「しんぶん赤旗」22日付に、「野党による政権交代を」の見出しで、「市民連合」が19日に発表した要望書の内容が掲載されました。以下、紹介させていただきます。
「立憲野党の政策に対する市民連合の要望書ーいのちと人間の尊厳を守る『選択肢』の提示をーを発表しました」
「同要望書は、『自民党政権に代わり、新しい社会構想を携えた野党による政権交代を求めてきたい』と述べ、次期総選挙を、自民党政権の失政を追及すると同時に、コロナ危機を踏まえ、『いのちと暮らしを軸に据えた新しい社会像について国民的な合意』を結ぶ機会だと指摘」しています。
【市民連合の要望書の4つの柱】
① 憲法に基づく政治と主権者に奉仕する政府の確立
② 生命、生活を尊重する社会経済システムの構築
③ 地球的課題を解決する新たな社会経済システム
④ 世界の中で生きる平和国家日本の道を再確認する
【市民連合の15項目の要望者】
1、立憲主義の再構築
2、民主主義の再生
3、透明性のある公正な政治の確立
4、利益追求・効率至上主義(新自由主義)の経済からの転換
5、自己責任社会から責任ある政府のもとで支えあう社会への転換
6、いのちを最優先する政策の実現
7、週40時間働けば人間らしい生活ができる社会の実現
8、子ども、教育予算の大胆な充実
9、ジェンダー平等に基づく誰もが尊重される社会の実現
10、分散ネットワークの産業構造と多様な地域社会の創造
11、原発のない社会と自然エネルギーによるクリーンリカバリー
12、持続可能な農林水産業の支援
13、平和国家として国際協調体制を積極的に推進し、実効性ある国際秩序の構築をめざす
14、沖縄県民の尊厳の尊重
15、東アジアの共生、平和、非核化
この時期に、「市民連合」が、「野党による政権交代」を展望して、「要望書」として、各野党や一般市民の方々を含め多くの国民に提示された意義はほんとうに大きいものがあるのではないでしょうか。