城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

長い林道の先に雨乞棚山 19.5.31

2019-05-31 21:35:39 | 山登り
 今日は、中津川市付知にある雨乞棚山(1391m)に登ってきた。と言っても登山時間は、わずかに1時間15分ばかり。揖斐川から車で3時間かけて行く値打ちのある山に思えないかもしれない。しかし、この山は「ぎふ百山」の一つであるとともに、大垣山協の「美濃100山」の一つである。山協の100山は、易しいものからA級30、B級30、C級40と選定され、雨乞棚山はA級、そして私にとってこの山でA級完登となる。この山の尾根続きには三界山、奥三界山がある。
 しかし、最短で登るコースは林道の最後の部分は悪路で普通車での通行が難しく、車高が高めの車しか通行できない。そこで困った時のEさんではないが、彼の所有する軽トラを拝借するとともに運転手もお願いし、現地へ向かった。ちなみにEさんは数年前にやはり軽トラで登っている。白川経由で付知峡大橋を渡ると信号をすぐに左折し、またすぐに右折、しばらく進み橋の手前を左折すると山の中へ入る。

 ここから山の中に入る
時々民家も見る。林道は舗装され、少し幅広い林道に飛び出す。しばらく行くと左手にヘアピンカーブして登っていく。最後に右折するとそこからは未舗装で道は次第に悪路となる。万一のパンクに備えて軽トラには2本のスノータイヤが載っている。(昨年の10月末根尾の越波から猫峠を過ぎたところで我が愛車がパンク。スペアなしの今の車を恨みに思った。)
 標高は1000mを超え、ほぼ同じ標高で林道はつけられている。車でこれ以上直進できないが、左に大きくカーブしているところが登山口。迷うことなく登山口に到着した。

準備をしているとジムニーが一台、さらにその後ハイラックス?が左に進んでいった。営林署かその上の役所の人と推測したが、何のようで来たのだろうか。登山口の標識はない。最初は昼間も薄暗いような植林帯の中でわずかに笹があるのみで藪も薄い。

 藪は薄い
 林道を横切ると笹が高くなってきた。踏み跡も少しわかりにくくなる。笹の中に有刺鉄線が張られている(何のため?)。稜線に達すると左手の尾根に道が付けられている(地形図にも点線がある)。しばらく登れば、三等三角点、立派な石の標識が立つ山頂に達する。


 二ツ森山、笠置山方面

コースタイム 登山口10:06→山頂10:51~11:30→登山口12:00


 林道の進行方向の図が下手くそで失礼 帰りに道を少し間違えた

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2年前に登った蕎麦粒山 17.5.21 

2019-05-30 19:25:32 | 過去の山登り記録
 城台山に登っている女性のKさん、昨日会ったら蕎麦粒山(1296.6m)に登ってきたと嬉しそうに報告があった。かなりの藪に悩まされたとの由、2年前に私が登った時はそうでなかったと返した。ヤブ山に登っていない人には最難関の山の一つで、途中でリタイアする人が多いらしい。
 山協のブログに発表したものを再掲する。

 かつてこの山は、大谷林道の崩壊地をつめて、五蛇池山への分岐から子蕎麦粒を経て、頂上に至るコースが中心だったが(健脚でも5時間、しかも一部は深い藪)ある個人が新しいルートを切り開き、今やほとんどの人がこの新しいルートで登っている。ネットではほぼ4時間前後の登りであったが、なぜこんなにかかるのか不思議であった。今回登ってみて、やっぱり普通の人はこれくらいかかるということを思い知らされた。
出発点は350m、蕎麦粒山は1296.7m、標高差約950m。

7時半登山開始。まずは大谷川を渡る徒渉地点がなかなかわからない。駐車場から少し上流にしっかり赤布テープがつけてありましたが、沢の石は滑りやすく、徒渉は意外と大変でした。すぐ側にかつての丸太橋と思われる残骸が残っていました。まずは標高約1000mの頂上から延びている南東尾根に取り付くまで、約650mの登り。よく整備されているが、かなりの急登、途中の休憩場所から頂上が見える。
岐阜か揖斐川の槍ヶ岳(緑の)と言われているらしい。形の良い三角形の山だ。

 緑の槍ヶ岳? 
 1000m地点まで1時間40分、ここからは比較的なだらかな上り下りが続く。登山道の一部は笹が上部を覆っているので、道がわかりにくいが、要所には赤テープがあるので安心だ。1000m前後の尾根を1時間ほど進むと、最後に雪が残る平坦地、池が現れる。
ここから約300mの登りが今回の最大のハイライトでところどころにシャクナゲが咲いているが、楽しむゆとりもないほど急な登りで頂上まで1時間要した。

 頂上着11時10分、登山口から3時間40分。(最後の急登が時間がかかる一因)頂上からの眺めは格別、能郷白山、白山、冠山、花房山、小津権現山等々。下山も2時間半要した。この山はカエデ類が多いので、秋に登ると素晴らしい紅葉が見れそうだ。

参加者3名
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自助・共助・公助とは言うけれど!!

2019-05-28 21:18:57 | 地域のこと他
 日曜日、民生委員のNさんがお見えになった。その時、私は揖斐川町消防操法大会に出かけていて、留守だったので、家内が用件を承った。ある班長さんが区費・班費をいただくために一人暮らしのH氏の自宅を何回も訪問したが、いただけなかった。後見人の方にも連絡したが、連絡がつかない。困った班長さんはその班の副区長に連絡するとともに、民生委員のNさんに連絡。Nさんは、日曜日の朝Hさん宅を訪問。玄関の鍵が開いていたので、中に入り、Hさんを呼んだところ、返事があった。

 たったこれだけのことなのだが、何人もの人が関わっている。私はこの件について、区費の徴収は急ぐことはない、その班の福祉委員や副区長さんには見守りを続けて欲しいと申し上げた。自助が高齢で期待できず、公助もやせ細ってしまっている。だからといって地域の共助に頼れるかといったら、高齢化により難しくなりつつある。大都市では施設に入ることは多くの待機者がいる中で非常に難しいが、いなかでは比較的余裕があると聞いている。しかし、このHさんの場合、知人が強力に施設入所を説得するものの、自宅にとどまり続けている。個人の意志は尊重する必要があるので、これ以上何もできない。通常、家の中に入ることさえ、相手の承諾がなければできない。

 また、こういうこともあった。高齢者のみの世帯で、ご主人が亡くなり、残された奥様は生まれ故郷に帰ることになった。問題は家に残った家電、布団等の処理の問題であった。もちろん、決められた期日に区の会館まで運ぶか、それができなければ清掃業者に依頼すれば片付くだろう。しかし、金銭的に余裕がなかったのか知るよしもないが、民生委員を始めとした多くの方々にその処理をお願いされた。多くの方々のご協力により、その廃棄物は片付けられた。今は「大変だったね」で終わる程度かもしれないが、高齢化によりこうした問題は頻発するようになると恐れている。

 さて、私の区長の任期は来年の3月いっぱい。2年ごとに各班から区長を出す方式になって私が最後である。このため、この先のルールを決める必要がある。私としては引き続きこの方式で行いたいと思っているが、なかなか難しい事情がある。特に高齢化が進んだ班は、適任者がいないか少なく選出が難しい。他の区の事情も厳しい。既に6年区長を務めているHさんは、ここには70代以上は沢山いるが、未満は非常に少なく、任期が長くなってしまうと言っていた。また、民生委員の任期(3年)も11月末で切れる。幸いに後継者は決まったが、多くの役職になり手がなかなか見つからない。年齢が若い消防団の団員の確保はさらに難しい。一時6名いたが、今は2名。推薦して欲しいとの消防団の強い要望はあるが、頭数が少ないうえに、容易には受けてくれない。このため従来の30代から40代にまで広げた。また12月には30代、40代で消防団未経験者の家を訪問しなければならない。



 日曜日タマネギを収穫 約300個
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花壇の花たち(4) 19.5.22

2019-05-22 19:36:03 | バラ、クレマチス等
 春のバラシリーズは、今日で終わりである。まだ、しばらく花は咲いているが、書く材料が乏しくなってきたので、バラの品種を少し紹介しよう。
 代表的なのは、ハイブリッド・ティーとフロリパンダであるが、我が花壇には多くない。多いのはイングリッシュローズで、オールドローズ系で香りが良い。豪華なのはやはりつるバラだろう。つるバラが咲きそろうと感激するが、香りはほとんどない。
 イングリッシュローズは、最初の頃北方町にあったローズ・オブ・ローゼスから買っていたが、同社の倒産後日本バラ園(ここの苗は新苗で大きくないが、値段は手頃)とかコメリ等が売り出しで安くしている苗(こちらは大きい)を買っている。全てがデビッド・オースチン社からのライセンス契約となっている。
 大野町の河本バラ園もイングリッシュローズを売っていたが、ライセンス契約を止め、今はフランスのデルバール社と契約を結び、その苗を売っている。病気に強いということらしいが。私は既に2鉢を枯らしている。色は複合色が多い。フランス絵画の有名な名前がついている。

 
 イングリッシュローズ ジーン・レックス 5.17撮影 この赤は本当に素晴らしい


 イングリッシュローズ プリティ・ジェシカ  5.17撮影 茎が細く、花を支えることができない


 左フレンチローズ 右イングリッシュローズ シャリファ・アスマ 5.22撮影

 上のフレンチローズ拡大 マルキーズ・ドゥ・ラロシュジャクラン 

デルバール社のバラ2点

 ペッシュ・ボンボン 5.22撮影 2011年6月購入

 クロード・モネ 5.18撮影 昨年5月バラ祭りで購入


 バラ栽培の作業はやはり多い。今日も咲き終わったバラの剪定を行った。特に、つるバラは脚立に乗り、枝元(元のつる)から5cmのところで剪定する。その他は、5枚葉を一つつけて斜めに剪定。大部分の花が終わったところで、追肥を行う。こうすると7月初旬頃(その後、8月、10月・11月)に再び咲く。そのたびに剪定と追肥を繰り返す。
 雨が多くなると、黒点病にかかるバラが出てくる。夏越しも大変である。昨年のように連日38度、39度となると人間だけでなく、バラも疲弊する。結果、枯れたり、秋の花が望めなくなる。
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伊吹山北尾根 19.5.19

2019-05-20 11:51:54 | 山登り
 今日は、協会の60周年記念事業の皮切りとなる山行で、旧春日村国見峠から伊吹山北尾根ー通称「大垣新道」を南に下り、御座峰(1070m)まで往復する。なぜ、御座峰なのか私には知るよしもなかった。大垣新道設置の話から始めてみよう。山協が創立されまもなく、1961年7月から63年6月までの2年間を要して、国見峠から伊吹山山頂に至る北尾根の藪を切開いた。その作業に会員延べ1000名が関わった。

 ここで、少しだけ私のささやかな北尾根経験を紹介したい。大垣新道が開設されてから約10年後、就職したその年の4月、私は上平寺から伊吹山に登り、山頂小屋に一泊後北尾根をたどり、国見峠から美束まで歩き、バスで揖斐駅まで戻ってきた。45年以上も前の話なので、記憶ははっきりしないが、途中で木製(当時は全部がそうであった)のワカンを拾った。その話を職職場の山岳会でしたら、忘れた当人はその山岳会に属するものであることがわかった。世間は意外と狭いのである。そして、今山協に所属することの奇縁に驚くのである。

 今日は物故者の追悼登山でもあるので、国見峠で協会の会員で僧侶の高木氏が読経する中で、参加者36名が次々と焼香を行い、亡き先輩達を偲んだ。

終了後、9時半峠を出発、大人数のため3班に分けての登山となった。意外と峠から登る登山は多く、京都からの10名のグループの他、数グループが登っていった。

 峠を出発

 今回唯一の悪場 国見岳手前の岩場を登る

 かつて林立していたアンテナはどこへ?

 山頂付近の窪地

 狭い国見岳(1126m)山頂 

 空が暗くなり、雨粒が!

 ガスも出てきた 伊吹山山頂は見えない

 美しい新緑は目の栄養に

 大禿山(1083m)着

 大禿山下りから御座峰

 御座峰の最後の登り 風が強い

 目的の御座峰に到着、そこには大垣新道設置を記念する銘板が鎮座していた。これで目的地がここでなければならない理由が判明した。

 昼食後この銘板の設置に関わった小倉(繁)氏(今日の参加者の中の5名が設置に参加)からその苦労話の披露があった。この銘板は1999年創立40周年の記念事業の一環として設置された。400kgもの材料を40名が分担しながら運んだ。その大変さは参加者の心に長く残るものとなったと思う。

 堀会長のハーモニカにあわせ、星影のワルツ、惜別の歌、若者たちを声高らかに歌う

 集合写真


 峠まで引き返す途中、伊吹山の山頂が見えてきた。



コースタイム 峠9:30→国見岳10:35→大禿山11:23→御座峰12:00~13:05→峠15:20 


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