家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

2011年10月29日の授業

2011年10月31日 | Weblog
初級は、家具の歴史を高橋和子講師の座学

午後は、木工の実技 久しぶりに天野講師の登場
椅子の材料を受け取り緊張の瞬間


今日は前脚までの組み立て

中級は、
伊勢原で作ったスーツールの張りの授業で横浜に来ました。

まずダイニングチェアの張り方を山口講師に教わる。





お詫び
写真の大きさがまちまちで申し訳ありません。
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2011年10月22日 @伊勢原校 上級

2011年10月27日 | Weblog
2011年10月22日 @伊勢原校  晴れのち曇り 

今週も引き続きキャビネットの製作。
本日の作業は、主に前扉の鏡板と側板の加工並びに、鏡板、側板を嵌め込む溝彫り。
帆立柱4本、扉框部材計8本、総計12本を幅6mm、深さ7mm/10mmの溝切をスピンドルにて加工。
帆立柱のスピンドル加工は、ビットに対して途中から入れて途中から抜く溝彫り加工。
スピンドル加工は、ビットが高速で回転するため作動音が大きい。ビットには、加工中に指先が入らぬようにガードがあり危険はないのだが、大きな作動音で作業に緊張する。筆者は自宅での丸鋸の作業では、慣れるまで耳栓をして恐怖感を軽減していた。スピンドル加工時にも耳栓を用意したらよいように思う。

鏡板の板取りの後、工場にて鏡板と側板の4辺の飾り加工を自動送りスピンドル(曲面加工)とルーター(斜面加工)にて加工。加工は、繊維と直角方向の辺から始め、時計と反対周りで4辺を加工すると、ビットに拠る角のささくれが防止できて綺麗に仕上がる。

前週版にて記したように、木材は繊維と直角方向の方が伸縮が大きいため、溝深さも深い。鏡板、側板の伸縮は溝の中で移動するわけだが、移動しても中心が変わらぬように、板の中心溝に、組立時に釘で固定できるようにドリル穴をあけておく。これは、なんという機械か聞き損ねたが、ボール盤を横にしたような穴開け機械。
今週の作業はこんなところ、だいぶ進んできた感ありだ。

今日の佐宗おやつは、以前も一度ごちそうになったフルーツケーキ。以前と変わらぬおいしさ。味が一定しているのはさすがだ。次回は、さらに期待してくれとは本人の弁。期待してますよ~。

写真1: 帆立柱のスピンドル加工

写真2: ボール盤を横にしたような穴開け機械

写真3: 鏡板、側板の4辺飾り加工(曲面)
  
写真4: 同(斜面加工)

写真5: 本日のおやつ

『お道具拝見コーナー』その3(三枝氏投稿)
今回は、道具の取材がまにあわず急遽このコーナーを担当するS氏秘蔵の鉋を紹介します。
二枚刃平鉋、銘:金土牛(石田耕)、寸八分、刃幅72ミリ、全長115ミリ。台:白樫、柾目取り、 普通勾配、包口。台製作は丸春。  
土牛は兵庫県三木の道具製造販売会社です。土牛鉋も今は販売を行っていない様ですが、昔は多くの土牛鉋が作られ、人気の有った鉋だと聞いています。
銘の由来は、中国唐時代の寒山拾得の詩、“土牛耕石田”から取った物と言われています。土牛は強靭で粘り強く働き者の牛で、石ころだらけの石田を美田に変えたと言う漢詩から命名された物と思われます。
金が頭に付いているから、数ある土牛の中でも特に良い物だという事でしょうか。
この鉋は元大工の棟梁からもらった物です。その方は、甘切れの良い鉋だと言いました。 しかしその甘切れの感覚は、今一理解できて無いのは残念です。と言うのも、ほぼ未使用に近いこの鉋は、重くて非力な私には使いこなしが難しいからです。
八分鉋は大工なら普通に使いこなす物でしょう。 しかし私には、台の幅も広く、厚くて重い。 刃幅も広いから仮に上手く研げたとしても材面を引き削るには、並の腕力では引き通せない。 
詰まり、この鉋の真の実力を体感しようと思えば、私自身の身体強化が必要となる。大変なことだ。
老職人の腕の太さや、手の指のごつさを見ると、並の修練で鉋を使いこなすのは難しいと納得せざるを得ない。 

写真6: 二枚刃平鉋、銘:金土牛

文責・編集  堀江


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2011年10月22日に授業

2011年10月22日 | Weblog
初級は、家具の歴史を高橋講師が行いました。

午後から先週に引き続き土手巻きの反復練習でした。マグネットハンマーの使い方
だいぶ慣れてきました。しかし手も痛くなってきました帰ってお風呂でマッサージかな


中級は、椅子の修理練習で塗装のはがし

なかなか良い椅子ですね。

伊勢原の帰りに大雨に遭いました。
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専攻科 臨時編集長代行

2011年10月21日 | Weblog
本日は木漏れ陽通信は斉藤編集長が欠席のため正規版は休刊です。
エセ木漏れ陽通信だけです。

本日は久しぶりに関さんが登校。20日ほど奥さん孝行で欧州大旅行をして
数日前に日本に帰ったようです。奥さんが欧州で買い物をしていたすきに
関口さんは専攻科の同級生のためにお土産まで調達していただいたようです。
どうもありがとう。でもさすがに関さん、一月近く学校を休んでいたので、
頭の切り替えに相当苦労している様子でした。発表会までの完成を達成する
方策を色々と考えていました。椅子の図面を前に、折りたたみの可動部を
固定式にしてしまおうかと、酒井講師とも色々と相談していました。皆さんの
進み具合を見てとてもあせっている様子です。ゆっくりやりましょう。

棚さんは先週の久しぶりの定時出勤から今日はいつもの重役出勤。順調に
トリマでのホゾ穴掘り、のみでの成形と順調に部材加工が進んでいる様子。

中川は一度仮の揺り足を作って仮組みまでしたのですが、ホゾの胴付がすきだらけ
なので、またばらして、のみで修正をしました。

森口講師が午前中久しぶりに登校。斉藤さんと納品の打ち合わせがあるような
ことを言っていました。でも斉藤さんが来ないようなので、バンドソーで栃の
円盤を切り出してそのまますぐ帰りました。あれは椅子の部材??

酒井講師は相変わらず二束三文?で購入した折りたたみ椅子を塗りなおすべく
一生懸命サンダーがけしていました。

山さんは、今週もシーズン最後のベースターズを堪能するため?欠席。でも
酒井講師によると今日の山本さんの欠席は1/1模型の制作のための部材の
調達のためと言っていました。

以上 自称エセ編集長臨時代理代行より
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上級特派員便り2011年10月15日

2011年10月18日 | Weblog
今週も引き続きキャビネットの製作。
本日の作業は、扉の框組のほぞ穴加工(角のみ盤)、裏桟、帆立柱の合板を嵌め込む溝彫り(昇降盤)、扉框の内側にはめ込む鏡板用の溝彫り(スピンドル)。
扉框のほぞ穴は、留めがあるので加工位置に精度を要す。試し彫りして穴位置を決める。
框組の鏡板のように内部にはめ込む場合は、鏡板の延び縮みを考慮して溝深さを決める。材の延び、または縮みは、繊維と直角方向の方が繊維方向より、それが大きいことに留意。
裏桟の合板用溝彫りと、扉の框は、組んだ後に溝が外部から見えないように彫るため、昇降盤の刃、スピンドルのビットに材を途中から入れて途中で抜く。この加工は、途中から入れるときに材がはねられることがあるので、慎重にゆっくり入れることが肝要。

本日でほぞ穴加工がすべて終わったところで、角のみ盤について、加工時の注意事項、ポイントなどを復習しよう。
角のみ盤は、手工具のノミに比べ、穴あけ作業が能率的に、かつ正確に角穴をあけることができる加工機で、箱のみの中に錐(ドリル)が入っており、押し込みレバーを押し下げて、ドリルで丸い穴をあけ、その周りの残った角の部分を箱のみで同時に削っていく、見たところボール盤のような機械である。
作業途中で、角のみの錐の切削が悪くなり、正野先生が、錐先端のけづめ部分を金工やすりで磨いた。なるほど、こんな方法があるのですね。
角のみのサイズは、(メーカーに依って違うのかもしれないが)何種類か決まっており、ほぞを先に加工するか、ほぞ穴を先に加工するか、どちらでも良いが、当然のことながら、ほぞ寸法は角のみの箱のみのサイズに委ねられる。

加工に当たっては、留意点として次のことを習った。
1. 材料押さえで加工材をしっかり固定する。固定には当て木をする。その際、加工材がテーブルから浮いていないことに留意する。また、ストッパーにきちんと当てる。
2. 箱のみの辺が、ほぞ穴に対して一直線になっていることに留意。
3. ほぞ幅の両端から彫り始める。ほぞの中心から彫り始め、両端を最後に彫ると、のみが垂直に入らず内側に曲がってしまうことがある。ほぞ穴の一方が開いているほぞ(ほぞ先接ぎのほぞなど)は、その反対側から彫り始める。
4. 穴開けは、力を込めて一気に彫るのではなく、無理なく徐々に開ける。一気に激しく押し込むと、切りくずの排出が悪く、角のみに焼けが生じる。
5. ほぞ穴深さは、ボンドの逃げのためほぞ高さより3mmほど深く彫る。加工後、ほぞ穴の底が、ほぞ高さに対して十分な深さであることを確認し、必要に応じて手のみで彫る。特にほぞ穴の角。
と、こんなところでしょうか。まだあったかもしれないが筆者の記憶ではこんなところ。

今日の(すっかり恒例となった)佐宗おやつは、ブルーべリーのトッピングのチーズケーキ。
レモンの酸味と甘みが適度に融合し、チーズの香り豊かでこくがあり、まさに絶品(本人の弁)。
たしかに、旨い。

写真1: 角のみ盤で、扉框留め部分のほぞ穴加工

写真2: 角のみ盤の錐先端、けづめの研磨」

写真3: 帆立柱の溝彫り加工
  
写真4: スピンドル加工機

写真5: 本日のおやつ


『お道具拝見コーナー』その2(三枝氏投稿)
今回は玄翁の紹介
写真6の玄翁、左は佐宗先生の物で銘は馬場正行、右は上級生S氏の物で、銘は無く浅草水平屋で入手した物。 
どちらも似た様に見えるが、左の正行玄翁は付け鋼と言って、軟鉄の胴に打面だけ鋼を鍛接した物である。 右は鋼材を鍛造して焼入れし、頭を磨いてそれらしく見せた物。
その違いは、強く打撃したときに、その衝撃が手に柔らかく伝わるか強く伝わるかの違いらしい。 詰まり良い物は 打撃の振動が軟鉄部分に吸収されて手にその反動が来ない。 従って長く使い続けても、疲れ難いと言われている。

玄翁の柄を挿げる時、楔(くさび)を使うかどうかも意見の分れる所であるらしいが、この写真の玄翁は何れも楔を使っている。 格好を付けて楔無しで柄を挿げて、もし頭が抜けて他人に怪我させる心配が有るなら、迷わず楔は入れた方が良いと思う。

玄翁は実用的には 安物で十分用が足せる道具だが、其処にお金をかけ、名の有る鍛冶の名品を求め、柄を挿げて、自分の使い易い様に仕立て、ここ一発の大事な仕事にその玄翁を振るって道具を調整し 穴を掘り、組立を行う。 玄翁は所有者の、道具に対する実用以上のこだわりを示す大事な看板道具かもしれない。 頭を錆びさせない様に、時々砥石の粉で胴を磨き、打面も砥石で研いで鏡面とし置く事が手入れのコツと思う。

写真6: 玄能

文責・編集  堀江

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10月15日の授業

2011年10月15日 | Weblog
先週分中級の写真が届いたので遅くなりまりしたがアップします。



初級は、島崎校長トーネットの座学でした。


午後は、土手巻きの練習です。
生徒さん頑張ってます。

吉田講師の模範実演

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上級特派員便り2011年10月8日

2011年10月12日 | Weblog
上級特派員便り

2011年10月8日 @伊勢原校  晴れ 

今週も引き続きキャビネットの製作。框組みホゾの加工中で、帆立柱 妻桟側のホゾ穴加工と扉の腰押し加工を実施。 
加工は、機械で行うので正確に出来るが、先生の行う機械設定のやり方を良く見てメモしておかないと、後から自分で設定しようとしても難しい。
上級を卒業すると希望者は専攻科に進んで再度教えを乞う機会はあるが、卒業して行く者もいる。出来るだけ機械の設定も、自ら行ってじかに経験し、会得したいものです。

写真1は、帆立柱の妻桟側ホゾ穴加工(小根付き)を行った所

写真2は、扉腰押し加工の途中(これからホゾ穴加工を行う)機械の設定と調整は微妙なので手順を良く理解する必要が有る。

写真3は、3時のお八つに佐宗先生手作りの御菓子をご馳走になる。至福の時間だった。
  
写真4、Yさんが栃の木を加工して木皿の製作を計画。 荒彫りを佐宗先生が行ってくれた。先生個人の木工旋盤を自宅から運んでいただき、実技時間前に外形荒掘りをしていただいた。 感謝。

『お道具拝見コーナー』

今回は佐宗先生が最近入手した鉋の紹介。
二枚刃平鉋 寸八分  銘 剣魂   刃幅73ミリ 全長 105ミリ
台には、「剣魂 健吾」作の墨書有り、台は和秀作。板目取り。

道具曼陀羅にて有名になった碓井健吾氏の製作した物で、氏はすでに高齢で、製作は行っておらず、今後更に価値の上がる名品とのこと。
本製品は昭和57年2月製作の物で、道具曼陀羅に掲載される鉋から10年後の製品で、鉋鍛冶として充実した時期の製品と思われる。
非常に硬い鋼と聞いているが、スゥエーデン鋼か安来鋼(炭素鋼)を使った物と推定するが詳細は未調査。 百錬造 碓井健吾 明恵と刃表に有り有名は夫婦鉋と思う。 百回鍛造したかどうかは別にして丁寧な作りだろうと思う。    

今週は、堀江欠席のため基本原稿・写真を三枝氏に頂き、堀江が編集・若干補筆した。
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10月8日の授業

2011年10月08日 | Weblog
初級は、デッサンの授業でした。
酒井講師の最後の授業でみなさん楽しく描きました。
幾つかのデッサンの画像をアップします。
実物

生徒さんのデッサンの絵

実物

デッサン






午後は、土手巻き練習の枠作り


布の縫製練習で手縫いの針の使い方



中級は、塗装の練習
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上級特派員便り10月1日

2011年10月05日 | Weblog
上級特派員便り

2011年10月1日 @伊勢原校  曇りのち晴れ 

もう10月、早いものです。
午前中は工場見学をまた行う。工場の中は、色々な加工機械やら仕掛り品が置いてあったり、
加工治具があったり、見ていて楽しく、また勉強にもなる。

前回の実習で機械加工によるほぞ製作が終了し、今週は相方のホゾ穴加工。
ものの本によると、接手の技法は大きくは、框の接合と板の接合に分けられる、とある。
接手の名称は接合方法、接合部の形によって以下のように分けられるという。
すなわち、留型接ぎ、打付け接ぎ、相欠き接ぎ、追い入れ接ぎ、平はぎ接ぎ、組接ぎ、蟻組接ぎ、ビスケット接ぎ、
包接ぎ、核(さね)接ぎ、ほぞ接ぎ、だぼ接ぎの12種類だそうな。
これら12種の接手はさらにこまかな形に応じてそれぞれに名称がある。およそ50種ほどの接手があるそうな。とても覚えきれない。
これらを用途や部材および部材形状などに合わせて接手を選んでいくわけだ。
本課題のキャビネットに使用する框部分の接手はほぞ接ぎであるが、
ほぞ接ぎにも四方胴付き止め平ほぞ接ぎ、留形隠しほぞ接ぎ、楔締め平ほぞ接ぎ、留型通しほぞ接ぎ、などなど多数ある。
ほぞとほぞ穴。ほぞ穴の幅はほぞ幅より若干緩めで、手で軽く出入り出来るくらいに。
ほぞ厚はほぞ穴高さより若干(0.5mmくらい)大きめで、玄能で強く叩いて入る程度に寸法取りをする。
ほぞ接ぎの強度はほぞ厚で決め、組立後のゆがみ調整をほぞ幅で取るためだ。
実際は、ほぞ穴加工は角のみ盤で彫るため、角のみの幅がほぞ穴の幅になる。今回使用のノミ幅は9.6mm(だったかな?)。

というわけで、棚口の中段、下段の合板溝彫りのあと、帆立柱の長さを横切盤で正確に切断して、
角のみ盤でほぞ穴加工を終えた。

角のみ盤は、ほぞ穴の両端から中心に向かって彫るのがコツ。両端の位置が重要だからだ。

この土曜日と日曜日、伊勢原で道灌祭りが催される。
佐宗講師は、2日の日曜日、祭礼に奉納される山車、「曳きだんじり(地車)」の乗り手となって、豊作、大漁、無病息災などを祈願するそうな。
振り落とされませぬよう。


堀江 記
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10月1日の授業

2011年10月01日 | Weblog
初級は、デッサンの授業

酒井講師の分かりやすい指導で楽しく描いてました。



午後から張りの授業



ミシンの練習

中級は、先週に続きスツールの塗装です。


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