2020年1月6日(月)
翌日から仕事開始の前にもう一度山に登りたかった。 木々が真っ白になるような山にも登りたかったが、天候を見て大菩薩嶺に決めた。
上日川峠への道は青梅街道側(R411)からのルートは冬季閉鎖以前から台風19号による道路崩落で丸川峠分岐駐車場上のゲートから既に通行止めになっている。 甲州街道(R20)から「ペンションすずらん」前を通る林道はこの日はまだ通行可能だったので、上日川峠から大菩薩嶺に登ることもできたのだが、丸川峠分岐からのロングルートを歩いてみたかった。 全体的にまだそれ程の雪が積もっている様子ではなかったので、この機会に決行した。 上日川峠への道路状況などは先のペンションすずらんさんのHPや上日川峠の「ロッヂ長兵衛」さんHPで知ることができる。 ちなみに現在はペンションすずらんさんより先の林道も冬季閉鎖になっている。
6:38a.m.
朝6時半ごろ。 勝沼ICを降りフルーツラインを走っていると夜明けを待つ南アルプスの姿。 間に合わないかと思っていたのだが、時間を調べると日の出は 6:50分台。 あと少しでモルゲンロートが見られる。
6:54 白峰三山~鳳凰三山
この日のロングルートを考えると一刻も早く登山口を目指すべきだったのだが、そう思うとやっぱり止まってしまった。
6:56 白峰三山~甲斐駒ヶ岳
6:59
7:04 金峰山~北奥千丈岳~国師ヶ岳~黒金山?
手前に勝沼ぶどうの丘
7:07
すっかり日が出て7時も過ぎたので、登山口に向かう。
丸川峠分岐駐車場上のゲート。 冬季閉鎖と書いてあるが、道路崩落のための通行止めが続いていた。
駐車場はこのすぐ左。 トイレはないし勝沼ICからここまでコンビニもなかったので、
フルーツライン沿い「牛奥見晴らしの丘」や駐車場少し手前にある「雲峰寺駐車場」にあるトイレを利用。
駐車場奥から林道を登り始める。(8:02)
台風19号の影響で「ここもこんなに荒れてはいなかった」と言うレポを読んだことがある。
先ほどの林道から登山道に入り、急坂を登る。
急登と平らなトレイルを繰り返し進んでゆく感じ。
駐車場から丸川峠まではCT2時間。 そこから大菩薩嶺山頂までは1時間半。
駐車場から1時間半ほど登ると樹間から富士山が見えてきた。
南アルプスの山々もチラチラと見えている。
雪も見え、随分登ったけど。。。と思っていると、
スキーゲレンデの様な草原。
そこが丸川峠だった。
グリーンシーズンにはお花も咲くそうだが、やはりネットで保護する様だ。
四方は囲まれているがこの草原のせいかとても開放的で美しい。
「丸川荘」さんのコーヒーもおいしそう。
小屋の前からは富士山が正面に望める。
さて、ここから大菩薩嶺山頂まで1時間半。 おやつを食べて出発。
間近でシカの鳴き声にビックリ。 呼んでるの? 何もあげないよ。
少し登ると前聖岳、赤石岳、悪沢岳あたりが開けた。
丸川峠から登るとその先は山頂までほぼ北側斜面のトラバースのようになるので雪も多い。
この辺で軽アイゼン(6本爪)を装着。
景色は樹間越しに奥秩父や奥多摩の山々が見える。
1時間ほど歩きあれが大菩薩嶺山頂かな。。。と。
コメツガがたくさん見られた。
「山梨の森林百選 大菩薩稜線のコメツガ林」だそうだ。
山頂直下の九十九折りでふぃ~、と思いながらようやく登ると山頂。(12:15)
12時には到着したかったが。 まずは登れて良かった!
雷岩まで下りてきた。
霞が出ているのだが、良い景色。
富士山左裾野の前には年末に登った三ツ峠山。
右裾野にかかる高いピークが登り損ねた御坂黒岳。
白峰三山~鳳凰三山~仙丈ケ岳~甲斐駒ヶ岳
甲府盆地の向こうに赤石山脈がずらりと。
風が出てきたので、どこか木の陰にでも入ってお昼ご飯を食べようか、と少し下る。
大菩薩峠方向へ。 小金沢連峰~富士山。
賽の河原から少し登った辺りで振り返ると八ヶ岳、金峰山が見える。
賽の河原を登り切って介山荘が見える場所まで来ると正面に熊沢山~富士山。
介山荘から北側を見れば奥多摩の山々。 左奥にはお正月明けに登った大岳山が見える。
大岳山周辺をアップにすると左に御前山、右に三頭山と奥多摩三山。
左の方に奥多摩湖も見える。
さらに右端三頭山から左端奥多摩の山々。
どうも雲取山まで入っていなかったらしい。
大菩薩峠到着。(14:07)
少し雲が出てきたが、爽快だ。
雷岩を下ると風はそれ程なかったが、下りなのでジャケットを着て暖かい程度。
大菩薩峠以降は雪がないかと思ったが、日影など凍結している部分もありしばらくは軽アイゼン装着のまま下山。
福ちゃん荘以降ではずしたかな。 ロッヂ長兵衛までなるべく早く下山。(15:08)
長兵衛さん前でおやつ後、丸川峠分岐駐車場までももくもくと下る。
車道からはかなり離れる場所もあるが、ここではトレイル崩壊で車道に誘導されていた。
トレイルは深い溝のように浸食されていたり、そこに大量の落ち葉が積もっていたりで、
歩きにくい場所もあったが、迷うようなことはなかった。
千石茶屋さん前に出た。 上日川峠から駐車場まで1時間10分ほどかかった。
ここまでは長く感じた。悪路もあり、見晴らしもないので単調なせいもあるが、
紅葉の頃は美しいだろうなと思った。
今回丸川峠入口から大菩薩峠を歩いた。 2018年12月には牛奥ノ雁ガ腹摺山から石丸峠を歩いているので、いずれ石丸峠から大菩薩峠をつないでみたいし、さらに小金沢黒岳方面も歩いてみたいと思う。