中間所得者向け、当初は賃貸で後に分譲)の3本柱となった。この中では、公営住宅は最小限の供給にとどめられ、持ち家の建設が経済成長を促進するため、1990年代半ばまで成長あるいは景気回復の重要な手段となっていった。最後には世帯数を超える住宅ができあがった。そして、今や都心の再開発(都心の復興が日本の再生につながる=金持ちの成長が低所得者まで恩恵が及ぶ?のと同じ論理)が成長の手段となってきた。そこでは容積率の緩和、国公有地の払い下げ、道路基盤の整備など国主導で再開発が行われており、こうした中でタワーマンションが増えてきている。一方、大都市を除く地域、大都市でも周縁、郊外では人口、世帯が減少し、空き家が増えてきている。

 持ち家の取得に重点が置かれる一方、日本では住宅の中古市場が発達しなかった。このことが空き家をより増やす一因ともなっている。さらに、単身用あるいは世帯用の良質な賃貸住宅が十分供給されてこなかった。そして、低所得者向けの公営住宅の供給が少なく、彼らは民間の質の良くない木賃住宅に住むしか選択がなかった。加えて、日本では住宅補助制度がほとんど行われてこなかった(生活保護制度の中に住宅扶助があるが)。日本の福祉制度の特徴、「日本型福祉制度」と呼ばれているが、自助、共助、公助のうち自助・共助を強調し、その中身は企業や家族の助け合いに重きを置くもの。中でも企業による住宅補助、住宅の提供(「給与住宅」という)、持ち家促進のための融資制度の提供がある。しかし、中小企業にはこの制度はないし、さらに大企業も給与住宅を減らしつつある。まさしく、公助はやせ細るばかりとなってきている。

 この先、住宅を始めとした不動産の取得は大いにためらわれる。多額の住宅ローンを組んで購入しても、日本の沈滞あるいは没落により、住宅価値は下がり、ローンの額よりも資産価値が大幅に低くなる可能性がある。高齢者には縁遠い話だが、その子どもたちには深刻な話だと思うのだが。今回参考とした本は、平山洋介著「マイホームの彼方に」。この著者の師匠、早川和男氏の本もかつてよく読んだ。


 
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キンモクセイのにおう頃 20.10.17

2020-10-17 10:56:08 | バラ、クレマチス等
 散歩をしているとさわやかなにおいが漂ってくる。そう、この時期になると決まってやってくるものである。城台山の男坂にもその木はあった。においと黄金色の沢山の花、普段だと全く気づくことがない。我が家にはキンモクセイが三本あり、そのうち二本は子どもが生まれた時に町からもらったものである(しかし、町の花はいつか「ハナモモ」に変わった。町の木は「ケヤキ」)。当たり前のことだが、自然にはえているものと庭木となっているものでは形が違う。人間が自然の木を観賞用に作りあげた結果であろう。

 男坂にあったキンモクセイ

 形の乱れた我が家のキンモクセイのうちの一本 剪定は花後に行う 思い切り切り詰める必要がありそう

 我が家の築山のキンモクセイ 右イヌマキ 左スイリュウ(イトヒバ)
 このキンモクセイはもとから我が家にあった

 さて、10月の声を聞くと、畑の作業に代わって、庭木の管理がおじさんの主要な仕事となる。まずは、家を改築したときに、造園業者が植えていった木、ボウガシ(人にお金を貸すような身分になるようにと植えられるのか?)、ヤマボウシ(この木も枝をいっぱい出す)、カエデ、ハナミズキ、ナツツバキ。(乱れたキンモクセイは移植)これらの木は徒長した枝を中心に剪定していく。時にこれ以上高くならないようにと中心の幹をカットしたり、太い枝も切り落とす。

 ボウガシなどの剪定後

 そして、昔からあるコブシの木を剪定する。この木は剪定の時期は花後の4月頃(翌年の花芽が早くできる)なのだが、例年この時期に行っている。花は短い枝に咲くので、長い枝は切っても翌年の花には影響しない(花数は少なくなるとは思うが)。

 繁茂したコブシ 時期が遅くなると落葉し、掃除が大変となる

 刈り込んだコブシ

 昔からある針葉樹(名前を調べていない)はNTTの電柱をあたかも芯にし、歩行者優先の標識を顔にしているかのようである。昨年は刈り込みはさみでやったら、築山の木の剪定(背が高くておじさんには難しい)をお願いした知人があまりに不格好だったためか?その後きちんと剪定し直してくださった。今年は電動のヘッジトリマーで剪定した。自分で言うのも変だが、比較的上手にできたと思っている(これは昨年の剪定がきちんと行われているからで、おじさんの腕がいいということではない)。


 新しく買った高いところ(3mまで)も刈れるというトリマー 少し使ってみたが重いので脚立の上で使うのは難しい

 明日から松にかかる予定で、一日2時間くらいかけると4日から5日くらいかかる。春芽はとってあるのだが、その後夏芽がたくさん出てきて、剪定は最も時間がかかる。

 移植した松だが貧弱 下部のサツキの剪定は5~6月頃 この他に小さめの松が2本ある

 問題は築山にあるキンモクセイ、イヌマキそしてスイリュウの剪定だ。何しろ背が高いので知人にお願いしていたのだが、病気になられてお願いできない。もちろん剪定業者に頼めば良いのだが・・・・。実は脚立の高いの(3.6m)をコメリに注文した。そして、少し重いトリマーである。とりあえず、高いところの作業で注意を要するが、ヘルメットを着けるなどしてチャレンジしてみようと思っている。剪定の仕方は、グーグルで検索するとすぐにYouTubeなどの画像が出てくる。細かいところまではわからないが、少しは参考になるので助かる。
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