釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月3日 やったね、と…あっ!

2015年10月03日 | 日記
今日の海は、潮はゆっくりと払い出す上り潮なのだが、下の方は緩い上り潮の様な感じ。

潮の色も、昨日の様な透明感が無い様に感じる。

考えていたポイントでは、ベイトの影が思う様な形で映し出されていない。

「どうしよう。でも、最初はここから流してみましょう」

初めて船釣りをするという、今村さんの仕掛け作りから始める。

竿の準備が出来たところで、釣り開始。

船首の方で松岡さんが、最初のアタリを捉えたが、エソだった。

その直後、船尾のほうで今村さんがアタリを捉えた。

「おおっ、引きが強い」

と、針掛かりした獲物の引きに驚いた様子。



上がってきたのは、本命の真鯛。

1キロクラスだが、引きの強さを充分に味わうことが出来たみたいだ。

「ビギナーズラックだね。でも、やったね」

いきなりの鯛に、笑顔が朝日に輝いている。

船首で松岡さんが、何か大物を掛けた。

「おおっ、糸が出る」



竿が、極限まで曲がっている。

タモの準備をしていると、強烈な走りにリーダーが切られた。

「あっ、切られた…」

ドラッグを締めすぎたと口惜しそうだ。

今度は、吉田さんがアタリを捉えた。

「軽いです」

と言いながら上がってきたのは、ウッカリカサゴ。



続けて、吉田さんにアタリ。

上がってきたのは、チダイだった。



この後、アタリはあるのだが、途中で針はずれが続いた。

「船を流す場所を、変えてみましょうか」

水島沖の水深70メートルのポイントを、流してみた。

ここでも、吉田さんに鯛と思われるアタリが来たが、やり取りの途中で針はずれ。

「結構な引きをしていたのに…残念だ」

と口惜しそう。

釣りには、針はずれも付き物だが、手応えが大きいときの悔しさは、例えようがないほどだ。

次に移動したポイントで、魚探に大きなベイトの固まりが映し出された。

「凄いベイトだ」

今村さんが、魚探を見ながら驚かれている。

竿を出す皆さんの手にも、力が入っている。

河渕さんにアタリが来た。

「余り強い引きではないです」

と、ゆっくりと上がってきたのはレンコダイだった。



「小さいな。でも、綺麗な色をしていますね」

と、笑顔。

ここで、大きくポイント移動。

鵜戸方面に、暫く船を走らせる。

「こんな風に船を走らせるのも、気持ちのいい物ですね。島巡りで気分爽快ですね」

今村さんが、楽しそうにされている。

松岡さんと河渕さんは、前の方で一休み。

ポイントに到着すると、直ぐに全員で釣り再開。

今村さんに、今日一番の大当たり。

なんども、ドラッグからラインが引き出される。

「これは、強烈な引きだ」

冷静に、ゆっくりとラインを巻き上げていく。



海面に姿を見せたのは、2キロオーバーの良型の真鯛。

「おおっ、良い型だ」

皆さんから声が挙がる。

今村さんの嬉しそうな笑顔が、輝いている。

今村さんのこの真鯛で今日の釣りを打ち上げ、帰港した。