またドリバスかい!って思わないで下さい、続き物なので…。
それでは前回のおさらいをしましょ♪
『ドリームバスター』の世界
昔むかし、あるいは遠い未来。
地球とはまったく別の位相に存在する惑星”テーラ”では、意識を肉体から切り離し、自在に保管、移動する極秘実験”プロジェクト・ナイトメア”が行われた。
究極的には人間の不死を目指すこの計画は、実験機の五代目”ビッグ・オールド・ワン”の完成により、ついに成功したかに思われた。
しかしある日、”ビッグ・オールド・ワン”は大規模な暴走事故を起こし、”テーラ”全域に異常気象と天変地異をもたらす。
人体実験に供されていた凶悪な死刑囚五十人は、意識だけの存在となって時空の抜け穴を通り、別の世界に逃げ出していった。
どこへ?そう、現代の地球に住む我々人類の、夢の中へと…。
ドリームバスター(D・B)とは、我々地球人たちの夢の中に潜り、懸賞金をかけられた凶悪犯たちを狩る、賞金稼ぎたちのことをいう。
”大災厄”により孤児となった少年シェンは、マエストロと出会い、ドリームバスターとして育てあげられる。
現在16歳。
実は彼の母親は、彼らのターゲットである凶悪犯のうちの一人なのであった…。
お話についてこれましたか?
それではさて今回のD・P(被験者に夢の中に入り込まれた地球人・ドリーミングパーソン)は…。
村野理恵子(二十歳)、偶然に殺人現場を目撃して、それを裁判で証言したのだが、自分に自信がなく迷っている…。
もうひとりのD・Pは、タカシ(八歳)、両親に虐待されている…。