4月11日 (土曜日)
この所 雨が降り 寒い。 東京は桜も散ってしまった。 残念。
行く春を近江の人と惜しみける 芭蕉 (解説は下記)
・トピックス
糸鋸ミシン 来る
佐宗先生が、訓練校の友達から この糸鋸ミシンをもらい持って来てくれました。
これは佐宗先生の所持品ですが、取敢えず若葉に置いて 使って良いそうです。
但し 糸鋸の鋸刃は各自で持参願います。 すぐに切れたり折れたりするので、
工房で揃える事は出来ません。宜しくお願いします。
使い方は別途説明します。 これは旭工機の製品で かなりフトコロも深く
大物の加工も出来ます。アサリの無い鋸刃を買い 自分でアサリ出し研ぎ直せばかなり切れる し、小さい曲面も切れる様に色々調整できる様です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/88/afd91579bd32854caf7969b46bd7f889.jpg)
・作業状況
工房で作業する意味は何かと言うと 自宅に作業場所が有れば 自宅で
作業すれば良いのですが、そう思い持ち帰ってもなかなか出来ない物です。
誰か居て 横で作業して居ると 自分もやろうかなと言う気分になります。
ここなら埃も騒音も気になりません。 ですから 若葉工房に来て作業
する事をお勧めします。 多少飽きたり いやになっても何とかやり遂げる
事が出来るとと思います。 作業が進む様に叱咤激励しますので。
W田さん
道具箱の塗装を行いました。 塗装は胡桃OILです。 濡れ色が濃く現れます。
塗るとこんな感じの物です。 道具箱と言うより和風の小型引出と言った所です。
引出の中に入れる 鑿箱も塗装し皮を貼りました。これは良い色だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/58/4546cc01de45df5c6bd1bd92324f51f7.jpg)
私
今日は人が少なく 自分の作業が出来ました。 酒卓を塗装しました。
マホガニー色の着色にダークウヲールナット色のOIL塗装にしてます。
少し赤味が強いので もう少し深く沈んだ色調に修正予定です。
次回は 4月15日(水曜日)の予定です。 宜しくお願いします。
俳句解説
桜の花も散ってしまい、湖面には花びらが花筏のの様に流れて行く。季節は巡り
春も過ぎ去って行くようだ。 そこには確かな時間の流れが有る。 芭蕉を呼んで
手厚くもてなしてくれた 近江の弟子との楽しい一時も過ぎ去り、芭蕉とその弟子は
岸辺にたって 春の過ぎ行く様を惜しみ、また芭蕉自身も 弟子と判れて新たな旅へと
伊勢方面に旅立って行く。旅を通して俳諧の道を確立するのは、使命であり 強い意志の現れ なのだだろう。
春は 別れと出会いの季節だ。 単に過ぎ去って行く物を惜しむだけでなく 次に
出会うであろう事象について、期待も持っているように思うが、そこまでの解釈には無理が
有るかな。