昨日は、午前10時前から監視行動を開始しましたが、オスプレイ1機が午前8時45分ごろ離陸しました。 (県ホームページでは、同46分) その後、午後5時頃まで監視行動を続けましたが、3機の離陸はありませんでした。 南関東防衛局や県基地対策課とも、この間何度も連絡を取りましたが、「米軍から本日、オスプレイについては飛行するとの情報はなし」とのことでした。 地元の大和、綾瀬市基地対策課は職員は土曜日のため不在でした。
厚木基地駐機中3機のオスプレイが、今後どういう飛行、訓練を実施するのか、引き続き情報収集、監視が必要となっています。
沖縄県名護市辺野古では昨日、米軍新基地建設に向けた海上作業に反対し、中止を求める抗議集会が開かれ、3600人が参加し、米軍キャンプ・シュワブ前が埋め尽くされました。
この集会は、「1週間足らずの呼び掛けで目標2000人」で取り組まれたそうです。
「『島ぐるみ会議』の平良朝敬共同代表(ゆりかしグループCEO)は、『基地と観光は共存できない』と訴えました」(「しんぶん赤旗」24日付)
「稲嶺進名護市長は『今こそ県民の心を見せる大事なとき』。 絶対に今年は(仲井間)知事に『いい正月』を迎えさせないよう、力を合わせようと呼びかけました」(同紙)
「朝日」24日付「社説」は、「辺野古掘削 説明できぬなら凍結を」と次のように述べています。
「小舟やカヌーによる海上での抗議行動に対し、体を押さえたり、羽交い締めしたりして強制排除する当局の姿勢に、県民は反発を強めている。 きのう、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で主催者発表で3600人が参加し、移設反対の抗議集会があった。 沖縄各地から県民がバス30台以上を連ねて集まった。 家族連れも目立つ。 経済界からの参加の姿もあった」
「『この海に海保の船がびっしりと浮いている様子は、69年前、沖縄を占領するために軍艦が取り囲んだ光景と同じ』 集会で稲嶺進・名護市長はそう指摘した。 実際に『海から艦砲射撃を受けた沖縄戦を思いだす』と話す年配者もいる。その心情を、政府は想像してみるべきだ」
「海保は海に張り巡らせた浮き具に抗議船を近づけない理由を『危険だから』とする。 一方で、浮き具の内側では米軍関係者とみられる人々が海水浴をしているのに、警告もしない」
「県民には、沖縄に米軍基地を置くことの説明に政府が使う『抑止力』が信じられない」
「22日に移設断念の意見書を可決した那覇市議会に続き、県議会も抗議決議を検討する。 保守陣営も含め、政府との溝は深まる。 力ずくの権力行使は禍根を残すばかりだ」
沖縄県民の意思は、 「止めよう 新基地建設」です。
オスプレイの本土訓練の拡大、厚木基地の拠点化の大元にあるのは、沖縄県民が島ぐるみで反対している「普天間基地へのオスプレイの配備」です。 「本土の沖縄化」が「沖縄の負担軽減」につながらないことが、「辺野古への新基地建設」で明らかです。
今回の事態を踏まえて、地元での共同、自治体ぐるみの運動と沖縄、全国各地のたたかいとの連帯などを展望していきたいと思います。