DeNA 200 000 100 3
広 島 000 000 100 1
勝利投手:東15勝2敗
敗戦投手:大瀬良6勝11敗
セーブ:森原2勝1敗16S
本塁打:[DeNA]牧29号
DeNAとの2位攻防戦でしたが、試合前に秋山が発熱を伴う体調不良のため、感染拡大防止特例2023の対象選手として出場選手登録を抹消される緊急事態となりました。
苦しい状況で先発した大瀬良は、初回に四球と犠打で1死2塁のピンチを迎えると、2死後に牧に2点本塁打を浴びて先制を許して、主導権を失ってしまいました。
2回以降は立ち直り、4回は1死後に四球と安打で1死1,2塁とされるも、ソトを併殺打に打ち取って無失点で凌ぎ、6回1死後に安打を打たれて、佐野を右飛に打ち取ったところで交代となりました。代わったアンダーソンが牧を左飛に打ち取り、大瀬良は5回2/3を投げて3安打2四球2失点でした。
7回登板した矢崎は2安打で2死1,2塁のピンチを招くと、東に適時打を浴びて痛恨の追加点を奪われました。
打線は、東に4回までパーフェクトに抑えられると、5回1死後に末包の2塁打で1死2塁の好機を作るも、マクブルームは三振、デビッドソンは二ゴロに倒れて得点を奪えませんでした。
7回に2塁打と内野安打で無死1,3塁として、堂林の適時内野安打で1点を返し、なおも無死1,2塁の好機でしたが、末包が三振、マクブルームは右飛、デビッドソンも三振で追加点を奪えませんでした。
8回は島内がマウンドに上がり、安打と四球で1死1,2塁とされるも、宮崎を併殺に打ち取って無失点で凌ぎ、9回は栗林が安打と犠打で1死2塁のピンチを招きながらも、林を一ゴロ、代打大和を二飛に打ち取って得点を与えませんでした。
しかし、打線は8回と9回を1安打に抑えられて、DeNAとの今季最終戦は競り負けて、チームは連敗となり、3位DeNAとのゲーム差は1となってしまいました。
2位を死守するためには絶対に勝ちたい試合でしたが、試合前に秋山が体調不良による登録抹消という緊急事態となり、菊池、西川、上本、野間、秋山の主力をほぼ欠いた苦しい状況で、DeNAの先発は最多勝を狙う東とあっては、絶対に先制点を奪われてはいけない状況でした。
しかし、大瀬良が初回にいきなり先頭の大田に四球を与えて走者を出すと、牧に2点本塁打を浴びるという痛恨の失点を喫しました。打たれた球は甘く、失投と思われます。ただ、失投は誰でもあることなので、本塁打を打たれることは仕方ないとしても、先頭に四球を与えて余計な走者を出してから本塁打を浴びるのは最悪の失点であり、試合の主導権を失ってしまい、相手の先発が東とあっては、2点差はあまりにも重すぎました。
大瀬良は、初回に失点する試合が続いています。調整法を工夫するなど、立ち上がりから抑えられる球ができるようにしてほしいですね。
2位を死守するのはかなり厳しい状況となりましたが、選手たちには最後まで諦めず、残り6試合を全勝する気持ちで戦ってほしいですね。