広島 010 200 310 7
巨人 002 010 000 3
勝利投手:森下9勝5敗
敗戦投手:菅野4勝8敗
本塁打:[広島]堂林12号、末包9号、秋山4号、末包10号
離脱していた菊池、上本、秋山が1軍復帰し、秋山1番、上本2番、菊池8番でそれぞれスタメン出場した打線は、2回に堂林の本塁打先制点を挙げました。
先発の森下は、2回に四球と安打で無死1,2塁のピンチを招きながらも、ブリンソンを併殺、吉川を右飛に打ち取って無失点で凌ぎましたが、3回1死後に2塁打と四球で1,2塁とされ、坂本の適時打で同点に追いつかれ、さらに四球で1死満塁として、岡本の大城卓の犠飛で勝ち越しを許してしまいました。
しかし、打線が直後の4回に1死1塁から堂林の適時2塁打で同点に追いつき、さらに2死後には末包の適時打で再び勝ち越しました。
森下は、4回無死1塁で吉川を併殺に打ち取った後に、菅野に2塁打を打たれながら、梶谷を遊ゴロに打ち取って失点を免れるも、5回に四球で無死1塁として、坂本に適時2塁打を浴びて同点に追いつかれ、なおも無死2塁のピンチでしたが、岡本を中飛、大城卓を左飛、秋広を遊ゴロに打ち取って勝ち越しは許しませんでした。
6回はこの試合初めて三者凡退に抑えると、7回の攻撃で代打を送られ、6回を投げて7安打4四球3失点でした。
打線は、5回に安打と犠打で1死2塁とするも、秋山は一ゴロ、上本は三振に倒れて無得点に終わりましたが、7回先頭の末包が本塁打を放って勝ち越すと、さらに2死後に2塁打で2死2塁から秋山の2点本塁打で2点を追加してリードを3点に広げ、続く8回2死後に末包が2打席連続本塁打を放ってリードは4点となりました。
7回は矢崎が三者凡退に抑えると、8回は島内が1安打無失点、9回は栗林が三者凡退に抑えて、巨人との今季最終戦に快勝し、今季の対戦成績は17勝8敗として、チームの連敗を2で止めました。また、DeNAが敗れたため、ゲーム差は2に広がり、自力2位が復活しました。
堂林の本塁打で先制するなど序盤で2度のリードを奪いながら、森下が得点直後に四球絡みで失点してしまい、試合の流れを掴み切れず、どちらに流れが傾くか分からない状況となりました。
7回に末包が本塁打を放って、試合の流れがカープに傾くと、2死後に代打中村貴が2塁打で出塁して秋山の2点本塁打へと繋がりました。
試合の流れを引き寄せたのは、もちろん末包の本塁打ですが、その後、2死から2点を追加したことで、完全にカープが試合の主導権を握ることができました。2塁打を放った中村貴の一打は大きな価値ある一打であり、この流れに乗って秋山は本塁打を放つことができたと思います。
菊池、上本、秋山が復帰した試合は、3人ともに攻守で良いプレーがありましたが、3人だけではなく末包や中村貴の若手が活躍したことは、負けられない試合が続くチームの雰囲気も一層良くなったと思います。
残り5試合は全勝する勢いで戦って、2位を死守してほしいですね。