家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

9月末の通信

2010年09月30日 | Weblog
台風が来てずいぶん寒くなっての9・25でした。久しぶりに中川さん登場です。でも森さんが他の木工教室?に浮気してお休みです。
中川さんはまだ材料探しと、図面検討と言ったところですが、関さん、山さん、棚さん、斉は1/5模型の部材作りへ。
関さんは、酒さんに負けじと糸鋸(いえ、「糸のこ刃」)に挑戦。結果はどちらが勝ったとは言えないくらいのデッドヒート!なかなか世の中、思うに行きません。
山さんは模型から寸法を割り出すという事で、削り出した部材を上にやったり下にやったり。寸法をはっきりさせるのは大変そうでした。
棚さんは自作の3枚接ぎの部材をベルトサンダーで成形へ。2枚ほぞのほぞの厚さは?なんて質問してましたけど、1/5模型で2枚ほぞの組み立てやるのかなあ。でも棚橋さんなら・・
斉は、先週苦闘した部材作りを藤俱楽部で済ませいよいよ組み立てへと思ってきたのですが、組み立てのための直角作業台作りがほとんど。組み立ての位置決めは図面の時ははっきりしていたつもりが、さて基準点、基準線はどこだ? どうして測るのだ? 頭を悩ませて側面糊付までで本日終了。
中さんは2週お休みした割に余裕でみんなの様子見。ちらっと来年もあるのだから何て言ったような・・マンションの雨漏り対策の管理組合会議が大切で早々に早退。
と、皆さんあまり進まない中、酒さんの「クサビで出来た椅子」がほぼ完成! くさびを使ったではなく、くさびそのものが椅子になったところがみそで、スタイルもすっきり。内藤さんもさすが酒さんと感心。実物を絶対作りましょうよと進めてました。なんだったら工房樹でぱくっちゃってもいいのですが。

で恒例の月一の会という予定なのですが、斉も地域の自治会で作品展をやろうとの事でその打ち合わせで早退。以後の事は誰か報告があるのかな・・ でも、来週10月2日に10月の会を決定。すぐまた飲める予定です。

27日谷田木材へ森さん、関さん、唐さん、上さん、斉で行ってきました。斉、唐のタモ材を買おう思って行ったのですが、他の人もそれなりに買って軽トラほぼ一杯。森さんは樟、栃、関さんは椅子の材料にする青ダモ(ホワイトアッシュ)、上さんは見るだけなんて言ってたのにアサメラだのウオールナットみたいな材をたくさん買い集めてました。市松模様のテーブルをなんて言ってましたが・・

藤俱楽部へ冬だけ来て作業している小林さんが鎌倉小町通りをずっとのぼったギャラリー・ユーで作品展をやってます。豪華仏壇段もあります。展示の手伝いに行って詳しくは見てないのですが大物、小物いろいろあります。よろしかったら見に行ってあげて下さい。10月4日まで。

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中級特派員9月25日

2010年09月28日 | Weblog
中級特派員便り

2010年9月25日@伊勢原 晴

スツールの塗装に入りました。初級でミッシェルの塗装以来の有福教室です。今日は大村、本坊両講師による指導です。
塗装は、養生、下地処理が肝心です。へこんだ部分のアイロン掛け、小さなボンド痕も見逃さずこまめにサンド掛け、隙間のパテ埋め、角の部分、Rの部分をこまめにサンド。手馴れたものです。
着色剤の調色後、引き出し前面とスツール全体、工程表の着色をしました。

堀江 記

写真1:大村講師/本坊講師

写真2:着色、塗装前の養生、下地処理を習う

写真3:明るい日差しの中、目を凝らして下地処理

写真4:Ready to start painting!

写真5:調色。少量の加減で微妙な色合いが生まれる。化学実験のよう。







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9月25日の授業

2010年09月26日 | Weblog
午前は、島校長の座学で中国明式家具と韓国の椅子でした。


午後は、張りの授業
まず去年の教材のはがしから
ウレタン張り


吉田講師のデモ

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お詫び

2010年09月22日 | Weblog
鎌倉彫りの講座を開催予定でしたが、諸般の事情により中止になりました。
お詫びを申し上げます。家具の学校 前野
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9月19日

2010年09月19日 | Weblog
木洩れ陽通信 やっと秋らしく
On 2010年 9月 16日 ,

> テレビのお騒がせも一段落。やっと秋らしくなってきてホッとしています。
>
> 11日2学期2回目はまだまだ暑い夏盛り。中さんは今日もお休み。1/5模型も一応で
> きてるし、暑い中むきになって伊勢原まで出かけるのもかな・・でも顔見ないとさみ
> しいですヨ!
>
> そろそろ皆さん本格的に模型作り。森さんはほぞ組手も1/5でという事で、細かな
> 段差のついたオスほぞを昇降盤で作ってました。(メスの方はボール盤で細穴を開け
> 1分鑿で作るそうです) 酒さんは厳重なゴーグルをかけ糸鋸で部材作り。山さ
> んに、直線なら手鋸が早いのではと言われながらも糸鋸を極めるためにとかで頑固に
> 糸鋸。おかげで犠牲者となった糸鋸刃は数知れず!ん、あのゴーグルは刃から目を守
> るため?(なんて安全のための身支度・服装を揶揄したり馬鹿にしたりはいけませ
> ん!! ケガと陰口は自分に降りかかります) 山さんは図面はちょっと置いとい
> て、まず模型を作りそこから寸法を出してみようという事で合板で型作りをはじめま
> した。 棚さんは図面を完成させて模型作りへのその前にその辺の残り木を探し回
> り、ボンドで接ぎ合わせての木作りから。 斉は先週の続きで各部材の形を作り組
> み立てへと思っていたのですが、力まかせエイ・ヤーが得意な斉藤にとってはミリ以
> 下をピッタリ合わせるの仕事はどうも駄目。背もたれの平行の柵状がちっとも平行に
> ならず、「一つひとつが直角、同じ長さじゃないとなかなか難しいのでは」の森さ
> んの当然の指摘を悔しい思いで聞いていました。(結局ダメだ、の確認ができただけ
> で次回再度挑戦です) 関さんは、伊豆で孫と会うんだとルンルン気分で図面の修
> 正に励んでました。
>
>
<線香花火通信> 斉様
 暑い伊勢原もそれはそれなりに楽しい、というのは、徐々にではあってもとにかく仕事が進んでいて、それにつれてまた新しい気付きもあって、脳みそが活性化されるからではないでしょうか。
 さて世間は3連休。僕はそういうこととは関係なく明日は第3土曜なので(だからふだんは行けない)、大和駅前の古道具市に行って参ります。値段交渉を
している僕を見かけたら声を「かけないで」くださいね。   変心堂 でした。
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家具の病院(ダニエルグループ)

2010年09月17日 | Weblog
家具の病院
お客様からコメントいただきました。
お客様の了解をいただいてます。


父の日に  Father's Chair


お向かいに住んでいらしたおじいちゃまの形見の椅子です。
とても仲よくしていただいていて、息子は本当に可愛がっていただいていたので
お別れに、ダイニングで使っていらした椅子を一脚いただきました。

いつか修理して、と思いながら4年も経ってしまいましたが、先日、
「ダニエル家具の病院」さんに直していただきました。
私と息子から、主人へ父の日のプレゼントです。(すでに使っているので
正確にはプレゼントとは言えませんが・・・)
修理前の写真

修理後の写真


たくさんの生地サンプル帳の中から、主人の書斎に合うものをチョイス。
オリジナルは革素材でしたが、今回はアメリカ製の布を選びました。
(画像の縮小がうまくいかず、修理の前後で椅子のサイズが変わっているように見えてしまいますが、修理後の写真が実物と同じイメージです。)



背面には大好きな鋲打ちが施されていましたが、これは飾り鋲だと教えていただきました。
修理前の写真



こんな素敵に背面も仕上がりました。



クッションや貼り替えをしただけでなく、全体にピカピカになって戻ってきた大切な椅子です。

ダニエルは横浜元町の老舗洋家具メーカーさんですが、実は私の実家の家具も
ダニエルのものが多く、今息子が使っている勉強机もウン十年前の私のダニエルのもの。
椅子も貼り替えて使っています。

これも教えていただいたのですが、椅子の脚も機械彫りと手彫りがあり、
↑このように角度に変化の多いもの(○から□のデザイン)などは手で彫られているらしいです。
家具売り場に行けば、最近のものはみな、角度が甘く、機械彫りだとすぐわかるようです。
プロの方に伺うと、「なるほど!」と思うことがたくさんあり、もっともっとお話を伺っていたかったです。

数年前、テレビでダニエルの家具職人さんを紹介する番組があったそうで
そちらのビデオを拝見しましたが、18世紀のまさに「壊れた」椅子を新品同様に
直してゆく過程を撮った素晴らしい番組でした。

木でできたものは捨てる必要がない、直しながら何世代にも渡って使い続けられるのですね。

アンティークでなくても、身近な家具を貼り替えたり、磨いたり、締め直していただくことで
新品を購入する以上の満足感が得られると思います。

皆様もお手持ちの家具、どこか不具合があったりくたびれていたら、ぜひダニエルさんに
入院させてあげてください。元気な姿で再会できますよ^-^

ダニエル家具の病院  http://daniel.kagunobyouin.jp/
0120-497-669

修理だけでなく、こちらの家具はどれもとっても素敵です。

お客様のブログアドレス

http://bebedetigre.blog115.fc2.com/blog-category-3.html
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9月11日中級特派員

2010年09月16日 | Weblog
中級特派員便り

2010年9月11日@伊勢原 晴 猛暑

今週は引き続き、椅子の修理です。
新たに塗装するために椅子の塗装を全て剥がしていきます。大変労力と忍耐の要る作業です。
一部時間内に終了できず、次回継続となりました。
9月18日は休講です。25日にお会いしましょう。

堀江 記

写真1-1&2 一心不乱に塗装はがし


写真2 模様が彫られた部分の剥がしは労力のいる作業です
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9月11日の授業

2010年09月12日 | Weblog
本日の初級の授業は一日座学でした。

午前中:島崎校長先生による講義「ウィンザーチェア」
イギリスの民衆用の家具として生まれ、
今では時代を越えた定番スタイルとして世界中で使用されている「ウィンザーチェア」。
その誕生の背景や製作方法の今昔、使用されている材料の特徴など・・・
スライドを見ながら、貴重なお話を伺いました。

写真は、教室にあるミニチュアのウィンザーチェア。
「ミニチュアでもいいから、ウィンザーチェアを作ってみると大変勉強になる」
との校長先生のお話でしたが、どなたか挑戦する方はいるでしょうか?

午後の授業:内藤講師「線・角度の等分」「パースの描き方」

コンパスと定規を使って、線や角度を等分にする方法を学びました。
木工作業をするときにも、材料を等分にしたり角度を決めるとき、定規やコンパスで測るより正確に、簡単に出来るのです。


角度の5等分。


実技で製作した道具箱を描く。


初級以外は伊勢原で実技でした。

中級:椅子の修理
上級:キャビネット
専攻科:1/5模型の製作

来週、9月18日は学校はお休みです。


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上級と専攻科の新学期

2010年09月08日 | Weblog
上級は、ナイトキャビネットの製作
原寸図描き中の写真 


専攻科は、製図中

模型の出来上がった関さんの作品


木洩れ陽通信からの転載
皆さん立派な夏休みだったでしょうか?
私は充実な夏休みで、8月初めの仙台行き(大学のサークル同窓会の合宿)に始まり、藤俱楽部バーベキュー、富山へ高校サークル合宿と小学校の同窓会かけもちで参加、そして帰ってきて再度富山へ。唐仁原さんのお便りにもあった2回目の剣岳登山(この帰りに立山雷鳥荘で入浴シーン撮影。水曜夜12チャンネル「いい旅夢気分」で放映。さてどう映っているのやら)。徹夜で帰って来た夜に島崎先生のテレビがあるとのことで何とか10時まで寝ないでがんばるおまけまで。(普段は9時就寝) 車の走行距離は8月だけで4,000㌔を越えてしまいました。
合い間の夏休み中は細々した仕事(机の引き出し鍵付け修理、玄関の三角コーナーステップ作り、漫画とビデオとゴミが山となった部屋の片付手伝い・・)が何だかいっぱい入り、合宿に、作業場にごろごろしてた椅子を有った方が便利だろうと持って行ったら好評で売れたりで、売り上げ・手間賃併せると今年に入って初めて収入が10万円越え(決して所得ではありませんが) ま、暑い暑いもうすぐ63歳の夏を何とか乗り越えました。 =という事で夏休み中の模型作りの自主課題はちっとも進みませんでしたという、ほんの言いわけです=
棚さんは屋久島登山。ガイド付きで堪能してきた様子でした。一度は行ってみたいなと思っているのですが、ツアー中はトイレには行かないなんていうちょっとストイックなガイドさんの話を聞くと、私なんて野蛮人は想いを馳せてじっと我慢、うらやましがるでしかできないのかなといじけてきます。
とまあ、9月4日は2学期開始。中川さんは所用でお休みでしたが残りは全員参加。あの暑い伊勢原工場に集合です。中級、上級も今日から開始。関野、佐宗、正野、有福先生の懐かしい顔も。でもまあこの暑い中これだけの人数をこの中に集めて、ダニエルor前野さんも上手くやるなあとも・・ と、いらない事はよしとして、内藤さんから作業場、機械使用の諸注意を受けた後それぞれの作業へ。
森さんは1/5模型がほぼ出来ているので、ひじ掛けの高さをどう変えるようにするかな等、言いながらテニス仲間に頼まれたとかいう陶器板を飾る額作りに励んでました。酒さんも今回は1/5模型までとかいう事で木取りの板は用意して、余裕で図面の修正(部品図の作成かも?)。山さんは1/5模型までしか作らないんだと何度も確認しながら製図の続き。棚さんは図面の完成へ。各パーツに分けた部品は少ないのでやり始めると早そうです。関さんは、1/5模型を横に置きながら、もう一つ模型を作るのかなと等と言いながら余裕で図面の修正。何の修正をしているのかは不明でしたが図面のかなりの部分が消しゴムで消されていました。でも模型を見に来た中級の人には自分の作品のコンセプトを丁寧に説明。修正する所なんてちっとも無さそうでした。斉は何とか模型作りをはじめようとしますが、形を作るのは角度があったりで結局は図面に合わせて鉋で削り出すのが早道という事。自動盤で厚さを決めたラワン材を糸鋸で荒削りし、鉋がけしたり、平行線の部材は昇降盤で切ったり(細い材なのでちょっと怖い)、横切り盤で長さを揃えたり、何とか3/4位の部材を作り終えました。(正野先生、森口さんがかなり不安な顔でついていてくれましたが!)でも、中級の人達がいる横で機械を動かし自分一人でやっていくのはかなり緊張感のいるもの。みなさんも心してやった方がいいですヨ! という事で2学期第1日目無事終了。森さん山さんは暑いし、区切りもついたしと早めに終了。

今日は遅くなったのでこれでお休みなさい。明日はテレビです。
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中級特派員新学期

2010年09月07日 | Weblog
中級特派員便り

2010年9月4日@伊勢原 快晴猛暑

新学期が始まりました。
処暑がとっくに過ぎているのに暑さが穏やかになる気配も感じさせずに新学期を迎えました。
山のふもとの伊勢原は、多少は涼しいのではないかとの期待も空しくやはり暑い一日でした。
今週は、疵付いていたり塗装がはげている椅子の修理です。自宅のいすを新品(同様)に補修したい人は自宅の椅子を、その他の人は学校の教材(輸入家具)を使って補修の練習。
何百と打ち込まれたタッカー釘を抜いて生地、ウレタンクッションを剥がし、塗装の塗り替えのため塗装を全て剥がします。ガラスの破片の鋭利な面を使って塗装を剥がします。
タッカー抜きも塗装剥がしもかなりの力仕事、汗が滴ります。細かい模様彫りの部分の塗装剥がしは本当に大変。地味な作業でした。

今日のヒント:1.さびたネジを抜くときは、一度ハンマーで叩いてから抜く
2..塗装はがしにガラスの破片を使用する

堀江 記


写真1
一枚剥がせば、タッカーが一杯

写真2
ガラスの破片で塗装剥がし

写真3
すっかり塗装を落としたスッピンの椅子。因幡の白兎・・・のような
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