宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

SEALDs 1万5千人が戦争法案に抗議行動。 憲法を守り、生かす新しい日本をつくるたたかいが!

2015年07月11日 | 戦争法案

 「しんぶん赤旗」11日付16面には、10日よる行われた6回目のSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の国会前抗議行動には1万5千人が参加と写真入りで大きく報道されていました。

 以下、同紙より、紹介します。

 この抗議行動に参加した日本共産党の小池晃副委員長・参院議員は、「シールズの覚悟を決めた本気のたたかいが政党を国会を動かしています」「5つの野党が連携していくことを決めたのもみなさんのたたかいがあったからだ。 みなさんのたたかいに学んで私たち国会議員もがんばる」とあいさつしました。

 同日には、女性弁護士160人が有楽町で宣伝を行いました。 この宣伝行動に参加した日本共産党の山下芳生書記局長は「国民があかんというものを国会の多数でごり押しすることは、憲法9条、国民主権を踏みにじる暴挙。 党派を超えて、いっそうスクラムを強固にしてがんばりぬく」と表明しました。 

 民主党の枝野幸男幹事長は「法の支配、立憲主義という日本社会の基礎を守るために、主義主張、党派を超えてたたかう」とのべました。

 同日には、国会内で、民主党、維新の党、日本共産党、、社民党、生活の党の5党首が会談し、野党5党が一致して強引な採決に反対することを確認しました。 また、引き続き野党5党首で状況に応じて、随時、協力し行動していくことも確認されました。

 戦争法案をめぐって与党が来週15日に衆院特別委で、16日には衆院本会議で採決を強行しようとしています。 国会周辺の抗議行動が週明けにはさらに大きく発展しようとしています。 また、各地方での抗議宣伝行動も連続して取り組まれます。 大和市内でも共産党独自にまた、市内の諸団体と共同した取り組みが行なわれます。 

 主権者国民が立ち上がっています。 戦争法案に反対し、憲法を守り、生かす新しい日本をつくるたたかいが国民的規模で始まっています。


戦争法案反対 SEALDs+学者 「『いざという時』が来た」 「朝日」「社説余滴」より

2015年07月04日 | 戦争法案

 「朝日」の「社説余滴」の高橋純子さん(政治社説担当)の3日付の記事を紹介します。 1日付の「しんぶん赤旗」が「戦争法案反対 SEALDs+学者」の記事を特集していました。 その中に、樋口陽一さん(東北大学・東京大学名誉教授、憲法学)の6月19日の国会前でのスピーチが紹介(写真付)されていました。

 高橋さんの記事は、次の文章で始まっています。

 「黄色いプラスチックケースの上に乗り、小雨降るなかマイクを握ったその頬は、心なしか紅潮していた。 『若い諸君の力強い声、いきいきした姿に接して、この国のいまと未来にもう一度、私は自信を持ちました』」

 「憲法学者の重鎮、東京大学名誉教授の樋口陽一さん、80歳。 先々週の金曜日の夜、10代、20代前半の大学生らが結成した『SEALDs』が主催する安全保障関連法案への国会前抗議行動に参加した。 街頭に立ったのは、44年前弁護士会のメンバーと仙台駅頭で裁判官の再任拒否に抗議して以来2度目だという」

 「2004年に、取材でご自宅を訪ねた時のことを思い出す。 前年にイラク戦争が開戦、戦後日本が問い直されている時に、何をどう考えるべきか、粋な和服姿で縦横に語ってくれた。 ただ、時事問題に関して、紙面ではコメントしないという姿勢は一貫していた。 『でも、いざという時が来たら、街頭に立って、ミカン箱の上にでも乗って、演説しますよ」
(中略)
 「だが、『いざという時』は来た」
「不真面目な人たちによって、戦後日本が営々と築き上げてきたものが解体される瀬戸際にある」
「それに甘んじることは、我々が辱められること。跳ね返しましょう」と。


 「安倍さんの内閣がつぶれるのはまったく構わない」 村上 誠一郎自民党衆院議員

2015年07月01日 | 戦争法案

 7月1日付「神奈川新聞」「論説・特報」欄に、元行革担当相・自民党衆院議員村上誠一郎氏が登場し、同氏の日本外国特派員協会での会見内容を掲載しています。 一部紹介させていただきます。

 同氏は、「大多数の国民や憲法学者、法曹界が『憲法違反』で一致している法案を強引に通せば、日本の民主主義に多大なる禍根を残す。 違憲の疑いのある法案を出すこと自体、以前の自民党では考えられない。 もう一度思いとどまり、考え直す必要がある」

 「この法案で問題なのは、どこまで何ができるのかはっきりしておらず、国の存立が危ういと時の首相が認めれば、集団的自衛権が行使できてしまうことだ」と述べています。

 そして、「強調したいのは、この問題は一政治家の問題ではないということだ。 法的に、憲法理論的におかしいことを天下の自民党がやってはいけない。 後に大変な禍根をのこすのは明白だ。 反対したら党からどんな処分を受けるのかという次元の問題ではなく、日本の民主主義というものを考え、どう判断するか。 それは良心の問題だ」

 「戦前・戦中、日本が破滅に向かう大きな要因となった治安維持法、国家総動員法という法律ができたが、ほとんど議論されずに成立している。 この失敗を繰り返させないためにも今回のような重要な法案は徹底的に議論すべきだ」

 「このまま法案が通ればどうなるか。 私は『内戦になることを恐れる。 米国で例えれば南北戦争ということになるが、それは物的な戦いではなく、 法律的、民主的な戦い。 その時、残念ながら自民党は南北戦争でいう南軍になる。 つまり大義名分がなくなり、負けてしまう」

 「心配しているのはその後だ」「国民の多くが疑問を持つ法案を強引に押し通せば、自民党に対する信頼が思想的に失われる危険性がある。 民主も駄目、自民も駄目となれば、ファシズムがまた起こらないとも限らない」

 「私は、次の世代は財政も、経済も、金融も社会保障も大変になると考えている。 その上、安全保障のために地球の裏側にまで行ってもらうのか。 いま喫緊の課題として政治がすべきことは財政、経済、金融、社会保障と外交の立て直しだ。 政策の優先順位をどうするか、考え直す時期にきていると思っている」

 同氏は、”ミスター自民党の誇り”にかけて次のように、断言しています。

 「きょうの会見のように、なぜ私がこうして発言をしているのかというと、こんなことをやっていたら、自民党が全部吹っ飛んでしまうからだ。 安倍さんの内閣がつぶれるのはまったく構わない」

 


「戦争法案」は、内容も提案・審議のやり方も、”憲法に対するクーデター” 廃案にするしかない

2015年06月10日 | 戦争法案

 この間、私は、街頭宣伝などで、「戦争法案は安倍政権による政治的クーデターである」と訴えてきました。 こうした主張にはあまり出会うことがありませんでしたが、9日付「しんぶん赤旗」「主張」を読み、同感の思いを強くしました。

 すでに、読まれている方も多いことと思いますが、改めて、一部を紹介させていただきます。

 「いまから、70年前戦争に敗れた日本はアジアと日本国民に甚大な被害を及ぼしたことを反省し、憲法前文に『政府の行為によつて再び戦争の惨禍がおこることのないようにする』決意を明記し、憲法9条で戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認をうたいました。 自民党など歴代政府は憲法を踏みにじって、自衛隊を創設し、軍拡を進め、アフガニスタン報復戦争やイラク侵略戦争などインド洋やイラクに派兵しましたが、『非戦闘地域』に派兵するとか、『武力の行使』とは『一体化しない』など言い訳を続けたのも、憲法の制約があったからです」

 「安倍政権が進める『戦争法案』の企ては、そうした制約を取り払い、アメリカが始めた戦争で自衛隊が、『後方支援』の名で弾薬の補給や武器の輸送まで行ない、『戦闘地域』であっても活動できるようにするというものです」

 「とりわけ日本が攻撃されてもいないのに海外で武力を行使する集団的自衛権の行使は、歴代政府でさえ憲法上許されないとしてきたものです。 アメリカが先制攻撃の戦争を起こした場合でも発動される危険っが浮き彫りになっています。 安倍政権になったとたん解釈を変え行使を認めるのは、まさに、憲法に対する”クーデター”そのものです」

 「衆院憲法審査会で野党推薦の参考人だけでなく与党推薦の参考人からさえ『集団的自衛権が許されるという点は憲法違反』と批判されたのは当然です」

 「『戦争法案』に対する憲法違反との批判に、安倍政権は憲法解釈の変更は『政府の裁量の範囲』などと強弁していますが、憲法は公務員などの憲法尊重擁護義務(99条)を定め、憲法に反する法律は『その効力を有しない』(98条)としています。 憲法に違反した『戦争法案』の強行自体、憲法にもとづく立憲主義に反したものです」

 「『戦争法案』には国民の8割が納得していません。 即刻廃案にすべきです」

 そして、「憲法を守りいかすために、今国会成立阻止の一点で力を合わせることが急務です」と訴えています。