
2025年4月3日(木)
金峯山寺 南朝妙法殿

青根ヶ峰下山 奥は金剛山、葛城山?(10:32)
青根ヶ峰に登頂し、下山し始めると姉から連絡が入っていた。
中千本の金峯山寺や吉水神社を時間をかけて参拝、撮影などしていたそうで、
シャトルバスに乗るにはもう少し時間がかかるとのこと。

なので、上りで寄らなかった西行庵にも行くことにした。
西行庵へは思っていたより谷底に下るため、帰路の上り返しが大丈夫か?、と心配になるほど。

西行庵 (11:00)
『新古今和歌集』の代表的歌人の一人である西行が、武士を捨て、法師となり3年間侘住まいをしたと伝わる小さな庵。
奥駈修行を志して吉野に来て、二度満行したと伝えられている。
修行の際吉野の桜に魅せられた西行が、全国行脚で各地に吉野の桜をほめ伝えたことで吉野は桜の名所になったのだそう。
奥駈修行を志して吉野に来て、二度満行したと伝えられている。
修行の際吉野の桜に魅せられた西行が、全国行脚で各地に吉野の桜をほめ伝えたことで吉野は桜の名所になったのだそう。

西行庵は桜の谷で囲まれている。
この後金峰神社に戻る途中、姉がシャトルバスで奥千本バス停に着いたことを確認。
姉がバス停から水分神社方面に下る途中に追いついて合流。

水分神社 (11:52)
桃山様式建築の「三殿一棟」の外観が美しい。
こちらも神社中央のシダレザクラが咲いていればさぞ美しかったことだろうという所だが、
この独特な外観とお庭を拝見するだけでもとても価値あるものと思った。

どんどん下山し、花矢倉展望台からの眺め。(12:12)
雲が流れ青空や陽が出る時間も増えてきた。

更に下り、「吉野山桜展示園」(13:01)
色々な桜が咲いていてきれい。

こういう場所は芝生になっていたりベンチがあったりするので、
柿の葉寿司などを買ってきてお昼ご飯休憩をしている人たちもたくさんいた。
そうそう、平日だが朝に比べ随分たくさんの人が訪れていた。

如意輪寺方面

竹林院付近



13:30ごろ
途中おやつなども食べたので遅いお昼ご飯。
随分たくさんの人がいたが、お店もたくさんあるのですぐに座れた。
待望のお蕎麦と柿の葉寿司のセット。
こちらのお店は葛のお菓子もついていて、とても美味しく大満足!

その後「吉水神社」
こちらが「一目千本」の景色。
残念だが仕方ない。 また来よう!

吉水神社本社
参拝作法が独特で、「二礼 十七拍手 一拝」
書院には源義経、後醍醐天皇、豊臣秀吉、それぞれの時代の遺品や宝物が展示されているそう。
そういうものもゆっくり見てみたいな。

さて、吉野に来たら葛のお菓子は食べないと。
葛餅 とてもモッチリ、ネットリした食感で美味しかった!

葛切り ツルツルさっぱり、黒糖の汁もサラッとした感じで、こちらも美味しい!

最期に金峯山寺 蔵王堂
こちらが山の上からも良く見えていた蔵王堂。 金峯山寺の本堂となる。
本尊金剛蔵王大権現三体のほか、多くの尊像を安置している。
木造古建築としては、東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇っている。

まだ梅が咲いていた。
この後はお土産屋さんなどを見ながら、下山。
姉がロープウェイに乗る、というので私もそうしようと思ったが、
人は多いし、まだ余裕もあったので私は歩いて駅まで下山した。

吉野駅まで下山。
平日、桜はまだそれ程咲いていない、とは言えさすがは吉野山。午後には随分とたくさんの人が歩いていた。 駅前も電車を待つ人でたくさんのベンチもいっぱいだったが、桜最盛期の終末はこんなものではないのだろうな、と思った。
電車の復路は駅員さんが近鉄線の方が本数が多く早く帰れる、と教えてくれたので、「吉野→榛原神宮前→田原本→(徒歩)西田原本→新王子」で戻った。
長年温めてきた吉野山の桜。 今回は時期が早く吉野山らしい風景が見られなかったことは残念だった。 けれどまずは青根ヶ峰まで登頂することができた。 咲いていないとはいえ、場所によっては美しいサクラが咲く姿を見ることができた。 国宝の神社やお寺も拝見することができた。 もっと内部までゆっくり見れたらという気もするが、きっとこれは桜の時期は無理だろう。 けれど奈良の歴史の深さをここでも感じることができた。 宿泊の駅から吉野駅まで無事往復することもできた。 今回の遠征の成果は大きかった!
残る一日。 最終日は晴れそうな予報と姉が楽しみにしていた一本桜を見に行く。 私も楽しみだ!