out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

今年は南アルプスの女王 仙丈ケ岳 #2

2023-08-09 21:06:13 | 山登り in 長野県
2023年8月2日(水)
仙丈小屋と甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)
 
仙流荘発 6:05の南アルプス林道バスに乗り、北沢峠から小仙丈ヶ岳までやってきた。
 
カールに沿って登ってゆくトレイルはハイマツ帯となり、花も豊富になってきた。
 
大株のイワツメクサ
 
タカネヒゴタイ
 
振り返り、歩いてきた稜線。
この少し手前で仙丈小屋へ下りてゆく分岐があった。
が、まだ12時台でチェックインはできないかもしれないし、
下ってゆくより山頂を目指したくなり、先に進んだ。
 
タカネツメクサ 右の方に紅葉し始めているのはイワウメ?
 
イワギキョウ
 
雲で山頂が見えないが「もうすぐかな?」と思っていた。
山頂直下北側のカールは藪沢カールだ。
 
ムカゴトラノオ?
 
ムカゴトラノオ?
 
ヒメコゴメグサ
お花が本当に沢山見られるようになり、楽しいな~、と歩いていると、
一瞬雲が流れ見晴らしが良くなり。。。
 
あらっ! まだ山頂は随分先だ!
(一番右のピーク)
 
タカネツメクサ
それでもお花を撮りながら歩いていると、ポツ、ポツ、と降ってきた。
陽が射したり、青空が見えるときもあったので、「大丈夫だろう。」と思い歩いていると
雨はだんだん強くなってきてしまった。
慌ててカメラやレンズをザックにしまい、レインウェアを着てとにかく山頂を目指す。
 
仙丈ケ岳山頂と~ちゃく!(12:55)
雨が本降りなのでスマホで撮ってタッチ&ゴー!
そのまま進むとカールをグルッと回って仙丈小屋に下りて行ける。
 
雨の中を歩くのは久しぶりなので慎重に下ってゆく。
下るにつれ雨も止んできた。 やれやれと小屋の前まで来ると。。。
 
ライチョウさんだ!
親のライチョウ4羽と子供のライチョウ数羽が左から右へトレイルを横切って行った。
慌ててザックからカメラを取り出し撮影。
 
カメラを取り出したときには子ライチョウは遠くに行ってしまったが、
見れただけでも良かったな。
 
仙丈ケ岳 ライチョウ
 
山荘内から外の風景
 
 13:30頃チェックイン、部屋の説明などを受けた。 雨でお昼ご飯を食べていなかった。 食堂で食べて良いという事だったので、ありがたく室内で昼食を頂いた。 上の写真、青空も見えているが、雨は降り続いている。 結局降られたが、雷にならなくて良かった。
 濡れてしまったザックカバー、レインウェア、帽子、グローブなどは入口の物干しにかけさせてもらえた。 さらに夕方からはストーブに火を入れて乾燥してくれた。 トイレは室内からいったん外に出ないと行けないが、8時ごろまでは電気がついていた。 カーテンを掛けただけの更衣室だが、これがあるだけで本当にありがたかった。 濡れた衣類を着替えたり、寝る前にサポートタイツを脱げることで格段に居心地が良かった。
 外は雨だったが、食堂にマンガ、雑誌、小説などが置かれているので、私は「黒部の山賊」を少し読むことができた。
 
夕食は 17:00からだが、16:00ごろ雨が上がっていたので少し散歩に出た。
標高のせいか、疲れのせいか、少し登ると息が切れる。
 
アキノキリンソウ
 
雫のついたチングルマの穂。
 
 
 
夕食
おかずはサラダ、エビフライ、豚の角煮。
大変美味しかった。
 
夕食時、小屋のご主人から夕日、朝陽の展望ポイントなどアナウンスがあった。
いずれもカール稜線まで20分程上がらなければいけない。
この日は小屋についてからゆっくりできたが、登りで疲れてしまったので、小屋前から夕日を見た。
雲の上から乗鞍岳、穂高連峰などのピークが見える。
赤っぽく焼けていたので、稜線まで上がった人は美しい夕景が見られたかもしれない。
翌日は朝日を見に稜線に上がってみよう。
 
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今年は南アルプスの女王 仙丈ケ岳 #1

2023-08-09 16:48:50 | 山登り in 長野県
2023年8月2日(水)
小仙丈ケ岳(7合目)から仙丈ケ岳山頂方面を望む
手前が小仙丈沢カール、奥に見えるのが大仙丈沢カール
 
 昨年初めて北沢峠から甲斐駒ヶ岳に登った。 北沢峠に行くまでがひとつの冒険だったが、特に昨年は天候の都合により日曜日に北沢峠入りしたもので、仙流荘の駐車場、バスの混雑が非常に心配だった。 それでも 10:05発のバスにスムーズに乗れた。ただ駐車場の空きはその時間で20台ほど。
 今年はやはり仙丈ケ岳に登りたい! 天候などを見て 8/2(水)出発に決定。 平日なので駐車場もバスも余裕だろう。 さらに1日目は 8:05発のバスに乗り、ゆっくり登って仙丈小屋に宿泊。 2日目は下山してからさらに栗沢山に登山しても仙流荘へのバスに間に合いそう。 という計画でいたのだが。。。
 8/1(火)午後は関東各地大雨と激しい雷に見舞われた。 自宅周辺も同様だった。 それを見て「2日も山の上でこのような天候になったら大変!」とゆっくり目のバスに乗り、午後山小屋到着に危険を感じた。 だが、8:05の前は 6:05発のバスだ。 チケット購入などを考え 5:30に駐車場に到着するには2:30前には家を出ないと。 いやぁ~、それは無理。 でも危険を感じながら登山するのは楽しくない。 どうする!?
 
 
 1:30に起きて、2:00に家を出た。(+o+) コンビニに寄って朝ご飯や当日の飲み物などを買ったりしても 5:00過ぎには駐車場に到着できた。 車は一番手前の駐車場に入庫できた。
 乗車の列は上写真の通り。 チケット購入の列と乗車の列に並ぶ必要があり、ひとりは不利だと思ったのでちょうど正面に駐車したソロの女性に声を掛け協力を要請すると快諾。 楽しくお話しながらチケット売り場に行ったが、乗車の列はみんなザックを置いて順番取りをしていた。 どこかにこうするよう書いてあった記憶もあるのだが、実際このようにできるのはソロにもありがたい。
南アルプス林道バス乗り方、運行時間、料金など → こちら
 
7:00 北沢峠着。
ソロの女性は長兵衛小屋でテントなのでここで別れた。
私は朝ご飯をあまり食べられなかったので、ここでおにぎりをひとつ食べ、トイレに寄って出発。(7:20)
早い時間にしたので焦らず行動できる。 かと言って、ゆっくり過ぎて雨に降られては困るが。
 
登山口からしばらくは急登、その後は緩斜面、急斜面と交互に現れる感じ。
 
しばらくは樹林帯なので展望はないが、バスの運転手さんが山の案内をしてくれる中で、
北アルプスも見えたので、雲で隠れないうちに隙間を見つけて1枚。
穂高連峰、槍ヶ岳。
 
3合目到着(8:35)
 
3合目からは北岳を望めた。
 
四合目(8:53)
地図上で見ると近いし時間もそれ程立っていない。
ただ登りはきつくなってきている。
 
鳳凰三山が見えたら。。。
 
藪沢大滝ノ頭(五合目)
ものすごく暑いという事はないのだが、汗が噴き出る。
水分補給をして少し休んだら小仙丈ケ岳方面に向かう。
大滝ノ頭から先は一層登りが厳しくなる。
 
ここまで見たお花
セリバシオガマ
 
コイチヨウラン
昨年は盛りだったが、今年は終盤
 
その代わり今年はこれが見られた!
アリドオシラン
 
 
 
 
 
オトギリソウ
 
六合目が近くなると段々見晴らしも良くなり、
後方に甲斐駒ヶ岳(長野県の呼び名は東駒ヶ岳)と右に栗沢山、アサヨ峰。
駒ヶ岳と栗沢山の間には金峰山、北奥千丈岳など奥秩父の山々。
 
鋸岳と駒ケ岳
 
六合目到着(9:47)
むこうのピークが小千丈ヶ岳? いや実際には小仙丈ケ岳のピークは更に先だった。
結構遠いなぁ、と思っていた。
 
六合目を過ぎ進んでゆくと、富士山!
そう言えば、天気予報はそれ程良い予報ではなかったが、充分良い天気!
ありがたいなぁ~、がんばろう~!
 
後方を振り返ると甲斐駒ヶ岳なのだが、昨年歩いたトレイルが良くわかる。
写真下辺、中央よりやや右の木の無い所が長兵衛小屋。
そこから谷をずっと上がってゆく。 写真を拡大すると仙水小屋も見えている。
さらに上がってゆくと木々の無い所が岩ゴロゴロの谷。 ちょっと右の方に上がった所が仙水峠。
そこから左に斜面を上がってゆくと駒津峰。 あの斜面を登るのがきつかったなぁ。
駒津峰からいったん下がり、駒ケ岳へまっすぐ上がっていくのが直登ルート。
右にそれて左に上がってゆくのが  マキルート。
駒ヶ岳右にボコッと出っ張っているのが摩利支天。
 
ヤセ尾根のような所はお花畑。ただ咲いているお花は遠くて撮れない。
奥の山、左は鳳凰三山、右は北岳、中央手前に小太郎山、その奥雲に巻かれた富士山。
 
ウサギギク
 
ヨツバシオガマ
 
もうトウヤクリンドウ!
 
小千丈ヶ岳(七合目)到着。(10:40)
ここからの眺めが良いはずなのだが、とうとう仙丈ケ岳の背景は灰色になってしまった。
そして山頂までまだまだ高く、遠そう。 さすがに 3,000m峰だ。
いったん腰を下ろし、おやつ休憩にした。
 
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