長尾景虎の戯言

読んだり聞いたりして面白かった物語やお噺等についてや感じたこと等を、その折々の気分で口調を変えて語っています。

有栖川有栖著【濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿】

2018-04-22 17:50:50 | 本と雑誌

濱地健三郎は、生者の嘘を見破り、死者の声なき声に耳を傾ける、すべてのミステリーを解き明かす。
心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と、幽霊を視る能力がある。
新宿に構える事務所には、奇妙な現象に悩まされる依頼人だけでなく、警視庁捜査一課の辣腕刑事も秘密裡に足を運ぶ。
『見知らぬ女』
ホラー作家のもとに夜ごと訪れる、見知らぬ女の幽霊の目的とは?
『黒々とした孔』
首のない、駒井鈴奈の遺体が発見されて三週間、警察の捜査は行き詰っていた。
業を煮やした父親が、濱地に調査依頼をしてきたが…。
『気味の悪い家』
お化け屋敷と噂される邸宅に秘められた忌まわしい記憶とは?
『あの日を境に』
恋人同士だった幹也と未那、だがある日を境に幹也が未那に対して、急に冷たい態度を取り始めた…。
『分身とアリバイ』
ある事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいられるのは、トリックなのか、生霊の仕業なのか?
『霧氷館の亡霊』
桐山昂輔の息子昂太が「家の中になにかがいる」と脅えだした…。
『不安な寄り道』
一件を片付けた濱地健三郎が助手の志摩ユリエを伴い、嘗て関わった事件の現場に再び訪れようとしたのだが…。
本格推理小説の名手が、本格ミステリーとホラーをうまく融合させて書き上げた、新シリーズ。
年齢不詳(30歳~50歳?)でダンディな心霊探偵が登場。
助手の志摩ユリエも、濱地の仕事を手伝ううちに、しだいに霊能力に目覚め始める。
さぁ謎解きに挑戦してみるかね?

今日は本当に暑おしたな~

2018-04-21 22:20:57 | 日記・エッセイ・コラム
まだ4月やいうのに、ほんまに、お日いさんの光が強ようて、まぶしいくらいやったどすな。
日陰にいたら過ごしやすかったんどすが、直射のお日いさん浴びたら、汗がにじみ出てきますよって、かなんわ…。
朝起きて、何着たらよろしんやろかって迷いましたん!
暑いからいうても、まさか裸で外出るわけにいきまへんよってに…。
紗の着物着て出かけまひょうかって思いましたんどすえ。
なんやそれもたいそうやし、結局明るい色の、浴衣着て出かけましたん♪
その方が涼しいよって♪
素足に下駄はいて、今日一日過ごしましたんえ…。
ほんでも、まだ4月やよって、うちの恰好は、ちょっと世間様からはういてましたんえ♡
日焼けせんように、日傘さして、浴衣姿でうろうろしましたよって、ちょっと目立ったかもしれまへんな~。
皆さまも、どうぞ熱中症には、お気をつけて、うちはペットボトルの水をカヴァーに入れて、もち歩いてたんどす。
ようわからしまへんけど、まだ暑さに体がついていけてせいしまへんってことどすっさかいに(^^♪
こんな日は、キンキンに冷えたハイボールと、枝豆に冷奴とういうのはどうどすか♡




ごきげんさん♪

2018-04-19 18:25:15 | 日記・エッセイ・コラム
キムチは大阪鶴橋黄(ファン)さんの手造りキムチが一番美味しいおすえ(^^♪
内科医から赤血球が少ないことについて、赤血球のひとつひとつが大きいと指摘されとりますのん。
ビタミンB12と葉酸の不足が考えられるって、いうてはった。
今はヘモグロビン値が辛うじて規定値内なので、貧血とはいえないが、これが少なくなったら、貧血に対する投与が必要になるって宣告されましたんどす…。
ネットで調べましたん、B12ってどんなもんに多く含まれてるかってこと、そしたら色々おすけど、しじみが一番やって分かって、大笑いどす、毎日朝夕に自然食研のしじみ習慣飲んでるよってに。
葉酸は、青物野菜やけど、うちようさん摂ってますのんえ。
そやし、お通じもよろしおすんえ、お肌の調子もええんどす。
ほなら、どうして足りひんのかって?
葉酸もB12も水溶性ビタミン、オシッコとか汗で出てしまうってことどす。
焼酎の水割り飲んでたら、何回もオシッコこしますよって、これが原因やろか?
そやけど、寝てる時って、ずっとオシッコせんといてるのんは、不思議どすな、汗で出てますんやろか?
しょうないから、ビタミンB(葉酸も含有)のサプリ買うてきましたわ、安いんどすえ60日分で400円せぇしまへんの(^^♪
そやけど、オシッコに出てしもたら、なんもなりまへんな~。

東直己著【旧友は春に帰る】

2018-04-17 17:50:40 | 本と雑誌

2009年11月20日 初版印刷 2009年11月25日 初版発行
皆さん、ウチらがワクワクします、ハードボイルドっていうですか、その物語が始まりますんえ(^^♪
「お願い。助けて」。モンローから25年ぶりにかかってきた電話は、〈俺〉の眠気を覚ますのに充分なものだった。
どうしても事情を話そうとしない彼女を夕張のホテルから助け出し、本州へと逃がした直後から、〈俺〉の周りを怪しげな輩がうろつき始める。
正体不明のトラブルに巻き込まれ、地元やくざに追われることになった〈俺〉は、ひとり調査を開始するが…旧友との再会、そして別れが哀切を誘う、ススキノ探偵シリーズ第10作目(探偵はBARいるシリーズ)。
冒頭は相田の誕生日パーティの場面から始まる。
相田は脊髄小脳変性症という難病で、全く身動きできない。
桐原組長以下子分どもと〈俺〉が、誕生日祝いをのどかに?やっている光景から始まる。
それを終えて部屋に戻った〈俺〉は、モンローからの手紙を読むことになる。
ケータイ番号とauのアドレスが書いてあったので、夜も遅いので〈俺〉はメールを送った。
すぐに返信があった、待っていたのか…。
札幌が嫌になったのか、沖縄にふけていたモンローが、何故か北海道の夕張にいた。
翌朝モンローが宿泊する夕張のホテルに向かうが、駐車場には物騒なキャデラックSTSとベントレー・コンチネンタルが停まっていた。
沖縄やくざと札幌やくざが手を組んだらしい…。
策を練って、なんとかモンローの部屋に辿り着いた〈俺〉。
25年ぶりに会うモンローは、哀しいくらい老けていた。
嘗てススキノ№1のデート嬢だった面影もなかった…。
所作仕草は昔のままなのが、なお一層哀れだった…。
モンローは北海道から出たいといった。
いったいモンローは沖縄で何をやらかしたのか、口がたく一切事情は話さない。
昔の飲み友達というだけのモンローの頼みを〈俺〉は聞き入れた。
夕張のホテルから本州の大間までの逃走劇は、実にスリリングだった。
だがモンローを本州に逃がした後は、何故だか物騒な輩に追われるはめになる。
何がなんだか状況がつかめない
自分の部屋どころか、行きつけの店や、親友の高田の店にもより着くことができない。
ついに魔の手は、恋人の松江華にまで及ぶ…。
圧倒的に不利な〈俺〉いったいどうする…!
最後に待っていたのは、ただ苦いだけの結末だった…。
492頁の渾身の力作である!
そやし、読んどくんなはれ…(^^♪

東野圭吾著【人魚の眠る家】

2018-04-07 21:10:52 | 本と雑誌

東野はんは何でこんなややこしいことを提議しはるんやろ、うちようわからしまへん…。
娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人、播磨和昌と薫子。
彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。娘がプールで溺れた…。
病院に駆け付けた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。
娘の瑞穂は植物人間状態、所謂脳死の状態と見られると宣告され、さらに臓器提供の意思があるかと問われる。
一度は臓器提供を受け入れようとしたが、しかし直前で翻意し夫婦が選んだのは、脳死であっても、瑞穂を生かし続けることだった…。
最新式の横隔膜ペースメーカーを埋め込み、瑞穂に人工呼吸ではなく、自発的呼吸をさせ在宅介護ができるようにした。
そして父親の和昌は、自ら経営する会社の社員でBMI(ブレーン・マシン・インタフェース)チームの中では特異な発想を持つ星野祐也を、娘の瑞穂の専従担当として任命する。
それから瑞穂の母親の薫子の狂気は始まるのだった…。
過酷な運命に苦悩する母親。
その愛と狂気は成就するのか…。
答えてください、娘を殺したのは私でしょうか。
愛する人を持つ、すべての人へ問う。
うちやっぱり、ようわからしまへん、究極の愛って、どんなもんどっしゃろと思うだけどす…。